2017 / 06
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みつこさんの面会に出かけました。
日曜日ということで、家族の姿がちらほら見られました。

私は家に置いてある、動物のぬいぐるみを洗濯して、みつこさんに持って行きました。
ユニットにつくと、テーブルにつっぷしていました。テーブルの上には白いわんちゃんのぬいぐるみが置いてありました。どなたかが動物好きのみつこさんの為に持ってきて下さったのでしょう。

みつこさん、みつこさん」と揺すると、首を嫌々と振るので、脈があります。目の前に持参したぬいぐるみを置いて、頭を実力行使であげさせてしまうと、「でへぇ~」と笑顔を見せてくれました。ぬいぐるみはどうやら気に入ってくれたらしく、膝に乗せてくれました。

そのまま、喫茶まで移動しました。車イスを動かすと、よほどでない限り目を覚ましてくれます。喫茶には誰も人がいなかったので、ここでマッサージをすることにしました。みつこさんは据わったままで、膝が90度に曲がった状態のまま、かかとを持ち上げると結構足をあげることができます。これで股関節も動かすことができます。足くびは固まっていて、なかなか回すことができません。力がぐっと入っているのかもしれません。ま、無理せず、やれることをやれるだけやっています。

この時、良い笑顔を見せてくれたので、「写真を撮ってもいい?」と聞いてカメラを向けると、「こお?」と聞きながら、ぬいぐるみをカメラに向けてポーズをとってくれました。なんて素晴らしい!
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写真撮影の後は、施設内めぐりです。3階から2階へ降りて、歩いていると、トイプードルを連れたご家族に出会いました。声をかけて触らせて頂きました。

ところがわんちゃんが若いのか、性格なのか、とってもきゃっきゃと華やかな子で、みつこさんのお膝の上でおおはしゃぎで、みつこさんの顔をベロベロになめていました。みつこさんはちょっと迷惑そうな顔をしましたが、それ以上にはならなかったのですが、お礼を言って、早々に引き揚げることにしました。

この飼い主さんとわんちゃんは性格が似ているのか、わんちゃんが飼い主に似てくるのか、飼い主さんが、みつこさんに「リリーちゃんて言うの。リリーちゃんて呼んで。」と言います。通じないみつこさんが黙っていると、さらにたたみかけるように、「リリーちゃんて呼んで。」としつこいこと、しつこいこと。
こちらから声をかけておいて申し訳ないけれど、「これはあかん」と思いました。

ユニットに戻って、おやつを出して頂きました。今日は手作りりんごゼリーで、りんごのすりおろしが感じられて美味しそうでした。みつこさんも私の介助でペロリと完食しました。

今のみつこさんに私ができることと言えば、こんなことだけですけれど、みつこさんの笑顔を1日でも長く見ることができるように、努力していこうと心に誓っています。


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昨日、ふっと、入所した日のことを思い出しました。
あれから、もうじき2年になります。

あの日の朝、みつこさんは何か変だと感じながらも、私と夫の無言の圧力に押されて、出かけることになりました。

私は、この場で修羅を演じては行けないとそれだけを念じていました。だから、威厳をもって、絶対に有無を言わさないよという気迫で、「みつこさん、今日はどうしても行かなくちゃいけないところがあるから、一緒に行こうね。」と迫りました。

逃げられないと思ったみつこさんは、寝ているよしおさんに「行ってきますと言ってくる。」と奥へ戻りました。もしも、「助けて」とよしおさんに訴えたら、どうしようと思いましたが、お別れは言わせてあげたかったので、そっと玄関で待ちました。

奥からみつこさんの声が聞こえました。
おとうさん、私、どこかしらないけど、行くんだって。ちゃんと帰ってくるから、待っててね。行ってきます。」そう言うと、玄関へ戻ってきてくれました。

行ってらっしゃい。」と言っていたよしおさんも起きてきて、玄関まで送りにきました。
元気でなっ」と最後に言いました。

82歳目前だったみつこさんは、まだ言葉も話せたし、状況も何となく理解できていました。玄関から門までの階段も自力で歩いていました。

ピック病と一口にいっても、症状は様々なようです。そして、みつこさんの年齢から考えれば、仕方がないと思われるかもしれませんが、やはり、進行した認知症は残酷です。
原因と治療法の発見される日を心から望んでいます。私がみつこさんの為に試行錯誤していることが、何かのお役に立つのならば、これからも、どんどん発表していこうと考えています。
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【】
パンドラさん、こんにちは♪
みつこさんのお写真、素敵な笑顔ですねv-238
このお顔なら、確かに「リリーちゃんって呼んで」って言われちゃいそうですね。
場所柄、察してほしいな~とも思いますけどね。

面会のときのマッサージやお散歩が、みつこさんのいい刺激になっているようで、拝見していてわたしもニコニコしてしまいます。
【*どぅさんへ】
こんばんは♪
みつこさんの写真をほめて下さってありがとうございます。
自然な笑顔の時と、ちょっと攻撃的な感じの時とあります。
写真は正直だなって思います。
みつこさんはただの動物好きの体の不自由な人と思われたのかもしれません。
でも、それは嬉しいことですねぇ。

ほっておくと、眠ってしまうので、せめて私が訪ねた時くらいは刺激的な生活にしてもらおうと思っています。

どぅさん、いつもありがとうございます。

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パンドラ

Author:パンドラ
2009.10 笑顔のみつこさん
このブログは、ピック病のみつこさん(継母)が特養に入所した'07年10月から始めました。レビーmixのよしおさんは'07年11月から認知症の治療を始めることが可能となり、医療を通じて、ふたりをみることができるようになりました。ふたりの改善の記録とその後の看病、看取り、3回忌法要までを綴りました。

(NEW)2000~2007に、みつこさんが適切な診断と治療を受けていないことに、私は何故気付けなかったのかを考えてみたい、そのことが今困っていらっしゃる方の助けとなることを願って、ブログを再開します。
(2015年2月)

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