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2010年10月17日(日)のことです。

(続)時が17日に変わり、薬を舌下してもらった後も荒い息遣いは続いていました。

私の記憶もすでに曖昧になってきましたので、正確ではないかもしれませんが、2時と4時に見回りがあり、息苦しさはどんどん増していました。私は見ていられなくなり、ナースコールをして、薬を早めてくれるように頼みました。

介護士さんが自宅待機の前日の夕方対応してくれた施設看護師さんに電話をしてくれて指示を仰ぎました。私に電話を変わり、何とかしてと頼みこむと、「見ていられないよね。薬を入れよう。」とOKを出してくれました。その時点で看護師さんは17日(日)担当の看護師さんに電話をして、朝なるべく早めに出勤するように頼んでくれたそうです。

しかし、歯を食いしばっているみつこさんに舌下することがなかなかできません。私と介護士さんのふたりで、いろいろ試して、やっと舌下できたのは、1時間くらい先だったように記憶しています。今思えば、それも何の役にもたっていなかったことでしょう。

やがて空が白んでくる頃になると、住人さんたちも起きだしてきます。ユニットでは朝の準備が始まります。ざわざわしてきた中で、みつこさんは私の見守る中で、旅立ちの準備を始めました。


固く閉じていた目を時々見開くようになり・・・
やがて見開きっぱなしになり・・・
荒い息とともに、苦しい声が漏れるようになり・・・・


  私はたまらなくなって、ナースコール


ちょっとして、部屋に入って来てくれたのは介護士さんではなく、看護師さんでした。
みつこさんの為に早出をしてきてくれました。


パ「苦しくてたまらないの。何とかして。
看「もう出来る事がないの。血圧が触れない。手を握っていてあげて。


何度か荒い呼吸をしたあと

見開いていた目を閉じて

あごで息をして

そして・・・呼吸が止まりました。

その後、大きく息をして、だんだん間遠になりながら、大きな息を繰り返して、そして完全に止まりました。
ありがとう」「ありがとう」「ありがとう」と繰り返しながら、みつこさんの魂は天に上がって行ったかのようでした。

     午前 8時5分でした。




病院が始まる直前、訪看1名、提携病院の医師1名の往診があり、死亡診断がなされました。
時間は午前 8時55分

死因は乳癌。 実際には肝臓の腫瘍の破裂によるもののようでした。



みつこさん、最後に私を呼びよせてくれてありがとう。
旅立ちに立ち合わせてくれてありがとう。
看護師さんを間に合わせてくれてありがとう。
すべて、みつこさんがお膳立てしてくれたのだね。

笑顔を一杯ありがとう!
一緒に認知症と闘ってくれてありがとう!
ありがとう・ありがとう・ありがとう!!!



今日のなんくるカード
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サイレント

たまには 静かな ひとときを
自分でつくって あじわって
内なる光に 入っていこう。
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【No title】
バンドラさん…。
拝見してから、何とコメントさせて頂ければ良いのか言葉が見つからなくて涙が出てしまいました。
神様の御迎えが近いと解り、葬儀の手配もなさった落ち着きある行動も、逃れられない事で、誰かがしなくてはいけなかった事ですもの…「何て事でしょう…」そんな風に御思いにならないで下さい。
むしろ、バンドラさんの愛情の深さだと解釈される方の方が絶対多数だと思います。

バンドラさんのお気持ち、私自身が経験した事と似ているので手に取る様に分かります。私も虫の音が知らせてくれた経験は何度もあります。ユニット内で、何方かが他界された日でも、いつものように朝食の準備が始まり、いつものように、他の利用者さんとの1日が始まります。そして、訃報を知らせなくても、他の認知症を患った利用者さんでも雰囲気で分かるんですね。そして、暗黙の了解で誰も私に「亡くなられたの?」なんて聞いてこられませんし大人しいんです。そして、泣いたのがバレたのか、逆に私を励まそうとして下さるんです。
優しくされると涙が止まらなくて仕事が出来なくなった事もありました。
経験年数が増えても、こればかりは不慣れです。
私の経験談は、さておき…。

最後まで、みつこ様の痛みを御自分の痛みのように受け止められ、傍にいて差し上げただけでも、みつこ様は心丈夫であったかと思います。
今でも、きっと「ありがとう…ありがとう…ありがとう、バンドラさん」って伝えようとされておられる事でしょう。
バンドラさんの最後まで愛情のこもった介護は、私達介護職にとっても学ぶべき点が、たくさんあります。
ブログを書いておられる時のバンドラさんのお気持ちを考えると、心が締め付けられるような思いになりますが、ブログを作って下さって心から感謝申し上げます。家族を1人、失う事は、とても辛く寂しいものですが、家族の歴史は永久保存であり、みつこ様は姿が見えなくなっても、天国からバンドラさんの健康や幸福も願いながら見守って下さるでしょう。

くれぐれも、お体にはお気を付け下さいませ。

お知らせ下さって有難うございました。















どうか、バンドラさん御自信も
どうか、
【*ayumiさんへ】
優しいお気持ちのコメントありがとうございます。
介護士さんのおひとりおひとりはayumiさんのような気持ちで私とみつこさんを送り出して下さったのだなあと思います。
みつこさんの旅立ちをしかと見送ってあげることができたことはよかったと思っています。
私へのお気づかいをありがとうございます。

たびたびのコメントにお返事ができないままで、ごめんなさい。
【No title】
みつこさんの呼吸は、下顎呼吸と言って息を引き取る直前に起こる生理的現象で、本人はあまり息苦しさを感じていないと言われています。
パンドラさんの愛情が、神様がみつこさんの最期に立ち合わせてくれた様に感じます。本当に息を引き取る瞬間をご家族が見守るということは、それほど多いことではありません。
みつこさんは、最後までご自身の意思で頑張っていたのだと思います。
【*hokehoke先生へ】
hokehoke先生、いつも温かいコメントを下さって
ありがとうございます。

亡くなった当初は一晩苦しませたことを悔いる気持ちが多かったのですが、時間が経つにつれ本当に苦しかった時間はそんなには長くなかった。それよりもその場に立ち会え、最後の最後まで私が見守れたことは神様の采配としか思えなくなり、感謝の気持ちでいっぱいになりました。母の強い意思を感じられたことにも感謝しています。
ありがとうございました。
【】
最期のお時間、手を握って差し上げられたご様子に涙が…。良かったです。
私自身、旅立ちの方のご家族にいつも『手を握って差し上げてくださいね。通じますよ。』と申し上げております。
また、hokehokeが申しております通り、最期に立ち会えない又は在宅でも、ご家族が気が付いた時には既に召されていた という事も少なくありません。

ご冥福をお祈り申し上げます。


これから、よしお様とも色々おありでしょうが、善きお時間をお過ごしくださいませ。
パンドラ様、お身体をご自愛くださいませ。


お返事はお気遣い無きように。
【*まろナースさんへ】
まろナースさん、hokehoke先生とともに、温かいコメントありがとうございます。みつこさんの冥福を祈って下さってありがとうございます。

私はその時自分が何を思い何をしていたかの記憶が曖昧なのです。ただ、確かにみつこさんを私が送り出したという事実は残っていて、それが私の支えになっています。

よしおさんに対しての労わりの気持ちもわき上がってきました。これからは、ひとりぼっちになったよしおさんを支えていこうと思っています。
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長い間有難うございました。

Bl「友わんこ&3にゃんこ&パンドラの徒然」

パンドラ

Author:パンドラ
2009.10 笑顔のみつこさん
このブログは、ピック病のみつこさん(継母)が特養に入所した'07年10月から始めました。レビーmixのよしおさんは'07年11月から認知症の治療を始めることが可能となり、医療を通じて、ふたりをみることができるようになりました。ふたりの改善の記録とその後の看病、看取り、3回忌法要までを綴りました。

(NEW)2000~2007に、みつこさんが適切な診断と治療を受けていないことに、私は何故気付けなかったのかを考えてみたい、そのことが今困っていらっしゃる方の助けとなることを願って、ブログを再開します。
(2015年2月)

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「両親の改善報告」
「患者家族としての気持ちの変化」
2009.5~6 報告

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