2017 / 06
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数日前の新聞記事に

みつこさんが通っていた某大学病院精神科で
うつ病の治療を受けていた方が
処方されていた薬の副作用で
重篤な被害を受けた。
と家族が提訴している
(ご本人は現在寝たきり状態)

というのがありました。

この記事を前に
最初に思ったことは、

この人は、本当にうつ病だったのだろうか。
もしかしたら、レビー小体型認知症だったのでは
ないだろうかということ(想像に過ぎないけれど)

もうひとつは

「私の脳でおこったこと」の著者の樋口さんも
うつ病と誤診されて、まちがった処方を
受けていたことを
のちに病院へご自身で伝えにいらっしゃった。

私は、みつこさんがあんな目にあったのに
一言も知らせることも、抗議もしなかった。

もしも、それが自分のことで
自分で医師に伝えることが可能であるならば
するかな? どうかな?

そんな自分(言いたいことをはっきり言えない)に、
いつもぼーーっとしている自分に
胸がチクチク痛みました。

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「私の脳でおこったこと」
樋口直美著 ブックマン社

若年性レビー小体型認知症であったのをうつ病と誤診断され、
6年間の誤治療の後、正しい診断がおり、
ご自身の努力もあって
現在は認知機能は正常に回復し、
自律神経障害以外の症状は消えている、
ご本人の日記。

レビー小体型認知症というのは、認知症と言われているけれど
当初は、決して認知症ではなく、レビー小体病という脳の病気で
あるのだということが、とてもよくわかります。

樋口直美さんが、ご自身の経過を公表して下さったことで、
どれだけの方が(介護家族も含め)助けられたことでしょう。
こうして、道を作って下さる方には、本当に感謝しかありません。

よしおさんは、晩年になって、レビーと診断されましたが、
いろいろ思い当たることが今になってあります。

よしおさんは、幻視のあるタイプではなく、
パーキンソニズムの出るタイプでしたので、
余計分かりにくかったと思います。

よしおさんは、みつこさんと比べ、
認知機能は長く保たれていました。
暴力的だったのは、脳血管性に+レビーだったからでしょう。

薬剤に異常に反応していましたが、
そのことを、なかなか一般の先生に分かってもらうことができませんでした。

パキシル(抗不安薬)は、全く合いませんでした。
樋口さんのような、お若くて、しっかりされた方でも
薬が合わないことを、医師に伝えることにとても困難を感じていらっしゃる。

よしおさんは、「毒を盛る気か?」というような反応しか
できなかったので、介護者が判断して、医師に伝えるしか
ありませんでした。幸い、岩田先生でしたので、よく話を聞いてくださり
助かりましたが、そうでなければ途方にくれたことでしょう。

人生の最後の方では、ほとんど1日中、寝てばかりの生活でした。
90歳を過ぎているのだから、老衰しているのかと思いましたが、
実際は、レビーの意識障害だったのかと思います。

ニコリンを点滴しますか?と言われたこともありましたが、
お断りしたこともあります。
どんな状態であっても、レビーの意識障害は、
やっぱりとった方が良かったのかな?

今も悩むことは多いです。
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1回目は、認知症の予防
2回目は、認知症の困った症状の対処法
(認知症の人がその人らしく生きるために)

<認知症の予防>
予防の方では、少し前の番組でも出演されていた
MCIの状態から改善された、雑誌記者の方が出演されていました。

確か以前の番組では、「運動と計算など、同時に2つのことを行う。」
今までやったことのないことに挑戦する」ということなどが勧められていました。

①今回は、さらに、脳内のネットワークを増やしていくためには、「速歩が有効である」という報告がアメリカでされているというのを取り上げていました。

MCI状態かどうかの判定は画像診断では難しいけれど、歩く速度が遅くなる、または歩くバランスが悪くなるというのは、MCIの状態かどうかの判定基準になるということから、MCIを防ぐために、有酸素運動が有効だという報告です。
具体的には1時間の速歩 3回/週 + 筋トレがよいそうです。

②脳の微小出血を防ぐ。そのためには高血圧をさける
具体的には、塩分控えめ。魚、野菜を摂取する。

③所謂、脳トレを行う。パソコン、スマホのゲームでも可。神経衰弱みたいは記憶のゲームが有効とのことです。

4つ目は、何だったか、思い出せません。

<困った症状の対処法>

こちらは、家族向けのものです。
認知症という病気を患っている人も、ひとりの人としての想いは決して失われてはいない。うまく表現できていないだけだということを理解することが大切。
認知症の人の困った(家族にとって)症状には、理由がある、それを理解することで変わる。

具体例として、取り上げられていた方は、同居のお母さんが認知症で、夜なかなか寝てくれなくて、夜なかに何度も起こされて、熟睡できないという方でしたが、お母さんに対して、常に命令口調で、あぁしろ、こうしろと指示していたのを、主治医のアドバイスで、お母さんの気持ちを聞き出すように変えていくと、しだいに治まっていったというものでした。


この番組を見て、私も相当に反省しました。

前提として、「適切な治療をしている上で」、というところは付け加えておきたいですが、その先は家族(あるいは介護者)の対処のしかた如何なのだなと思います。それを愛というのかもしれない。

みつこさんに対しても、よしおさんに対しても、冷たく、命令口調で言ったことが多かった。
みつこさんからは、「あなたは、私を叱った!」と抗議されたこともありました。
自分がどのように育てられたかという想いが、介護の姿勢にも反映していたけれど、それは、やったらやりかえすみたいな、愛とは遠い姿勢だったなぁ~と、ふと、気付いて、気づくまでに、何年もの時間が必要だったんだなあと、この番組をみていて、しみじみと思いました。

<認知症を患っている人も、表現できない部分はあっても、心の中に想いはあふれている>

ある介護施設で、通ってきている方たちに、文章で思いを書いてもらっていました。言葉ではうまく表現できない人も、ゆっくり、上手に引き出してもらうと、文章で思いを表すことができました。その思いをくむことで、困った症状への対処法をあらためていくことができていました。

介護者はともすると、上から目線になりがちです。
自身の反省とともに、とても考えさせられました。
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過去日記にこんな記事があります。

2004年の春、みつこさんの認知症の症状がはっきりと
表面に出て来た頃です。よしおさんの「物盗られ妄想」とは
少し違うのですが、同じような妄想の一種なんだろうと
思っていました。

与謝野晶子の本をあなたに貸してあるけれど、返して頂戴。」と
繰り返し言われ、私は困惑していました。どうしても借りた覚えが
なかったからです。夫には「腰痛ベルトを貸したから、返して」と
言っていました。どちらも確かにみつこさんの物だったのですけど、
自分でどこにしまったのか見つけられなくなったものを、誰かに
貸したと思い込むようになったのだと思います。

あれから、11年。
思いもかけず、「与謝野晶子詩歌集」に巡り合いました。
みつこさんが、この本のことを言っていたのだと分かりました。
私には見覚えのない本でした。
中に伝票がしおり代わりにはさんであり、みつこさんが
まだ公務員だった時に、職場で購入した本だったことが
わかりました。大切にしていたのだと思います。

今、両親の住んでいた家を手放すべく、大片付け中です。
屋根裏部屋の片隅に、私の本類が箱詰めにして置いて
ありました。そのうちのひとつの箱の中に、私の本に挟まれて
この「与謝野晶子詩歌集」が混ざり込んでいました。

私が自分で屋根裏部屋に運んだのか
或いは、私の部屋を使っていたみつこさんが、私の部屋を
片付けて屋根裏部屋に移動させて、その時に自分の本も
間違えて紛れこませてしまったのか
今となってはそれはわかりません。

与謝野晶子詩歌集」が、「見つけてくれてありがとう」と
言っているような気がしたし、みつこさんにも、「探して
いた本、やっと見つかったよ。
」って報告できて嬉しい。
心のわだかまりが、ひとつづつ消えていきます。
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TV番組「チョイス」から
MCIから引き返すために


チョイス=選択

この日は軽度認知障害(MCI)の状態から引き返した人が、
どんなチョイスをしたかということを話題としていました。

60代前半の男性、現役の週刊誌記者の方。

受診のきっかけとなった症状は
忘れ物が多い、探し物が多い。
仕事上で、ダブルブッキングをした。
インタビューをしていても、メモがとれない。
漢字がわからない。
話の要点を文章にまとめることが困難だと感じる。
頭にもやがかかったような、キレの悪さを感じる。
等のことがあり、
記者という仕事をまだ続けていきたいから、受診しようと決心する。

検査の結果は、MCI(軽度認知障害)であった。

でも、自分は認知症とは真逆の位置にいるという気持ちをもっていたので
「まさか自分が認知症予備軍なんて」という気持ちもあり、とてもショックだった。

が、わかった以上、できることをしようと積極的にやれることをする。

まず、職場では、MCIであることを公表して、まわりの理解を得るようにした。

それから、病院の主宰する、いろいろなプログラムに積極的に参加する。
たとえば、ダンスとか、運動とか、絵、染物とか、同じようなお仲間と一緒に
今まで全くやったことのないことに挑戦し、とても新鮮な気持ちになる。
それを1年続けて、めでたく、認知症街道をUターンして、
検査結果は受診時より良くなっていた。

MCIの状態で、放置すれば、1年で、認知症を発症する可能性ありなのだそうです。
認知症の発症とは、生活に支障が出る状態をいいます。


よく認知症予防として、ふたつのことを同時にする。
脳の2つの部分を同時に使うと良いと言われます。
計算をしながら、運動をするとか。

この方は、記者として、インタビューをして、話を聞き出し、
それを記事にするという知的な作業をしていらっしゃるわけだけど、
知的作業を続けていれば、認知症にならないということでは
ないらしい。

もっと、脳の全然別の部分を使うことが必要らしい。

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私は60代半ば、
人の名前が思い出せないことが多くなったし、
昨晩食事をしたことは忘れてないけど、何を食べたか一瞬考えることはある。
探しものもするし、
買い物にはメモが必要だし、
何となくキレが悪いとも感じる。

よしおさんや、みつおさんを見送ってみて感じる事は
やっぱり、予防できるのであれば、自分は認知症を発症したくないです。

この番組をみていて、
MCIから引き返すためには、何が有効なんだろうか
というのが一番知りたかったのだけど、
あまり、はっきりわかりませんでした。

成人病をふせぐような栄養管理。
適度な運動。
脳トレ。
人と触れ合う。

今までやったことのないことに挑戦するというのが
唯一、情報として感じました。

私はやっぱり、上記の様な一般に言われていることに加えて
あの健康補助食品に頼ろうと思います。

あなたなら、どうしますか
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パンドラ

Author:パンドラ
2009.10 笑顔のみつこさん
このブログは、ピック病のみつこさん(継母)が特養に入所した'07年10月から始めました。レビーmixのよしおさんは'07年11月から認知症の治療を始めることが可能となり、医療を通じて、ふたりをみることができるようになりました。ふたりの改善の記録とその後の看病、看取り、3回忌法要までを綴りました。

(NEW)2000~2007に、みつこさんが適切な診断と治療を受けていないことに、私は何故気付けなかったのかを考えてみたい、そのことが今困っていらっしゃる方の助けとなることを願って、ブログを再開します。
(2015年2月)

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「両親の改善報告」
「患者家族としての気持ちの変化」
2009.5~6 報告

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