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今のよしおさんは、一時期のことを思うとたいへん穏やかそのものです。今は「よしおさんが興奮して怒る」ということを私が忘れているくらいです。興奮の前兆である「胸のどかん」もしばらく聞いていません。

確かに認知症は進行していますし、聴力も悪化しているため、話を理解すること自体が困難になってきていますが、意志疎通は十分にできますので、生活する上で困ることはありません。

よしおさんの認知症は現在はレビー小体型認知症+微小脳梗塞ありと診断されています。当初はアルツハイマー型認知症+微小脳梗塞と診断されていましたが、歯車様固縮あり、足のふらつき(パーキンソニズム)あり、薬剤過敏あり、という症状が出そろってきて、診断変更となりました。

ただし、診断名は何であれ、当初(2007年11月初診)から症状に応じた投薬を受けてきましたので、診断変更だからといって問題になることは何もありません。

まだ治療を開始する以前の2007年の始めの頃の日記を見返してみると、たった3年前のことですが、認知症は介護者の対応で症状を軽減するものだと考えていることがよく読みとれ、我ながら当時の自分が可哀そうになります。

この当時、みつこさんは大学病院の精神科に通っていました。よしおさんに対しては全く無治療ですが、私自身どこまで認知症だと意識していたかあやふやです。

私がみつこさんとよしおさんのふたり暮らしを支えていました。よしおさんは家を無人で空けることは許さず、自分が出かける時(通院など)には私を留守番にしていましたが、私と夫を疑っていましたので、みつこさんも一緒に留守番させることを要求していました。

当時の妄想が出た時の日記です。
よしおさんの妄想 2007/1/29
続よしおさんの妄想 2007/1/30
続続よしおさんの妄想 2007/1/30

この頃はケアマネさんも、妄想を上手に乗り切って、どうしても出来なくなった時には施設にゆだねることを考えましょうというアドバイスですし、コメント下さるお友達も同様のアドバイスでした。

今ならば、この陽性症状に頭を抱え、どう対応しようかと悩む前に、何とか抑制系の薬を飲ませる方法を考えます。認知症を学ぶ会掲示板という強い味方もあります。たった3年前のことですが、隔世の感があります。

もしも、今でも、「年相応の物忘れに過ぎない」とか、「認知症は病気ではない」とか、「困った症状が出たら施設入所」とか、考えていらっしゃる方があるならば、認知症は病気なのだから、まずは治療する、早くみつければ早いほど治りがよいということを覚えていて欲しいと思います。


今日のなんくるカード
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めんそーれ

心を込めて めんそーれ
いつも笑顔で めんそーれ
ようこそ地球へ めんそーれ。


   *めんそーれ:いらっしゃい
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【No title】
本当に認知症は早期の発見、治療が必要だと思います。
出来ればコウノメッソドにのっとった治療をしてくださる医師を見つけるか、見つからなければ先ず介護家族がコウノメッソドを理解することが絶対に必要なのでしょうね。
コウノメッソドを理解するためにもパンドラさん、kuririnさんのブログは必読だと思っています。

さて母の病名なのですが、認知症専門病院の神経内科でCT所見と腕の歯車様筋固縮がみられないことなどからアルツハイマー病の中期から後期と診断されました。もう薬で改善は期待できないということで通院は断られ、今後は薬(デパス0,5mg2錠)も減らしていった方がいいと言われました。
当初からうつ症状が強く、2005年ごろから見ていたドクターコウノの認知症コーナーで知ったレビー小体型認知症に幻視がない以外似ていると思っていたので少し驚きました。ケアマネージャやヘルパーさんも酷い記憶障害はあるがアルツハイマーとは違うと言われ続け、2005年から小刻み歩行が現れていたので私はレビー小体型認知症と思っていました。
この病院の院長は認知症でうちの病院にたどりついた人は面倒を診るとラジオで言われていたのでがっかりしました。
認知症専門病院への転院を口実に特養の嘱託医を主治医にすることに抵抗してきたので追い詰められましたが、幸いケアマネージャーが替り、河野先生の著書、kuririnさんに送って頂いた京都セミナーのDVDを見てもらって、何とかこの話は止まりました。
3年間夜間せん妄が止められない医療状況に漫然と母をゆだねることは出来るだけしたくありません。
【*mizuhoさんへ】
mizuhoさん、コメントありがとうございます。

父の場合は早期治療ではありませんでしたが、それでもこうして良い状態が保てていますので、どんな状況でも諦めることなく治療を試みることは大事だと思います。

当ブログは反面教師の面が大きいですけれども、参考にして頂いて有り難く思います。

mizuhoさんのお母様の治療はなかなか苦戦を強いられていらして、たいへんです。お察し致します。施設入所していると家族の自由にはならない部分が大きくストレスを感じておられる状態は良く理解できます。
mizuhoさんのご判断での調整を聞き入れて頂けるといいのですけれど。

診断はあまり気にされず、とにかく症状だけを抑える方向でお母様を看ていかれたらよいのではないでしょうか。うちは幸いせん妄というのはないのですが、皆さんのお話をうかがっていると、なかなか一筋縄ではいかないようですね。良い方法が見つかりますようにと願うしかなく、申し訳ない気持ちです。
【No title】
0パンドラさん、投稿の訂正をします。

3年間夜間せん妄が止められない……は母ではありません。書き方があいまいでご迷惑をおかけしたことをお詫びします。
昨年、一昨年の今頃は夜間せん妄といってよかったと思いますが、今年は就寝時、夜間も概ね落ち着いています。やはり給水不足による脱水が原因だったようです。
3年間夜間せん妄が止まらないのは母の向かいの部屋の方で、アルツハイマーにしては口はたつ、幻視はあるは、薬剤過敏もあり、レビーの典型のような方ですが、昨年まではスタッフの多くは統合失調症に認知症が重なった方と認識していました。
河野先生の「認知症治療28の満足」、京都セミナーのDVDを見てくれたスタッフはレビーと認識していますが、DVDを見てくれた一人を除いて看護士はそう思っていないようです。
前職製薬会社の介護士さんが睡眠導入剤を飲むと起きることから減らした方がいいと思うと漏らしていました。絶叫する時間(8時ごろ)には看護士は帰っているので問題にはなっていないようです。
分封されている袋にアモバンと書かれていました。hokehoke先生ならリスミーに替えて様子を見るのでしょうね。

もうひとつ訂正。
コウノメッソドではなくコウノメソッドでした。
【*mizuhoさんへ】
こんばんは~。
私の読み違いで失礼致しました。
医師でも認知症に対して無関心の先生が多い中、看護師さん、介護士さんに認知症について理解頂くのは並大抵のことではないと思います。

母のいる施設は特殊な(良い)例だと思います。それでも他の利用者さんに対してはご家族の意向もありますし、なかなか口を出せないでいます。(特にフェルガードの利用については聞かれない限りこちらからお話することはできません)

mizuhoさんは正義感をもって努力されているので、感服致します。
介護士さんのためにも、ご本人のためにも、せん妄が治まるといいですね。
【認知症治療について】
私が長年認知症の治療に携わってこれたのは、せん妄の治療が可能だった事が大きな理由です。
ニコリン(シチコリン)多量静脈注射で、せん妄の治療を行う事が出来た事で、ある程度認知症に対応してこれました。
せん妄は、治療さえきちんとすればそれほど怖いものではありません。
リスミーとアモバンは、同時に深睡眠を増やすと言う事で、病院全体で導入しました。高齢者は作用時間が短いアモバンを、若い方は作用時間の長いリスミーで対応を開始しました。アモバンで確かに深睡眠が増えましたが、せん妄発作を起こす方が目立ちました。それで高齢者もリスミーへ変更した記憶があります。この当時から作用時間が極めて短い眠剤がせん妄を起こしやすいと言う事は、言われていました。
現在はハルシオン・アモバン・マイスリーが超短時間作用型で、せん妄が多いとFADから勧告されています。

本題から少しそれましたが、認知症の治療は、介護法も重要な要素です。これは、不適切な対応をすると異常行動が多くなると言う事実があったからです。私が認知症に関わり始めた当時、確実に改善効果を示したのは、ニコリンのみでした。サアミオンは、確かに効果がある方もいましたが、マイナス面もあり使用をやめていました。
グラマリールは、急性のせん妄には効果が乏しく、発売当初は薬代も高く使用しにくい薬剤と言う印象しかありませんでした。グラマリールが必要な患者は、ニコリンで十分改善していましたから・・・・。河野先生も精神科医の評価が昔から低いと言っていましたが、他の薬剤のほうが使いやすいと考えていました。
現在は「コウノメソッド」にフェルガード類があります。これらをうまく使うと、非常に効果があります。このような治療を行わず、介護法だけで認知症に立ち向かうのは、施設ならともかく在宅では非常な困難を伴う事は、明らかでしょう。私は現在有料老人ホームやグループホームの入居者を中心に診療にあったっています。この範囲では、フェルガードを使用することなく、コウノメソッドだけで、多くの方に対応しておりますが、それなりの成果を出せています。このような治療が多くの認知症の方に行われるようになる事を、私も願っています。
【*hokehoke先生へ】
hokehoke先生、貴重なコメントありがとうございます。

この記事のタイトルはちょっと誤解を招きそうだと気づきましたが、介護は当然していることを前提として、それだけではいけない、治療なくしては認知症は改善しないと言いたかったのです。

睡眠剤についての先生のご経験からのご意見、せん妄に対してのニコリンの有効性、グラマリールについてなど、皆さんのお役にたつ貴重なご意見ですので、このまま保存版として残させて頂きます。

父の場合は、治療を受けたくても上手に受けさせることができなかった時に、何とかしてグラマリールを入手して飲ませることができたら、おそらく妄想に悩まされる期間が短くて済んだだろうと思います。内科のかかりつけの医師にお願いした時には簡単に却下されてしまいました。ましてやニコリンはお願いのしようもありません。それもこれも、私自身が治療の重要性をよくわかっていなかったからということもあります。当時hokehoke先生のような訪問診療の先生がいて下さって、ご相談できたならば父の妄想にじっと耐えていることもなかったなと思います。

今は学ぶ会の掲示板などで最新の知識を得ることができるので、家族にとっても大変助けになります。
【hokehoke先生ありがとうございます】
先生、ありがとうございます。
こぶたさんのhokehoke通信でせん妄とその即効治療法があることを知りました。ちょうど母の一回目の大興奮がが治まりつつあったときでしたので強い関心を持って読みました。
黒澤 尚「精神科医HK」の挑戦(1)(2)(ヘルス出版新書)にせん妄にページは割いているのですが治療法については書かれていないので今も先生のコメントを読み直すことが多いです
母の医療環境には先生のニコリン多量静脈注射をやってくださる医師はまだいませんが、コウノメソッドの普及でどこでも先生も治療法が受けられればいいなと思っています。
【*mizuhoさんへ】
hokehoke先生からのコメント有り難いです。とても勉強になります。
mizuhoさん、ご返信ありがとうございます。

地方差なくどこに居ても適切な治療が受けられる日を望んでいます。
【はじめまして】
ブログはじめて拝見しました。おひとりでお父さんとお母さんの2人の介護が大変なのは私でも用意に想像つきます。昨年6月に育ての親の祖母が亡くなりましたが。認知症、初期の妄想や暴言は大変だったのを読んで思い出してしまいました。また、ブログによらせていただきます。
【*カワヨシ@プラスワンさんへ】
はじめまして。ご訪問どうもありがとうございます。

昨年お亡くなりになったお祖母様(親かわりでいらした)も、認知症の陽性症状でお困りだったのですね。どんなにかお辛い体験をなさったことでしょう。

このブログははじめはただの介護の記録だったのですが、今は、認知症の周辺症状は適切な治療さえすれば、よくなるものであるということをひとりでも多くの方に知って頂きたくて、そのために続けています。

よろしければまたのお越しをお待ちしております。
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パンドラ

Author:パンドラ
2009.10 笑顔のみつこさん
このブログは、ピック病のみつこさん(継母)が特養に入所した'07年10月から始めました。レビーmixのよしおさんは'07年11月から認知症の治療を始めることが可能となり、医療を通じて、ふたりをみることができるようになりました。ふたりの改善の記録とその後の看病、看取り、3回忌法要までを綴りました。

(NEW)2000~2007に、みつこさんが適切な診断と治療を受けていないことに、私は何故気付けなかったのかを考えてみたい、そのことが今困っていらっしゃる方の助けとなることを願って、ブログを再開します。
(2015年2月)

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「両親の改善報告」
「患者家族としての気持ちの変化」
2009.5~6 報告

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