2017 / 10
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【みつこさん】
みつこさんを訪ねて行きますと、このほかほか陽気、みつこさんじゃなくても眠たくなるようで、フロアに出てきている人全員うたたね状態でした。

みつこさんは揺すると目を開いてくれたので、そのまま喫茶室へ連行しました。
1番乗りはしたのですが、後から2組、常連さんが現れました。
ひと組は例の方達で、何だか気分がそがれて、そうそうに帰ってきてしまいました。

ユニットのテーブルで洗濯たたみを手伝いながら、おやつを待っていると、やおらみつこさんが立ち上がろうとします。
みつこさんが立ち上がる時は、トイレです。
介護士さんにトイレ介助をお願いしました。ところが待てど暮らせど帰ってきません。
そのうち、看護師さんが、トイレに呼ばれて行きました。
しばらくすると、「すっきりしましたーーーーっ」と戻ってきました。

看護師さんの説明によれば、ファイバーゼリー、プルーン、ヨーグルトなどの食べ物も精を出して食べているし、それにまる1日排便がない時には、麻子仁丸を朝夕各1包飲ませる。
そのパターンで、だいたい3日1度のペースで排便ができるようになったそうです。
便が多少柔らかくなっているので、ちょっと刺激すると、スムースに出るそうです。
便秘に関しては、まずはめでたしめでたしです。

フェルガード100Mに関しては、先日の診察時から6包に増やしていたのですが、他の薬も増えていることですし、もう一度、以前の5包に戻して頂くようにお願いしてきました。

みつこさんが施設に入所して、1年半になります。
この間、情緒的には非常に落ち着きましたが、認知症の中核症状は残念ながら、進行していると言わざるを得ません。
歩行が困難になったこと。
日本語がわからなくなっていること。単語が出たり、簡単な会話が成り立つこともあるけれど、ほぼ意志疎通は困難になってしまいました。

コウノ先生の勉強会に改善例として登場するピック病の英語の先生のお話を伺いますと、みつこさんにも改善の淡い期待をしてしまいますが、もうそんな幻想は捨てた方がよいかもしれません。

その英語の先生は、2年間病院精神科に幽閉されていて、このままここで一生を終えて頂くのか・・とコウノ先生が思われた方ですが、フェルガードとの出会いもあって、良くなられ、家に帰ることもでき、今は通院されているそうですが、先生と極普通の会話ができるまでになられたそうです。

みつこさんが正しい治療を始めた時点のことを思えば、こうして今、抗精神薬なしで、1年近く落ち着いていられることさえ、奇跡とも言えると思います。
年齢も83歳です。それになんたって、ピック病です。

もう今は、躍起になって認知症を改善させようと、興奮系の薬を増やしていく段階ではない。
情緒的に落ち着いた状態で、後は体調の維持に努めるべき時だ
」とご指摘を頂きました。

家族は、ともすると、欲が出て、目がくらむから。
もっと良くなれ、会話ができるようになれ、私のことを○○ちゃんと名指しで呼んで、とか、どんどん期待を膨らませてしまいます。

でも、あんまり頑張れ頑張れと薬を入れると、みつこさんの体は悲鳴を上げるかもしれない。
もう、これ以上頑張れませーん」って。
フェルガード100M、5包に戻すことにしました。

今日は帰りがけに、「もう帰るの?」っと言ってくれました。
なんか、寂しいけど、嬉しい言葉でした。


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【よしおさん】
よしおさんは、何だかまぶたが赤く、腫れぼったい。
どうしたことでしょーーー、食欲もちょっぴり下降ぎみだし、、、、。
八味丸が蓄積してきたのでしょうか。とか思っていました。

今日はデイの日ですが、朝あまりにもよいお天気で気持ちがよかったので、よしおさんに外で待ってもらうことにしました。
ふと、顔を見ると、両目とも、めやにでくちゃくちゃです。
まぶたが腫れぼったかったのは、このせいなんだと分かりました。
結膜炎というわけでもなく、単純な目の炎症だと思います。
クラビット点眼薬があったので、走って家に戻って、点眼薬を持ってきて、庭で眼薬を注すことにしました。
目を開けようとすると、意地になったみたいに、ぎゅっと目に力を入れて閉じようとします。
眼薬を注すことはわかっているので、意識的に閉じているわけではなく、無意識下でそうなるのでしょう。
そして、右目に注そうとしたら、「そっちの目は見えないんだよ」と言います。
だから、何なのさー」と言いたくなりますが、こういうところが認知症の認知症たる所以なんでしょう。
目やにが出てるから注すのよ。」と言ったら、わかったような、わかんないような、、、でした。

よしおさんの認知症も着実に進行しているようですが、生活していく上では、全くと言っていいほど不自由はありません。
陽性症状さえ出なければ、忘れることくらいなんでもなーいよっと言えます。
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【】
私も両親に「私も頑張るから、一緒に頑張ろうね!」と意気込んだときがあります。そのとき、回りのケアマネや理学療法士さんから、やんわりと「若い健常者と病のある老人は違う!」というニュアンスのことを言われていたのです。自分ではたと気がつくまで、長かったですよ。

よしおさんのメヤニ。父は水分不足になると、朝起きても、目を開けられないくらいになってます。そして、よしおさんと同じように目薬を点すのを嫌がって、目を閉じてしまうのです。無理に目をこじあけて点そうとすると、ぎゃーーーっ!とすごい悲鳴をあげるのです。そんな声を聞いた母は、ひゃー、びっくりした!ちゃーに父さんが殺されるところなんじゃないかと思った!っていうのです。父の点眼ですが、何か良い方法はないものでしょうか?ブログをご覧の皆様、アドバイスをよろしくお願いします!
【*ちゃーさんへ】
ちゃーさん、コメントありがとうございます。
冷静に見てみると、両親とも認知症の中核症状は少しづつ進行しています。
父の忘れる度合は進んでいるし、母の言語能力は一層衰えています。
それを何とか食い止めたいという焦りが自分にありました。
でも、考えてみれば、認知症はストップしても、身体がダウンしたのでは、何のことはありません。

もっと大きい目で体全体を見なくてはいけないと気づかせて頂きました。

眼やには、水分不足でも起きるのですね。
ありがとうございます。
細菌感染だとばかり思っていました。

目薬の注し方は教えてほしいです。
ぎゅーっと目をつむってしまうもの。
ちゃーさんのお父様のように、ぎゃーって言われたら、ひるんでしまうわ。

どなたか、名案をお持ちでしたら、教えて下さいね。
【】
ちゃーさんの文章をよんで、私もそうだ・・・と思いました。そう言ってくれる人がいなかったので、ますます頑張り、今は空回りに疲れ、父の悪化も私のせいじゃないかな?と思います。
と言っても、頑張ってしまう。この頑張りが父を疲れさせる。なるようになる、と思っても、頑張らないとみんな幸せになれない気がする。頑張り所が違うのかな?
どうしたらいいんでしょうか、この考え。
せめて、陽性症状が治まってくれれば。
それだけでいいのに。(って、パンドラさんの言うとおり、そうなるとまた欲が出るのかも)

点眼は難しいですよね。ウチは珍しく目薬は嫌がらないのですが、ほっそーい目(力が入るので)に入れるのが大変。
私より、大胆な母の方が上手に入れます。
【*まきぼんさんへ】
コメントありがとうございます。
ちゃーさん、あたし、まきぼんさんと、それぞれに置かれた状況が微妙に異なるので、一概には言えないことなのですが、私の場合はみつこさんの認知症の改善に躍起となるところがあります。
みつこさんの場合、するだけの改善はすでにしている、頭打ち状態だと思います。
それなのに、私が「もっと良くなれ、もっとなれ」と、フェルガードをどんどん入れてみよう~みたいなノリになっていました。
それは、もしかすると、みつこさんの体にとっては負担かもしれないということです。

ちゃーさんの場合、まきぼんさんの場合はどうでしょうね。
年齢と、他の病気も含めて、体全体を大きく見ることって大切なんだね~。
トータルで、一番良いところへおさまらないといけにものね。

目薬は、皆さんたいへんなんだ。
反射的に拒否するのでしょうか。
よしおさんなんて、首が回らないのに、立ったままで点眼しようとしたから、ほとんど入りませんでした。
どこにそんな力があるのかと思うくらい、目をぐっと閉じていましたよ。
以前、白内障の時の点眼は、眠っている時に注すとうまくいきました。
【】
ウチも、首が回らないので困りますよ。
冗談?と思うぐらい、特に上に向くのは無理です。
ずっと下を向いているから固まってるみたいです。
目薬、粉薬、歯磨き・・。
色々無理な物が増えてきています。

私も多分、父の認知症が少しでも改善しているのなら
もっと良い方向へ!と躍起になっていると思います。
今はまだその段階ではなく、一筋の光を探している所です。
この病気になる前の父は、私の意見をよく聞いてくれて
リハビリなど頑張っていました。
だから今も、私の思いが伝わるんじゃないだろうか?と、
頑張らない=諦め になってしまうんじゃないだろうか?
と考えてしまいます。

同じ事は繰り返したくないので、これから私はどうしたらいいのか、その事をよく考えますが、答えが出ません。

でも、目薬って私も苦手です。
一発で決められた事ないです。(笑)
でも人にしてもらうのも、少し怖いです。
だから、気持ちはわかります。

【】
頑張らない=諦め になってしまうんじゃないだろうか?
と考えてしまいます。

まきぽんさんの、↑おきもちとてもよく、理解できます。頑張らないことは、決してあきらめることではない!と自然に分かる日がくると思います。それまで、まきぽんさんはまきぽんさんらしい頑張り方でいいのでだと思います。無理に理解して、頭に叩き込む必要なないです。かすかな余韻程度に頭の隅っこに残しておいていただければ、そのときがきたら、きっと気がつかれると思います。
家族は欲張りで当然です。病になる以前の患者の笑顔を知っているのですから…。少しでも、あの笑顔を‥・。少しでも、私たちを忘れてほしくない…。家族の絆が深いほど、そう思わずにはいられません。
私は今、心から思います。両親の娘でよかった!って。自分の思い通りの介護ができているんですから・・・。
【*まきぼんさんへ】
私もちゃーさんがおっしゃっているように、がんばらない=諦めとは違うと思います。

まきぼんさんのお父様は年齢がお若いのと、今だ改善に辿り着いていらっしゃらないので、問題は異なるとは思います。
私も自分に言い聞かせているのですが、大きな目で一人の人全部を見ることが大事なんだと思います。

トータルでのよりよい改善を目指して~♪


首って、固まっているんですね。
あれでは血流が悪そうって思いました。
目薬は声掛けせず、いきなりっていうのはどうでしょうか。
心臓が止まっては困るけど(笑)


【*ちゃーさんへ】
まきぼんさんへのコメントありがとうございます。

みんなそれぞれ状況が違うので、被介護者のことを考えて、がんばり過ぎて、介護者が倒れてしまってはどうしようもないと思います。
「諦め」とは違うということは私も声を大にして言いたいです。

ひとりの被介護者の問題点は、体の病気、とりまく環境、認知症、、、と多岐に渡っていると思うので、そのすべてを見渡して、トータル的に改善すればすればよいと今は思っています。
【】
ちゃーさんへ
 
自然に分かる日が来るのですね。
色々パンドラさんに助言を頂いているのに
同じ事を繰り返す自分に嫌気がさしていたのですが
自然に分かる日が来ると聞いて、ホッとしました。
皆さん、もがいて苦しんでやっと自分で答えを見つけて
いらっしゃる。
私もまだその段階なのですね。
ちゃーさん、ありがとうございます。
泣いちゃった♪

パンドラさん

「大きな目で一人の人全部を見ることが大事 」
自分の視点を変えなければいけないと思っています。
常に心に置いて、気をつけたいと思います。
いつもありがとうございます。
こうやって相談にのってもらえる人達に巡り会えて
幸せです。
まだまだ未熟な私をよろしくお願いします。<(_ _)>
【*まきぼんさんへ】
ひとりで悩まないで、
ここで、みんなで考えようね。
きっといい案が浮かぶよ。

私も悩んでばかりよ。
でも、皆さんのご意見で、
はっと目が覚めることは
一杯あります!!!
【まきぽんさんへ】
お父様の命の火が灯っている間は、いつでも仕切り直しができます。修正可能なのよ。
私は今も「しまった!」の繰り返しです!苦笑
【*ちゃーさんへ】
まきぼんさんへのお言葉ありがとうございます!
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パンドラ

Author:パンドラ
2009.10 笑顔のみつこさん
このブログは、ピック病のみつこさん(継母)が特養に入所した'07年10月から始めました。レビーmixのよしおさんは'07年11月から認知症の治療を始めることが可能となり、医療を通じて、ふたりをみることができるようになりました。ふたりの改善の記録とその後の看病、看取り、3回忌法要までを綴りました。

(NEW)2000~2007に、みつこさんが適切な診断と治療を受けていないことに、私は何故気付けなかったのかを考えてみたい、そのことが今困っていらっしゃる方の助けとなることを願って、ブログを再開します。
(2015年2月)

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「両親の改善報告」
「患者家族としての気持ちの変化」
2009.5~6 報告

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