2012 / 07
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みつこさんのお世話になった施設から、「看取り」に関するアンケートにご協力下さいという手紙が参りました。

より良い「看取り」が行えるように委員会を立ち上げたので、これまでに、当施設で「看取り」を経験した人に、きたんのない意見を聞かせて欲しいという趣旨のものでした。

こうして、「看取り」を、少しでも質の高いものにしていこうと考えて下さっていることに、心から敬意を表して、感じたことを精一杯書かせて頂きました。

医療面、介護面ともに、全体としては、満足していて、今も施設で「看取り」を受けて、彼岸へ旅立ったことは、他のどの選択よりも良かったと思っているのですが、2点だけ、心にひっかかっていることがありました。
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ひとつは、病院と受け入れ施設との温度差です。みつこさんの退院時、病院側からは、今はこのまま退院して施設に戻り、容態が悪くなってきたら、「看取り」として、訪問診療、訪問介護にしてはどうでしょうかと提案されました。

一方、施設は今後治療をしない、予後は1ヵ月から1年ということならば、いつ急変するともしれない。その時点から「看取り」の手続きを開始するのでは、その間の医療的措置に責任がもてないので、最初から「看取り」として退院し、訪問診療、訪問介護をつけて欲しいと言われました。

家族としては、間に入り、ハラハラどきどきするばかりでした。結果としては、施設看護師さんが、主治医に直談判して、最初から「看取り」として施設へ戻ることに決まりました。

退院時カンファランスを、主治医、家族、施設の3者そろって相談できるようにルール化して欲しいと提案しました。これは、施設にというよりは、病院に対して言うべきことかもしれませんが、施設から病院へ申し出てもらえるといいのではないかと思います。
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もうひとつは、絶命する時の、みつこさんの壮絶な苦しみを、私ひとりで、なすすべもなく、ただ見ているしかなかったことです。

肝臓の腫瘍が破裂し、激痛の中、血圧が低下して、死に至りました。
それは想定内のことで、その場合は病院対応するということになっていましたが、いろいろな事情が重なり、あろうことか、私ひとりで、なすすべもなく見届けることになりました。日曜日の朝、当番の看護師さんが、早出をして駆けつけて下さった時には、意識がなくなったところでした。だから私以外、実際には誰も知らないことです。

このことでは、私はずっと自分を責めていました。私が何かのアクションを起こしていたら、この苦痛は軽減できたはずなのに・・・・っと。

この当時は、訪問看護の夜間対応が一時的にストップされていた時なのです。それでもOKと、ゴーサインを出したのが私だったので、甘かったのだなあという気持ちが残りました。現在は夜間対応が復活しているので、こういう事態にはならないと思われますが、反省を込めて、アンケートに書かせて頂きました。
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このアンケートは、今後のよりよい「看取り」の為でもありますけれど、私自身が、心の中に押し込めて封印しようとした心の闇を光の中へ戻してくれる役割を果たしてくれました。ただただ、感謝です。
みつこさんも、きっと私を許してくれて、喜んでくれていると思います。
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納骨法要

昨日7月15日は、東本願寺名古屋別院の合同の納骨法要の日で、こちらに納骨されている方々すべて一緒に法要を行います。

1日のうちに、2回行われますが、この1年間に新たに納骨された人は、葉書にて案内が参ります。そして、一応1回目か2回目かが指定されます。うちは2回目の方に指定されました。

画像の足の悪い方の優先席の他は、広い本堂にぎっちり詰めて座っています。それでも、入りきれない人が外にも立つことになりました。

昨日の名古屋は夏日で、32度くらいになっていました。本堂内は冷房もありませんし、大型の扇風機が何台か用意されていましたが、汗がどんどんにじみ出てきました。読経に合わせて、目を閉じて、瞑想状態になって、彼岸に渡った3人の親のことを想っていたような気がします。

40分の法要が終わった時には、足の感覚がなくて、立ち上がれるのか心配でしたが、大丈夫でした。本当にたくさんの人たちが、暑さも厭わず、先祖の供養のために訪れていらっしゃるのを、素晴らしいなあと思いつつ、見ていました。

自分自身は、今、この日を過ごしているのが、不思議な気分です。
過ぎた日々は、遠い過去の日となりました。
みつこさんのこと、よしおさんのこと、目を閉じれば(閉じなくても)、一生懸命だった日々の情景が浮かびますし、くやしさも、悲しさも、喜びも、ふたりの笑顔も、怒り顔も、蘇りますけれど、でも、どこか、もう現実とは離れたものになりました。

いつも、今生きている、その一瞬を積み重ねてきたのだと思います。
これからも、ずっと、今という一瞬だけを生き続けていくのだと思います。
最高に楽しみ続けていきます。

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パンドラ

Author:パンドラ
2009.10 笑顔のみつこさん
このブログは、ピック病のみつこさん(継母)が特養に入所した'07年10月から始めました。レビーmixのよしおさんは'07年11月から認知症の治療を始めることが可能となり、医療を通じて、ふたりをみることができるようになりました。ふたりの改善の記録とその後の看病、看取り、3回忌法要までを綴りました。

(NEW)2000~2007に、みつこさんが適切な診断と治療を受けていないことに、私は何故気付けなかったのかを考えてみたい、そのことが今困っていらっしゃる方の助けとなることを願って、ブログを再開します。
(2015年2月)

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「両親の改善報告」
「患者家族としての気持ちの変化」
2009.5~6 報告

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