2017 / 09
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よしおさんは27日から3泊4日で予定通りショートに行っていました。
ほんとうはこの10月末のショートがきっとみつこさんとの最後の逢瀬になるだろうから、いくらよしおさんが「寝てるなら、まあ、ええわ。」と言っても、無理矢理でも会わせるつもりでいたのです。今のよしおさんは記憶が非常に曖昧模糊としてきましたので、何も無理にみつこさんの最後の辛い姿を見る必要はなかったかもしれません。

ショートへも嫌がらずにすんなりと出かけてくれました。スタッフの皆さんが気を使って、「よしおさん、寂しくなったね」と慰めて下さると、「ありがとうね」と声を震わせていました。ショート滞在中、みつこさんのいない施設には私も一度も足を運ばず、今日お迎えに行ってきました。

台風の心配もあったので、少し早めに施設へ着くと、皆さん、映画(3丁目の夕日)観賞中でした。よしおさんも映画を見ていたので、終わるまで待つことにしました。その間に喫茶室へ行って、ベランダに出て牧場のコスモス畑を眺めたりしていました。

喫茶室の向こうは医務室があり、その向こうはみつこさんの居たユニットです。遊びに来て下さいねと言われていたけれど、とてもじゃないけれど足を踏み入れることもできません。誰かの顔を見たら涙が溢れそうです。


家に帰宅したよしおさんと、今日は早めに二七日の法要を家族3人でしました。よしおさんがお焼香をした後、お経を読んでくれました。途中で嫌になって、「まあ、このへんで止めとこ」っと途中ストップになりましたが、昔とった杵柄というのか、お経本を渡すとちゃんとよめるのです。きっとみつこさんもよしおさんにお経をよんでもらうことになるとはと、大笑いしていることでしょう。

遺影を見上げて、「この写真は若い時かね?」と聞いていました。知的なみつこさんの姿はよしおさんには遠い昔のことだったのでしょう。10年前の写真を使いました。認知症の影が忍び寄ってきていたころのものです。傍目には全くそういうことは感じられなかったころです。

よ「お母ちゃんはいくつだったんだね?」(没年齢のこと)と聞くので、85歳よと答えると
よ「85なら、しかたないな。まあ、きっと極楽へ行ったわ。」と自分を納得させているふうでした。
パ「お母さんが仕方がないなら、お父さんはどうなの?」と聞いてみると・・・
よ「私は長生きし過ぎた・・」と、よしおさんらしからぬ答えが返りました。
寂しいのだな~と思います。たとえ娘の私がいても、90歳を超えてひとり取り残された男の悲しさでしょうか。


みつこさんが逝ってしまう3日程前のこと、「こわい」とつぶやきました。
私はみつこさんの顔にほおずりして、「何もこわくないよ。(みつこさんの)お母さんや、○○ちゃん(みつこさんの姉)が迎えに来てくれるから」と言って涙したのでした。私は一度もみつこさんを引き留めなかったので、だから、みつこさんは最期に立ち会わせてくれたのだね。

もう今はみんなに会って、軽やかに自由になっていることでしょう。後少しよしおさんのことを守っていてくださいね、みつこさん。


今日のなんくるカード
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宇宙のひとしずく

あなたは 宇宙の ひとしずく
宇宙の花火が はじけとぶ
いつかは きっと 星になる。
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【お久しぶりです】
パンドラさん、お疲れ様でした。
時々こちらにも立ち寄らせて頂いていました。
記事の随所に、パンドラさんの愛情の深さを感じ
みつこさんの最期はお幸せだったと思います。
きっと今頃はお空の上で、シェリ―ちゃんとも
再会しておられるでしょうね。
【*ナナの母さんへ】
温かいコメントありがとうございます。
きっとお空ではシェリーや先代のわんこたちとも抱き合っていますね。
母はきっとみんなに迎えられて、輝く光になったと思います。
【ブログ拝見しました】
始めまして。初めてブログを拝見させていただきました。
私は、中学3年生です。
今、認知症について詳しく調べていて、このブログを訪問させて頂きました。
私は将来、まだ開発されていない、認知症の完全な治療法について研究したいと思っています。
差し支えなければ、なにか認知症について教えて頂けると嬉しいです。
お願いします。
【*まいさんへ】
まいさん、はじめまして。
中学生の方が将来認知症の治療について研究したいと考えていて下さるなんて、何て頼もしいことでしょう。
どうぞよろしくお願い致します。
リンクのところから、ドクターコウノの認知症講座をご覧になると、認知症というものが一番分かりやすいのではないかと思います。
【どうも】
ありがとうございました。
助かります!
【No title】
バンドラさんが、どんなお気持ちで書いておられるかを考えると辛くなってしまいますが、お伝え頂き有難うございます。
大切な家族が生きていた頃に住んでいた場所へ行くのは、とっても辛くて寂しいですね。施設へお見えになるご家族も、同じような事を言われますし、心象が現れたお顔を拝見すると辛くなってしまいます。
でも、時計の針は待ってくれませんから気持の整理をしながら進むしかないんですよね。私も兄が他界後、兄が住んでいた町や自宅や入院先に行くのが辛くて寂しくてたまりませんでした。それでも後々の片付けを終える為には仕方がありませんが、終えてからは足が進みませんでした。母も私も仕事をもっておりますので、それが救いだったのですが、不完全ではありますが時間が解決してくれております。

私が接する高齢者様は、やはり年齢的に常に「死」と隣り合わせで意識しておられます。そして、それが身近に感じられた時、不安と恐怖で一杯になる時期がありますね。あの世がどんな世界なのかを語ってくれる人は多数いらっしゃいますが、実際はどんな世界なのか分からないからなのかもしれません。バンドラさんの存在は大きかったと思います。

宗教には全く興味がない私ですが、他界後1年間は兄が他界後は成仏し優しかった父や祖母や飼っていた犬や熱帯魚達と、きちんと再会できるように、イントネーションが難しくてスムーズに読めなかったのですが、家族がお経を唱える事は愛情表現であると思い、一生懸命舌を噛みそうになりながら唱えました。兄も喜んでくれていると実感できるように、みつ子様も家族の気持が嬉しくて、無事に(みつこさんの)お母さんや、○○ちゃん(みつこさんの姉)、大事な皆さんに再会でき安心されておられると思います。

ちなみに、今はお寺さんの月命日とお経が収録されたCDを流しております。
バンドラさんも、お体にはお気を付け下さい。
【*まいさんへ】
まいさん、どう致しまして!
【*ayumiさんへ】
ayumiさん、いつもコメントありがとうございます。
私の気持ちは時間とともに落ち着いていくと思います。
ご心配頂いてありがとうございます。
お経のCDというのは、良いアイディアをありがとうございます。
早速注文致しました!
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↓管理人の別サイトです
HP「ふたりの介護」および
HP「シェリーとともに」は
終了しました
長い間有難うございました。

Bl「友わんこ&3にゃんこ&パンドラの徒然」

パンドラ

Author:パンドラ
2009.10 笑顔のみつこさん
このブログは、ピック病のみつこさん(継母)が特養に入所した'07年10月から始めました。レビーmixのよしおさんは'07年11月から認知症の治療を始めることが可能となり、医療を通じて、ふたりをみることができるようになりました。ふたりの改善の記録とその後の看病、看取り、3回忌法要までを綴りました。

(NEW)2000~2007に、みつこさんが適切な診断と治療を受けていないことに、私は何故気付けなかったのかを考えてみたい、そのことが今困っていらっしゃる方の助けとなることを願って、ブログを再開します。
(2015年2月)

↓セミナー情報はこちらをご覧ください。

「セミナー情報」

↓以前のセミナーでの報告原稿はこちらをご覧下さい。

「両親の改善報告」
「患者家族としての気持ちの変化」
2009.5~6 報告

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