2010 / 08
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今日は午前は訪問看護師さんによる点滴、午後はマッサージというスケジュールです。
血圧はこの前のように、上が70、下は計測不能と言う状態はなくなりましたが、今朝は上が104という低め血圧で安定しています。

点滴を入れてもらい1時間ほどして、施設看護師T2さんが様子を見に来て下さいました。退院時に付き添って下さった看護師さんでもあり、主治医と交渉し訪看さんの手配、看取り看護の手続きなどをお膳立てして下さった看護師さんでもあります。

様子を見に来てくださった看護師T2さんに、認知症外来で出されている薬をソロソロ再開できないだろうかとお願いしたところから、思いもかけずお腹を割った話しになりました。



みつこさん退院に際して、何故に施設側の態度が2転、3転としたのか、施設看護師さん同士の間でも意見が分かれていて、そのばらばらの意見が家族である私に届いてしまったのか、施設事務は無能ぶりを露呈してしまったのかの真相を語って下さいました。

入院中検査結果が出たところで、主治医から結果の説明があり、結果が思いもかけず治療できない癌であったため、MRSAの抗生剤が済めば、食べれないことを除いて病院にいる理由がないという話しになったので、「早く慣れた施設に戻りたい」と家族の希望を伝えた。本来はこの場に施設関係者も同席するのが普通なのだそうです。

主治医は「それではひとまず、どこまでやれるか退院してみましょう。具合が悪くなったらまた病院へ来て下さい。このことは施設へは伝えます。」とおっしゃった。事実新米の施設看護師さんへ伝わったようでしたが、彼女は事情がわからないので、そのまま受けた。

私からも施設看護師T1さんにその旨を伝えると、「それは大変。このままお待ちしていますとは受け入れられません。どのように受け入れるのかよくよく検討しないといけません。事務とも相談して施設側の態度を決め、主治医と話し合います。よかったら同席して下さい。」と言われた。

しばらくしても「なしのつぶて」なので、事務に聞いてみるが要領を得ず、「看護師を呼びます」とT1さんを呼んでくれた。その時T1さん曰く、「先生の気持ちが動かないとどうにもしようがないので、ひとまず先生の言われるとおり受け入れようということになりました。」と報告を受けました。

ところが翌日、病院へ行くと、廊下で主治医と施設看護師T2さんが立ち話をしているところに行きあったのですが、それが施設看護師T2さんが、主治医に直談判していてくれたところだったのです。彼女の体当たりの直談判が通じて、訪問看護、訪問診療を最初から入れて、看取り看護体制で施設へ迎えてもらうことが可能になったのです。

これができたお陰で、みつこさんは退院初日から、何が起きても大丈夫なような道を作ってもらうことができたのでした。

現在、施設で看取り看護体制の住人さんは何人かいらっしゃるそうですが、ご家族は無関心な方が多く、「じゃあお願いします」と言ったきり、あまり訪ねて来られない方も多いそうです。毎日通いつめている私を見て、施設看護師T2さんは、「独断で動いたところもあり、看護師同士で別々の意見をいったりして混乱させて申し訳なかった。でも一生懸命やってらっしゃるから、何とかよい形で迎えたかった。」と時折涙ぐんで話してくださいました。

知らなかったこととは言え、施設看護師さんたち、介護士さんたちが、どんなにか心配して、一生懸命良い方法を探って下さっていたことがわかり、新ためて感動です。

あらためて、浮上したのが、では何故主治医はどうも私には冷たい気がするがなぜかという問題です。
ここには、また、やりきれない嫉妬(?)が渦巻いているような気がしてならないのです。
そんなことは、みつこさんとは関係ないのに。

木曜日には主治医の往診があります。今度は私がみつこさんのために主治医と頑張って話しあってみようと思っていることがあります。


今日のなんくるカード
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突き抜ける

人間関係 大変さぁ
仕事も 結構 大変さぁ
突き抜けたら 楽々さぁ。

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みつこさんは現在、特養で看とり介護を受けながら、提携病院の訪問診療と訪問看護を受けています。訪問看護は事情により、10月から24時間体制ではなくなります。そうなると夜間は看護師不在の状況に置かれることになります。今の状況が続いていれば、それでも特に問題なく過ごせるとは思いますが、今の状況がいつまで続くかはわかりません。

夜間に突発的に何かが起きた時には、今回の入院時と同様に、夜勤介護士から、自宅待機の施設看護師に連絡が行き、その指示で提携病院と連絡をとる形になります。夜勤介護士は2ユニットで1名です。こういう緊急事態が起きると、他の方のケアがどうしてもおろそかになります。他にも容体の悪い方がいらっしゃるとお互いに命の問題となります。看取り介護中とは言え、みつこさんの為に他の方の命が危うくなるのも、その逆も望むところではありません。

また、痛み、苦痛など癌末期の症状が現れた時にも、夜間対応がないと朝まで我慢させるという事態も起きかねません。それも望むところではありません。

どちらかの兆候が現れた時には、ホスピスへの移動を考えるということです。実際には施設を退所することになるのだと思います。

訪問看護ステーションとの契約の際にそういう話しに及び、一度ホスピスの見学をしておくとよいと言われて、今日その予約に行ってきました。

ここは提携病院の付属の緩和ケア病棟です。

今日は見学の予約に行ったのですが、予約は今週の木曜日の午前に決めたのですが、その日に部屋が空いているかどうかは不明。今日ならば空き部屋があるということで、お部屋だけを見せてもらいました。すべて個室で、特別室、有料個室、一般個室になっています。今日見せて頂いたのは一般個室です。まだ10年と新しいこともあり、病院本体の方とは異なりとてもきれいです。部屋はさながらペンションのお部屋という感じです。ベッドにはキルトのベッドカバーがかけてあります。ドアを少しだけ開けておくドアストッカーは可愛い縫いぐるみです。

看護師さんたちの応対は、病院のきびきびした安心感ある態度とは異なり、あくまでも優しい、癒しのオーラを発していらっしゃいます。ここはそういうところなんだと思いました。

問題はやはり、みつこさんが認知症で、意思の疎通ができないことです。ホスピスも癒しの場ではあっても、介護の場ではなく、医療の場であるため、みつこさんにどうしても必要な介護的なことを看護師さんにすべて委ねることはできないので、その部分は一部は家族が担う必要が出てきます。

施設に居ると、介護の面では担ってもらうことはできますが、医療面では不足する面があります。みつこさんは家族があるから比重の大きい方を選んで、足りない部分は家族が手助けすることが可能です。私がひとり暮らしになって、認知症になって、病気になったら、どうなるのかな~~なんて考えてしまいました。

みつこさんにはできることならば、最後まで施設で過ごして欲しいと思います。そうできる状況であってくれるのが一番いいのだけど。因みに訪問看護が24時間体制ではないのは半年間なのです。こればかりは何とも言えませんので、状況に応じて判断していこうと思っています。
見学しましたら、もう少し詳しく報告します。


今日のなんくるカード
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リラックス

のんびり ゆったり あるがまま
心と身体を 休めましょう
ゆらゆら ふんわり 流れるよ。

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退院して今日で5日目、何とか予想したとおりにやっていけそうで、ホッとした半面、今後何が起きても動揺しないぞっという家族としての心構えのようなものもできつつあります。

血圧低下のように、ちょっとドキッとするようなことも、これからは頻繁におきることでしょう。だけどそのひとつひとつに囚われて、その時々にオロオロはらはらドキドキするのは止めようと思います。

今、みつこさんは今生の道中の最後の部分を歩いています。その最後の部分の道が穏やかで苦しみのないものであるように気配りするのが私の役目であって、その道の長さや途中の障害などに心を囚われることなく、見守って進みたいと思っています。

血圧が下がったからといって、どうやったら上がるかと考えたり、食事が摂れなくなったら、どうやって栄養を摂るかと考えては枝葉末節に囚われて、本来の道が見えなくなります。みつこさんが苦しくないようにするのにはどうすればいいのか、みつこさんにとってベストは何か、それだけを考えていこうと思います。

今日は14時から16時ちょっと前まで、付き添っていました。この時間は昼食が終わって、オムツ交換が終わって、本格的に睡眠に入ったところです。最初の1時間は全く目覚めることなく眠り続けていました。後半1時間は時々ふっと目を開くようになり、ちょっと話したりするようになります。何かを食べさせるというのは無理ですが、それは充分できているので、もう考えなくてもよいでしょう。目を開いた時に、できるだけそこに居てあげたいなと思います。
今日のみつこさんは、私の目をじっと見て、何度も何度も頷きました。いつか意識もはっきりしない日が来ることでしょうけれど、その日まではできるだけ通って、目の前に居てあげたいと思っています。


今日のなんくるカード
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宇宙のひとしずく

あなたは 宇宙の ひとしずく
宇宙の花火が はじけとぶ
いつかは きっと 星になる。


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よしおさんをショートへお迎えに行きました。
その前にみつこさんのお部屋に寄ると、「入浴直後でお疲れでベッドでお休みです」と教えて頂きました。なるほど部屋に入ってみると、めずらしく上向き寝で、鼾をかいて寝ています。ちょっとやそっとでは起きない感じです。

お部屋に生活記録が置いてあり、担当した看護師さんや介護士さんが部屋で記入していってくれるようです。いつでも読めるようになっていて、ついていない時の様子がわかります。

昨日は一旦血圧が120台に快復したけれど、夕方にはまた98に落ちていました。今朝は120台に戻っていました。食事は昨日はお昼が食べられなかったようで、夕方も食べられなかったようで、夜9時になってからいろいろ食べさせてもらっていました。時間に縛られず余裕を持たせてもらえるのは、施設ならではで本当に助かります。今朝の食事にはエンシュアが入っていました。エンシュアが飲めるようだと多少ゆとりが生まれます。ちょっと嬉しかったです。

施設に着いた時にも、土曜当直だった管理栄養士さんが顔を見ると事務所から出て来て下さって、「食事をそろそろおかず系のものを入れてみて、それが上手く食べられるようなら、ほんとうのおかずを1品くらいづつ入れて、少しづつ1食普通食に向けて進めていきたいと思っている」と説明して下さいました。普通の食事が食べられたら、いいねぇ~っとますます嬉しくなりました。

夫もよしおさんも、みつこさんが眠っていると、じっとついていることは苦痛のようで、「もう帰ろう」とか、「寝てるならええわ、起こさんでもええわ」とか言って、その場を離れたがります。私はずっとついていて、ふと目が覚めた時に何とか言ってあげたいと思うのですが、男の人はそういうじっと待つ忍耐は苦手なようです。だからみつこさんのところへはひとりで行きたいと思います。

よしおさんは3泊4日のショート中、一度も訪ねていかなくても、ひとりで施設にいられるようになりました。これも本当に助かります。


今日のなんくるカード
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夢はかなう

あきらめないで 思ってみよう
夢は かなう 必ずかなう
宇宙が あなたの 応援団。

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今日は訪看さんによる点滴の初日です。
朝10時に施設へ訪問すると、まだみつこさんは朝食の後でカウンターの前に車イスに座って眠っていました。声をかけるとぼんやりと目を開きました。何だか入院前と同じです。

来て下さった訪看さんと一緒にお部屋に入りベッドに移動して、まずは体調チェックです。
体温36.3度、サチュレイション95、とここまでは良かったのですが、看護師さんが血圧を何度も測り直して、怪訝そうに「血圧が低いですねぇ。いつもですか?」と聞かれます。上が70台です。
みんな怪訝な顔になりましたが、脈もしっかり触れるし、目も開くし、言葉もあるし・・・少し時間をおいて測り直すことにしてその場は納めました。

輸液にビタミン剤をプラスした点滴を500ml、ゆっくり落とすことになりました。時間がかかるので、ベッド上で点滴することにして、また足首に入れてもらいました。

それから1時間後、施設看護師さんが立ち寄ってくれて、もう一度血圧測定です。やはり80までいきません。なんとなーく、不安が立ちこめてきました。ともかく、頭を下げて足を高くすることにして、枕をとりバスタオルに変更。ベッドの頭の方をフラットまで下げて、足の方は上がらないので、抱き枕を足の下にかい、座布団をかい、バスタオルもはさんで、頭に血が上るような格好にして、もう1時間様子をみることになりました。脈ははっきり打っているし、時々目を開いてしゃべるし、特に変な様子はみられませんでした。

今日は早めに帰るつもりだったのに、帰るに帰れなくなってしまい、時々目を開くみつこさんと訳のわからない会話を繰り返していました。「ごめんね」という言葉が今日もみつこさんの口からもれました。
それから約1時間後、今度はどうだろうか?っと測り直すと、120台まで改善していました。
やれやれーーー、ほっとしました。

施設看護師さんと、何故だろう、何が起きたのだろうっと考えましたが、わかりません。食事の時に30分くらい車イスに座っているのがきついのだろうか。体の中で出血していたりしたら、こんなことでは済まないよね。後から思いついたのだけど、サアミオンを戻してもらえたら、改善するのではないだろうか。

こういうヒヤッとするようなことも、これから一杯起きてくるのかもしれません。「みつこさん、あんまりびっくりさせないでね。」っと言いつつ、帰って参りました。


今日のなんくるカード
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ユイマール

結び合って 丸くなる
助け合って ニコニコと
縁と縁で 結○(マール)。

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みつこさんをなるべく早く退院させたかった理由のひとつに、治療が終わっているのであれば、施設の方が食べること、排泄すること、体を清潔に保つことなど、介護的なことはすべて勝っているように感じたからです。病院ではなかなか改善しないだけでなく、ずるずると落ちていってしまいそうな気がしました。

私のカンはかなり的中していたと感じます。食に関しては絶対。離庄に関してもそうで、施設に帰った当日から車イスに移動してテーブルで食事ができました。車イスへの移動は最初は1週間ごとに朝だけ、朝昼、朝昼夕と徐々に増やしていくと話しあっていたのですが、1日にして朝昼夕と食事時は車イスに移動ができています。薬も飲めたらいいなあという願望でしたが、少量ですが飲めています。

オムツ対応の排泄、機械浴のお風呂が元通り、リハパン着用のトイレ使用、個浴に戻れる日があるといいなあと思いますが、これは厳しいかもしれませんが、可能ならばいいなぁという願望だけでもいいと思っています。

今日は久しぶりのマッサージをベッド上で受けました。嬉しいわけでも、イヤな訳でもないという面白みのないものでしたが、無事にできました。そのすぐ後に往診がありました。提携病院の施設担当の先生です。これからは3人の医師で交代で担当して下さるそうです。週1回診察して頂けると思いますが、それも心強いです。

食が細々とでも摂れているし、水分点滴が週2回入れてもらえるので、中心静脈栄養はこのぶんなら考えなくても大丈夫そうです。いつも「それがみつこさんにとって良いことだろうか?」という視点で考えていこうと思います。

退院したいという希望を述べてから、実際に退院し、各種契約を済ませて、落ち着くまでにはいろいろありましたが、やはり施設の人々、主治医の先生に助けられてここまで来たんだなと感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。


今日のなんくるカード
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与える

与えることは 受け取ること
与えることは 包まれること
宇宙は いつも 見守っている。

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よしおさんは今月2度目のショートです。
日は短くなったとは言え、まだ残暑厳しい名古屋方面ですので、ショートで過ごしてもらえば私としては安心です。よしおさんをショートへ送り、退院して施設に戻ったみつこさんに会いに行きました。

みつこさんは「わからん」と険しい顔をしていたので、よしおさんは何も言わず黙って見ているだけです。みつこさんが厳しい病気であることをよしおさんに伝えるのは止めました。その一瞬感情がたかぶるけれど、すぐに忘れてしまうので、また次に会った時にも同じことを繰り返すことになります。何も言わずにただ会う機会を作ってあげればいいのではないかと思います。

みつこさんは、昨日から今朝にかけて、きちんと少量ながらも用意してもらった食事が摂れているようでした。一応病院食にならってゼリーのようなものばかりだったようですが、高カロリーゼリー1個、牛乳ゼリー、ポカリのゼリーくらいを1食に食べて、フェルガードも飲めたようです。

1ヵ月ぶりのお風呂も機械浴ですが入れてもらいました。昨日から口腔ケアも施してもらい、口の中の汚れが取れるわ取れるわ状態だったようです。今日は歯科の口腔ケアも入り、歯科の先生にもきれいに掃除してもらい、嚥下のお墨付きももらったようです。

餅やは餅やと言いますか、介護なら施設がお得意ということがよくわかりました。みなさん一生懸命やって下さり、食事ひとつでも病院と施設では雲泥の差があります。医療と介護が両方得意な場所があれば申し分ないのですが、なかなかそうはいきません。


午後には訪問看護の契約があり、その時にも上記のことが浮き彫りになって参りました。今日の参加は施設看護師T1さんです。

まず、今後どういうケアを受けていきたいかということで、病院では24時間点滴をしていたが、それを完全に切って退院してきたので、今後食事が一気に完全復活するということも考え難いので、脱水を防ぐ意味でも定期的に点滴を入れて欲しいとお願いしました。

主治医と相談の上、一応週2回、500mlの輸液点滴に来て頂けることになりました。

一応みつこさんが自力で食べていけそうなので、保留のままでもいいと思ったのですが、昨日の施設看護師T2さんの中心静脈栄養にするならば早めがいい、施設でも栄養点滴を短く入れてもらうことが可能かもしれないという話を訪看さんにお尋ねしてみました。

訪看さんのお返事は逆に質問という形で、「みつこさんに目いっぱい栄養をつけたいですか?」「癌の栄養になるということもあります」と問い返されました。

退院する時点では中心静脈栄養は保留という形にしたのですが、施設にもどって、点滴もない状態で全く食べられなかったら、直に衰弱してしまうのではないかと不安に思ったからです。」と答えると、今度は施設看護師T1さんから反発を買いました。

T1「それならば、ポートを入れて退院してくるべきでした。T2さんの話は自分だけの意見で私たちの共通の意見ではないので、それを通してもらっては困ります。」と、私にはお角違いのとばっちりが飛んできました。

この件は訪看さんのご意見で、「今は食べれているので、よしとして、今後食が摂れなくなってきたら、先生ともよく相談しつつ、みつこさんにとって一番よい方法を選べばよいでしょう」と閉めて下さいました。

10月からの24時間対応がなくなって後のことについては、今の状態が続いていればよいけれど、それは何とも言えない。痛み、苦痛が起きて来た時にどう対応するかという話しになりましたが、やはり施設で看護師不在の状態ではなかなか対応困難な部分が予測できます。やはりホスピスを検討する必要も出てくるのではないかという話しになりました。

今後何を目標にするかと言えば、みつこさんが穏やかに、安らかに最期の時を迎えられるようにすることに尽きるのですから、その時々でその目標のためにできることを選んでいくことだと思います。
体調の変化が起きてきたら、主治医と相談しつつホスピスへの移行を考えて行く方がよいだろうと思う。どんと一気に不調が起きた場合には提携病院に入院して、そこからホスピスへの空きをみつつ移行することも可能ということです。今のうちにホスピスの見学もすすめられました。

少しづつ、みつこさんに穏やかに過ごしてもらうためのプロジェクトができつつあります。


今日のなんくるカード
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テーファー

天から ふぁあと ふってくる
笑いの天使が ふえてくる
あなたも りっぱな テーファー族。


   *テーファー:ユーモラスな人



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みつこさんは無事に退院して施設へ戻って参りました。

私が施設へ到着した時にはすでに施設看護師さんがお迎えに来て下さっていて、みつこさんはすでにリクライニング車イスに乗せてもらっていました。目もぱっちり開いて、「一体なあに?」という表情でした。

施設からは車で1分、徒歩で3分の距離にある病院から、車に乗って施設へ帰りました。まずは体重測定、3kg減って35kgになっていました。入院中にジョクソウはよくなっていましたが、今後の栄養状態低下を考え引き続きエアマットを用意してもらっています。

まずは久しぶりの移動でお疲れだろうと、そのままベッドへ移動しました。1ヵ月ぶりに戻りましたが、まさかこういうふうに戻るとは想像しませんでした。でも、戻られた時には危篤状態だった方も多い中、みつこさんにはまだ少し時間が残されているようで、それは幸いです。

みつこさんが落ち着いたところで、「看取り介護の承諾書」にサインすべく施設側による説明会を開いて下さいました。出席者は生活相談員、施設看護師1名、施設介護士1名、ケアマネ、家族です。

看取り介護というのは、積極的治療の終了した人に最期の時までを手厚い介護の元に過ごしてもらうという体制で、具体的には救急搬送はしない、すでに心臓が止まっている状態で見つけられた時には心臓マッサージはしないというもので、訪床回数が多いとかいう規定もあるようです。

今日は具体的に、食事をどうして欲しいのか、どういう介護をして欲しいのかとかを聞いてくれました。目下の懸案は食事がどこまで自力で摂れるかの1点なので、時間関係なく目を開いていて何か食べれそうな時にちょこちょこと介護してもらうことをお願いしました。OS-1ゼリーを持ち込んだので、それを少しづつでも飲ませて欲しいこともお願いしました。もちろん家族ができるかぎり協力することは伝えました。

胃ロウ、経管栄養、中心静脈栄養についての意志を聞かれましたが、胃ロウ、経管栄養は考えていないが、中心静脈栄養についてはまだ考えが決まらないと伝えると、看護師さんから、もしも導入するつもりならば、麻酔も使用するし、ある程度の体力があるうちが良いという意見を聞かせてもらいました。そうなるとあまりいつまでも迷っているわけにはいきません。

中心静脈栄養にして、施設で栄養が入れられるのかどうなのか、これは明日の訪看さんに聞いてみないとはっきりしたことがわかりません。もしも入れられるのであれば、今度栄養が落ちて来て、このままでは無理と思われた時には末梢血管からの点滴ではなく、中心静脈栄養にした方がいいのだろうかと迷います。

今日も主治医の先生からは「あと1年はないと思って下さい」と言われましたが、もしも栄養を摂ることを考えなかったら、1年どころか終わりはすぐ目の前に迫ってしまうようにも思われ、それでいいの?っと自問してしまいます。正解は存在しないのでしょう。とても重いことですが、私がみつこさんに良かれと思う方法を決断すること、それしかないのだと思います。


今日のなんくるカード
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かりゆし

この世は めでたい 神遊び
神代(かみよ)の 世界が よみがえる
世界に かりゆし ひろげよう。


   *かりゆし:めでたいこと
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今日の昼食介助を申し出てありましたが、病院へ着いた時にはすでに介助が始まっていました。「水分6口召しあがっただけで、要らないと言われたので、ストップしたところです。」と看護師さんがおっしゃったので、その後を引き継ぐことにしました。

みつこさんは目を閉じて、浅く眠っているというか、ちょっと拒否しているふうでした。爆睡ではないので、ふと目を開いた瞬間に繰り返し、「一口食べる?」っというのを繰り返していると、何回かは口を開いてくれました。やはり私だと安心するようなところはあるようです。そんなこんなで、20分くらいで、ヨーグルト10口ほどいけました。これからはきっとこれが私のお役目になることでしょう。

食事の後は、点滴漏れしていたので、入れ直し、オムツ交換、体位交換とみつこさんにとってはイヤな事が続きました。点滴は痛い時には顔をしかめますが、それほどの抵抗はありません。足の微妙なところへ入れるので、足が動かないように、手を動かさないように押さえているのが私の役目です。

手を握っていた私の顔をみつこさんがじっと笑顔で見ていたのでしょう。ぞくぞく点滴入れ助っ人で現れた看護師さんたちが「みつこさんの笑顔始めて見た。」とか「やっぱり娘さんだと反応が違うね、顔を追ってるもの。」とか口々に感想を述べてくださいました。そういう意味では慣れた施設へ戻ると反応がよくなる可能性はあるかもしれないとはかない期待をしています。

今日もみつこさんは、私の顔をじっとのぞき込んで、「ごめんね」っと言ってくれました。言葉を失ったみつこさんの「ごめんね」には万感の想いが潜んでいるのだと思います。

明日の退院に備えて、排便も済ませて帰れるように、座薬挿入もされました。癌を刺激しないようにやさし~くなんだそうです。薬は飲めないので、下剤が使えないからでしょう。

今日で入院28日目。明日は退院です。


今日のなんくるカード
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ひらめく きらめく

直感 大切 大事だよ
魂からの 直通電話
直感 信じて GO GO
GO!
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施設の方ではみつこさん受け入れの準備が始まっています。
部屋を病院の個室のような感じに配置換えして、ベッド両面どちらからでも介助でき、かつ車イスがベッドサイドにつけられるようにしたいので、必要ない荷物は片付けて欲しいと頼まれていましたので、みつこさんの面会をチラッとした後、施設へ向かいました。

火曜日に戻りますので、よろしくお願いします」と挨拶すると、「みんな待っています」と温かい言葉をかけて下さいました。

お部屋に行ってみると、すでにベッドを移動し、両面にベッド柵をつけ、家具(?)類も移動して下さっていました。みつこさんが入所して間もなく3年になります。3年の間に少しづつ持ち込んだ荷物が増えています。もう今は用無しになった外ばき用の靴とか、ステッキとか、外泊用の旅行鞄とか、外出用のコートとか・・・。ちょっぴり感慨にふけりつつ片づけました。ファンシーケースも折りたたんで撤去することにしました。床の絨毯も立ち上がり時の転倒した時の怪我防止でしたが、それも必要なくなりました。

そんなことをしていると、お隣の部屋の住人さんがそっとのぞき込んで、「いつお帰りになるの?」っと聞いてくださいました。お隣の旧住人さんは春にお亡くなりになったのでした、その後に入所された方です。「来週の火曜日だ」と答えると、「隣なのでどうぞよろしく」と本人さんがおっしゃって下さいました。ここに入所されている方のおひとりづつにそれぞれの人生のドラマが存在することでしょう。みつこさんとは比べ物にならないくらいしっかりされている、その方にはどんなドラマがあるのでしょうか。

片付けたものを台車を借りて下へ下ろしたりしていると、何だか最終的にここを離れる時をシミレーションしているような複雑な心境になりました。今はまだその時ではないから、これから新たな第一歩と思おうと思います。

明日は病院の荷物を要るものを残して施設へ移そうと思います。それから差し入れ用のヨーグルトとかOS-1ゼリーとかも持ち込もうと思います。無事に帰ってこれますように。


今日のなんくるカード
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わくわくチムドンドン

わくわく ドンドン チムドンドン
感動 ドンドン ふくらむさぁ
夢も ドンドン ひろがるさぁ


   *チムドンドン:心がドキドキすること
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よしおさんの居室のエアコンが壊れています。
まだまだ猛暑の東海地方でエアコンなしは致命的です。修理は依頼してあるのに、一向に来てくれません。兎に角水分は摂るように気をつけていたのに、それも退院して1ヵ月経過、ちょうど気の緩むころだったのかもしれないと反省しています。

今朝、デイに出かける用意をしようとしていると、
今日は朝ご飯、食べたくなーい。」「デイを休んでうちで寝とっていかんか?」と言い出して大慌てです。

一旦は涼しいデイに出そうと思ったのですが、思えば今日は土曜日、明日の日曜日もこのまま暑い家で過ごすことになります、それはまずい、今日のうちに点滴を受けておこうと思いました。

何と言っても気がついたのが9時過ぎていますから、土曜日の診療は大混雑です。病院へは出かけましたが、待たされること、待たされること。それでも診察室での診察は飛ばして、血液検査と点滴の指示を出してもらえ、点滴中に血液検査の結果を聞かせてもらうという時間短縮の方法はとって頂いたのですが、それでも、受診から病院を出るまでに4時間かかりました。

血液検査の結果は特に異常はありませんでした。何と言っても今朝のご飯が食べたくなくなっただけですから。それでも、主治医からは「今年の猛暑は老人にはことのほか厳しいです。ちょっとでも変化があったら、点滴を受けた方が良いです。血液検査で変化がわかるほどになっていたら、短期入院という形をとって、この暑さを乗り切っていきましょう。」と脱水になりかかった場合の対処法を説明されました。あと1ヵ月乗り越えられたら、何とかやっていけそうです。入院にならないように頑張りたいです。

よしおさんは点滴中は鼾をかいて爆睡していましたので、終了後はデイに送っていきました。お風呂に入れてもらいに行ったようなものですが、それでも助かります。取り置いてもらった昼食は食べなかったようですが、おやつと昼食後薬とお風呂を済ませてもらいました。


【今日のみつこさん】
よしおさんのことがあり、みつこさんのところへ行くのが大幅に遅れてしまいましたが、毎日行くのを日課にしているので、たとえ30分でもいいからと出かけて行きました。
みつこさんは今日も静かにお休みでしたが、オムツ交換、体位交換と重なり、久々にお怒りモード健在なのも確かめまして、内心ホッとしました。カーテンの向こうから、「痛い、ダメ、止めて」っという助手さんの声が響き、終わってから覗くと、みつこさんの怒り顔が目に入りました。「爪を立てたの?」と助手さんに聞くと、「顔をばしばし叩かれたの」と言う事でした。当のみつこさんは「みっちゃん、何怒ってるの?」というと、ニターーっと笑ってくれたのでした。

不思議なもので、癌がすでにあちらこちらに転移している状態であるけれど、今のところ症状としては出ていないということも、何時の間にか自然に受け入れており、「看とり体制」などという言葉も実感を持たず受け入れているのです。

今日は乳癌の手術の執刀をして下さったO先生にも偶然ご挨拶ができ、出かけてよかったと思いました。「病気のことは別にして、最近のみつこさんは穏やかで、何だか不思議だねぇ」とおっしゃっていました。「退院は決まったの?」と聞いて下さり、「訪看さんを入れて、看とり体制で施設に戻り、穏やかに行けるところまで行きたい。」と話すと、うんうんと頷いてくださいました。

私自身はまだまだ猛暑の名古屋周辺です。少ないエネルギーを吸い取られたみたいに疲れました。


今日のなんくるカード
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ワラワサー

笑うとさぁ 嬉しいさぁ
人を笑わせ 楽しいさぁ
笑顔の花は フラワーさぁ。


   *ワラワサー:ひょうきん者
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みつこさんのお部屋に入っていくと、ふたつのメモが貼ってありました。
ひとつは看護師長さんからで、訪問看護ステーションとの面会の日時を決めたいので連絡を下さいというもの。もうひとつは訪問看護ステーションの所長さんからで、約束の時間に来れずごめんなさい、少し待っていて下さいと言うものでした。

???となりましたが、看護師長さんのお話では、訪看の所長は急用ででているけど、もうじきもどるので、今日、訪看ステーションとの契約をして下さいと言う事で、急遽施設へも同席してくれるように電話を入れてくれました。

ところが、訪看所長さんは戻られるのと同時に、また急患で呼ばれてしまったので、また退院後に施設でお会いしますと言い残して、飛んで行ってしまわれました。入れ違いに連絡を受けた施設看護師T2さんが息せき切って駆けつけてくれました。

施設看護師さんが中止の連絡が行く前に病院へ来てしまって下さったおかげで、どたばたしている退院に向けての準備がどのように進んでいるのかを再確認することができ、私の誤解していた部分も氷解して、みつこさんは温かく施設へ迎えられるということも確信できました。

治療できない病気を持っていて、かつ、食事が思うように進まない状況で退院して施設へ戻ることに対して、施設側としては、最低限、訪問看護(訪問診療を含む)の導入と施設での看とり対応を採り入れて退院して欲しいと望んでいました。

具体的にはどういう事かと言うと、訪看さんの導入により夜間施設看護師の不在時も看護体制にあるということと、看とり対応であると急変時に提携病院への受診や入院が適いやすいということらしいです。

今日の話しでも、まだわからない部分は多いのですが、施設側が不安に思っていた事の輪郭はおぼろげにわかってきました。「みつこさんのことをお荷物だと思われているのだろうか」なんて勘ぐって、申し訳なかったと反省しています。

話は退院後の具体的な話しに移り、体がどちら向きになっていても食事介助ができるようにベッドの位置を変えること、ベッドを居室の真ん中に置いても車イスが入れるように荷物を整理することなども検討してもらいました。「介護士さんたちもみんなみつこさんを心配して待っていますから」と付け加えて下さいました。

考えてみると、みつこさんは今回とってもラッキーな道を歩いています。
まず、時間外急患で運んで、そのまま入院できたこと、入院中に癌を見つけてもらったこと、命に限りがあることはわかったけれど、恐らく慣れた施設で最期まで穏やかに過ごせそうであること、訪問看護に来て下さる訪看ステーションは、在宅時にお世話になった訪看ステーションで、3年前に大暴れしていたみつこさんを覚えていて下さること。

ホスピスという道を選ぶことになったとしても、ホスピスも提携病院の関連施設で、すぐ隣に位置していて、まったく別の病院というわけではないこと、どれもこれもラッキーなことばかりです。

安心できる退院への道を開いて下さった施設と、それを受け入れて下さった主治医の先生に感謝しなくてはいけません。


今日のなんくるカード
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ゆんたく

おしゃべりしましょ 語りましょ
ゆんたく ユイユイ ゆかいだな
心も軽く 大きな和(おきなわ)


   *ゆんたく:おしゃべり

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今日も昨日に続き12時半まで食事をとっておいてもらって昼食介助にでかけました。ちょうど眠り込んだ時だったようです。最初の1時間はほとんど食べることができず水分ゼリー一口、プリン一口というものでした。ベッドを起こした状態で眠っているのも辛そうなので、一旦ベッドを戻しました。看護師さんによれば、とっておくのもせいぜい2時間ということなので、11時半に出された食事をぎりぎりあと30分だけ待ってもらうことにしました。

運よく諦めかけたぎりぎりのところで目を開いてくれました。「食べる?」って聞くと、「わからん」と答えていましたが、プリンを口に運ぶと、半分くらいまで食べることができました。とろみ付きのお茶もごっくんとできました。

昨日の回診の時に言語療法士さんも一緒に来て下さって、アイスマッサージも有効、嚥下は悪くないとおっしゃって下さいました。飲み込めるのだけど、食べる意欲がなくなってしまったのね。

退院後の食事については、管理栄養士さんと施設看護師さんで検討下さって、まずは食事はなしでオプションだけでいくことになりました。そうすれば時間に関係なく、食べれる時に食べることができます。ただし人手があるかどうかは別ですが、昼夜関係なく目が開いていたら一口という対応をして頂けるようです。私も訪ねて行っている間は食べ物片手という生活になりそうです。

と言っても、食べたくないのに、口に押し込むのはよそうと思います。今のみつこさんは動物的本能で自分の体調を知っていると思うのです。「食べたくない」と言うのは、その時にはいわば生を拒否しているのだと思います。上手に「食べたくない」ことはない時をみつけていこうと思っています。


今日のなんくるカード
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ありがとう

ありがとう アリガトウ
有難う サンキュー
胸から あふれて ニフェーデービル。


   *ニフェーデービル:ありがとう
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みつこさんの退院は来週の火曜日と決まりました。
ぎりぎり退院する日まで点滴を入れてもらい、点滴をつけて退院ということになりました。

今日は昼食介助に出かけたのですが、病院の階段を上がるとちょうど主治医と施設看護師さんがお話中でした。

みつこさんの退院に際しての施設側の意見は一昨日の施設看護師T1さんのお話ですと、一応先生のおっしゃるとおりにひとまず帰るということでした。やってみなければわからないし、癌も年齢からいけば進行は遅いかもしれないからということでした。

ところが、今日の施設看護師T2さんに後からお聞きしたところによると、また一回転して、できれば最初から訪問診療、訪問看護をつけて欲しいということになっていました。施設の要望を先生に伝え、先生からは家族が望むならばそうして良いという答えを受けたようでした。そんな話をみつこさんのベッドサイドでしているところへ、病院の看護師長さんが現れ、訪問診療、訪問看護のお話を切り出されました。

看護師長さんの話された要点は2つでした。ひとつは訪問看護が現在24時間対応なのが、10月から夜間対応なしに変わること、ふたつめは、家族が訪問診療、看護を受け入れるかどうかによって、施設での受け入れ態勢が変わるということでした。

施設では夜間看護師不在のため、みつこさんが病気がわかってしまった今、何の手だてもなく施設へ戻ることには非情な不安があると言われました。仮に退院した夜に何か起きないとも限らない。その場合にどう対応するのか?今回は提携病院に運よく入院できたけれど、そうできるとは限らない。たまたま満床で断られることもあり、その場合には救急車で他病院へ搬送されることになる。

訪問診療、看護が契約してあれば、訪問看護師に連絡をとり、主治医の指示を受けることができるので、不安に感じることがひとつなくなる。週2回は必要になる通院も必要なくなるので本人の身体的負担も減る、ということで、最初に施設看護師T1さんがおっしゃったことと同じです。

私に異論があるはずはありませんので、退院前に契約をすることになりました。

しかし、10月から24時間対応ではなくなるということが新たな問題です。
もうひとつ施設看護師さんから出たお話は、やはりホスピスへの移動ということです。
疼痛管理などは、ホスピスのようにはできない。完璧な対応を望むのならばホスピスということでした。

このことも退院して少し様子をみたら、考えないといけないことです。みつこさんが残された日々をどう過ごしていけるかは、すべて私の肩にかかっています。しっかりしないと私。

今日のこういったやりとりはみつこさんのベッドサイドで行われました。みつこさんはきっと心の耳で聞いていたことでしょう。私の目をじっと見て、「うん、うん、」と言うように何度も頷いていました。


今日のなんくるカード
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マブイ

すべての中に マブイ
ハートの奥に マブイ
マブイ感じて いのちはひとつ。


   *マブイ:魂
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みつこさんが今入院している病院はみつこさんの籍のある特養とその向かいにある老健の提携病院なので、圧倒的に老人が多いです。あとはキリスト教の病院でもあるので、クリスチャンの方も多いようです。隣にはホスピスを併設しています。

みつこさんと同室の女性たちは90歳を過ぎた方ばかりみたいで、みつこさんはどうやら最若手です。そして皆さん多少なりと認知症もあるようですが、みつこさんが最重症です。皆さん変ではあるけれど、意思の疎通はそこそこにできています。

今日も、みつこさんの反対側のベッドの98歳のお婆様が、私が入室するとすぐに「ちょっと、ちょっと」と呼ばれるので、「どうなさいました?」なんて看護師さんのふりして聞いてしまったら、「おしっこしたいの」とおっしゃるものだから、ナースコールで本物の看護師さんに来て頂きました。すると、看護師さんが、「○○さん、おしっこ、さっきしたばっかりだよ」って説明していました。あらあらです。でも、しかたないかもね、尿路感染の高熱で入院されたのだもの。


思えば、みつこさんがこれまでにかかった病気は、認知症であるがためにかかった、認知症であるがために、こじらせた、認知症であるがために治療ができない・・・そういう残念な思いばかりが残るものです。

出血性の胃潰瘍: 認知症の陽性症状で、食べつくしの生活が引き起こしたものです。治療においても病院からは、はっきりとお荷物であると言われ、精神科の併設する病院への転院を強く勧められました。

嘔吐からの誤嚥性肺炎: まだ元気のある頃だったけど、寝たままで嘔吐してしまい、誤嚥した異常も自分で知らせることはできませんでした。今回の嘔吐からの誤嚥性肺炎は2度目です。今はもちろんナースコールはできません。

帯状疱疹: 命にはかかわらないけど、点滴で大騒動するため治療を拒まれて、結局悪化してしまいました。

: 認知症でなければ、検診をかかさなかったみつこさんですから、きっと早期発見早期治療が適ったと思います。

こうやって考えると、にっくきは認知症ということになります。何より大切なことは、認知症の早期発見と早期からの正しい治療ということに尽きるのではないでしょうか。みつこさんが身を持って示してくれたことだと思います。


今日のなんくるカード
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ごほうび

自分に 必ず ごぼうびを
やる気が どんどん わいてくる
嬉しい ごほうび 用意しよう。

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みつこさんの様子は日により変動があります。
昨日は穏やかで、にこやかで、目を開いている時間も長く、ウィダーインゼリーも食べることができ、私には何度も「ごめんね」「ごめんね」と繰り返してくれました。

今日は一転して眠りに引き込まれており、ふと目を開いてもあまり良い表情ではありませんでした。昨日ははりきって飲んでもらったウィダーインゼリーですが、今日は小鉢8分目くらいを2時間かけてしまいました。

実は今日こそ昼食介助をしようと張り切って飛んでいったのですが、12時半の時点ではもう片付けられていました。看護師さんにお聞きすると、11時半くらいから始まるそうです。それでも「介助にきてくださるなら残しておきますので、何時にくると声をかけておいてください、私たちも助かります」と言われました。後何日くらい病院で過ごすのかわかりませんが、よしおさんがデイの日には出来る限り昼食の介助に出かけようと思います。

病院の帰りに施設に寄って、みつこさんの退院について、施設での見解はどういうふうになったかをお聞きしてきました。

皆さんで検討して頂いた結果、「まあ、一度、先生のおっしゃるようにそのまま受け入れてやってみましょう。」というところに落ち着いたようです。みつこさんがどこまで以前の様子に戻れるのかはやってみなければわからない・・・ということです。食べる量が普通量の3割くらい摂れれば、何とか施設でやっていけるだろうということでした。それに時々の通院が耐えられるか、そのどちらかが危うければその時点で、どうするかを考え直すということです。

退院に向けての準備としては、管理栄養士さんを伴って、食事の様子を見に来てくださるそうです。

8月中に退院できるかな?


今日のなんくるカード
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わったー

わったー 自慢の ハートです
いつも キラキラ 溢れてる
あなたを 優しく 包む愛。


   *わったー:わたしたち
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みつこさんのところへは毎日2時間くらい面会してくるようにしています。本当は食事時間に行って介助したいのだけど、よしおさんのこともあるし、なかなか自由が効きません。

今日のみつこさんは機嫌よく穏やかでした。くまちゃんを両手でしっかり抱きしめていました。点滴を替えに来て下さった看護師さんが、「今日はみつこさんご機嫌さんで、ご飯も食べられましたよ、と言っても何口という感じですけどね。」っと教えてくださいました。

食べ物の差し入れはいいのでしょうか?」とお尋ねすると、「いいですよ。水っぽいとろとろ過ぎるものとか、逆に固過ぎるコンニャクゼリーはダメだと聞いています。」と答えて下さいましたので、これ幸い、今日なら食べられるかもしれないと、持参しているウィダーインゼリーを小鉢に少量出して、内緒でNEWフェルガードを1/3くらい入れて食べさせてみました。ベッドの背を起こして喉に詰めないようにして、スプーンで少しづつ、目を閉じそうになると声掛けをして、ゆっくり全部いけました。

今日で入院20日目、フェルガードを抜いて20日です。何だか嚥下が落ちてしまいそうで心配だったのです。いや、すでにかなり落ちていると感じます。重大な事態(嚥下が落ちて、それで食べ物を誤嚥する)にならないうちに何とか持ち上げたいです。これから少しづつ様子をみながら入れていこうと思います。

何だか今日はちょっとすっきりしました。


今日のなんくるカード
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ゆだねる

波に 浮かんで プーカプカ
力を抜いて ゆだねると
不安が スーッと 消えてゆく。

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デイがお盆休みで夏場でもありますので、よしおさんのシャワー浴介助をヘルパーさんにお願いしました。

入浴介助もすっかり慣れたもので、すいすいっと済んでほんの15分です。その後、サービスの爪切りも以前ほどの抵抗はなく、小指以外はヘルパーさんに切ってもらいました。小指の爪は何かの役にたてるそうで、「これは切らない」のだそうです。


一方みつこさんは、今日はちょっと険しい表情をしていました。お尻の下にペットシーツ(みたいなもの)が敷いてあり、ベッドの上にはティッシュの箱が置いてあったので、おもらしになったのだろうか?

そうこうするうち、看護師さんが点滴の入れ替えにいらっしゃいました。足の甲をあちこち探っているのですが、どうしても漏れてしまうようです。夜になってから漏れると血管が見難いからと早めに差し替えをされました。今だいたい1日1回の差し替えだそうです。3年前に自己抜去していた頃を思えばいいですけど、だんだん力がなくなってきている昨今、静かなのも寂しいものです。
今日で入院19日目です。


今日のなんくるカード
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アキサミヨー

あかるく きれいで さらさらと
みてみる よのなか あきさみよー
見方を変えれば ラクラクさぁ~。


   *アキサミヨー:あらまあ、びっくり
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昨日のショートからの帰り、すっかりみつこさんが入院していることも忘れているよしおさんは、「おかあちゃんに会っていきたい。」と言い出しました。もちろん施設の部屋にいると思ってのことなのですが、今後いつ会えなくなるとも限らないですから、入院していること、病気が重いことを話して、病院へ会いに行くことにしました。

病室へ着くと、みつこさんはうっすら目を開いていました。よしおさんは何を思ったか大きな声で「おかあちゃんは死ぬのか?」と聞きます。同室のお婆様ふたりはどちらも90歳をはるかに超えたお方たちで、恐らく意味を解されなかったと思いたいです。運よくご家族がいらっしゃらなかったのが幸いです。「そんなことはないよ。」と答えたのですが、ヒヤヒヤします。

みつこさんに、「おとうさんだよ、わかる?」っと聞くと、
みつこさんは、小さく「わからん」と答えました。

でも、よしおさんがみつこさんの頬を撫ぜて、「おかあちゃん、可哀そうに。」っと上ずった声で言うと、
みつこさんは、あぁそうだーっと言う感じで、よしおさんのことを一瞬思い出したようでした。
ちょっとバツが悪そうに、ちろっと舌を出したのです。その笑顔に思わず笑ってしまいました。

よしおさんは、「おかあちゃん、きっと治るでな。」(治るからね)と言い残して病室を後にしました。

よしおさんの記憶の悪さは一層進んでいます。家に帰ってから、みつこさんのことは何も言いません。恐らくもう忘れているのではないでしょうか。

一瞬の記憶の中で生きているよしおさんですが、その一瞬の中にみつこさんへの愛を示してくれてちょっと感動しました。


今日のなんくるカード
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あとは ギャグだけ

さあ さあ 準備はオッケーだ
あとは ギャグだけ 考えて
人生 バラ色 極楽道。

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昨日のことですが、施設の住人さんの通院介助で病院に来ていらした、施設看護師さんと退院に向けての相談をしました。

私は主治医の先生の「とにかく一度点滴を外して施設へ戻って、やれるだけやってみよう、あまり食が進まなければ点滴に通うとか、或いはまた短期入院とかもできるし・・・。」と言う言葉をそのまま施設看護師さんに伝えたのですが、施設としてはその言葉をそのまま受け入れるのは難しいと言われました。

みつこさんのことは、みんな(施設介護士さんたち)が待っているけれど、受け入れるからには受け入れ態勢を万全にして受け入れないと、右往左往することになっては本人にも負担になる。

今現在食が摂れないならば、点滴を外せば見る間にダウンしてしまう。通院すると言っても毎日通院は本人の体力的にも、人員的にもできない。通院するなら週1~2回がせいぜいである。

直腸に腫瘍があるのならば、嫡便はもちろん危険だし、排便管理が最重要になる。もしも大量に出血したら、どうするのか・・など、検討しておかなくてはならない。

癌であるのならば、施設にいて、訪問診療と訪問看護を受けることが可能である。これを具合が悪くなってからではなく、最初から導入して施設へ帰るという方法もある。そうすれば点滴に通う必要もなくなるし、何かがあった時にも24時間体制で訪看さんに相談することが可能である。

さらに、所謂看とり体制についても検討すべきだ。これについてはまだ詳しくは聞いていないのですが、本当に悪くなってから看とりとするのか、最初からそういう体制で戻るのか、これも検討を要するということです。

施設サイドでは、施設サイドとしての意見を統一してまとめた上で、担当医師と話し合うということでした。

ただ単に、「早く慣れた施設にもどしてあげたい~」っと思った私はまだまだ甘いようです。これからもう少しつめていくことになります。


今日のなんくるカード
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自分を愛する

まるごと 私 そのまんま
今の自分を 認めよう
私は私が 大好きさぁ。

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昨日の主治医からの検査結果の報告は
良い報告ができず、残念です。」という言葉から始まりました。

検査1-造影剤を入れての腹部CTから

肝臓の左葉のほとんどに腫瘍がみられる
肝臓の右葉にもぱらぱらと腫瘍がみられる。一部細菌による炎症ではないかと思われる部分もあったが、大腸ファイバーの結果から合わせて考えると恐らく癌であろうと思われる。

片側卵巣が石灰化し、腫大している。

こういったものは、2年前の乳癌手術の時にはみられなかった。


検査2-大腸ファイバー

肛門から5cmくらいの手の届くくらいの位置に潰瘍状の腫瘍がある。腸内へ膨れる形になっているが、腸を塞ぐほどではない。少し触れると血がにじむ状態で、排便か何かの刺激で出血しているようす。恐らくこれが乳癌とは別の新たな癌で、ここから肝臓に転移し、卵巣も癌である可能性がある。

この癌がいつからあったのかは不明。認知症があり、大腸精密検査ができなかったのが運命の分かれ道となった。


癌については、積極的治療は体力的に無理と判断して、しない。
今後は苦痛なく過ごせるように配慮するのみ。予後は1ヵ月ということはないが、1年という事もないという状態。

現在のところ、誤嚥性肺炎は落ち着きました。MRSAは抗生物質を2週間予定で投与中です。これが終わると治療は終了します。

食事は5割摂れる時もあるけれど、ほとんど摂れない時もある状態。しかし充分口から摂れるようになるのを待っていては退院できなくなってしまう。現在末梢血管から点滴を入れているけれど、これで栄養を目いっぱい補充しておいて、後は一旦どこまでいけるか施設で過ごしてみてはどうかと提案されました。
その場合危うくなったら、再度短期入院して改善するという方法です。

他の方法として紹介されたのは、中心静脈栄養(IHV)のポートを鎖骨下に取り付ける方法。これならば施設にいても水分補給はできる。他の経管栄養とか胃ロウだと施設へは戻れないので入院を続けることになるし、恐らく病院も転院する必要がある。それは端から考えていない。

昨日の時点では、IHVを取り付けて退院するというのも決心がつかず、この件は一旦退院して数日でも過ごしてみてから考えることにしました。

それではそういう方針で施設へ伝えます」と先生は結んだのですが、、、、ここでまた問題発生。
それについては、また次回に。


今日のなんくるカード
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ナチュラル

私はネイティブ 自然体
無理せず のんびり あるがまま
自然の中で ほどけてる

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昨晩は、「今ならまだ止めれる」と悶々とした大腸ファイバーです。
検査で何か事故が起こるのではないかと心配すると、本当に心配ごとを引き寄せてしまいそうなので、「体に負担のないように、浣腸と肛門からの洗浄だけで準備し、ファイバーも怪しい直腸付近だけにとどめて、病変が見つかったらそれ以上奥は検査しません。」という主治医の言葉を信じ、これをすることで、きっと道が開けると信じることにしました。

検査は13:00からでしたが、駆けつけた時は13:15くらいで、すでに検査は始まっていました。
心配そうな私に看護師さんが「前準備は順調に済みましたよ。お尻に何するのよって顔をされていましたけどね。」っと明るく教えて下さって気持ちがほぐれました。「1時間くらいだと聞いているので待ってくださいね。」と付け加えて下さったので、ベッドの横で本を拡げていると・・・

何ページも進まないうちにストレッチャーが入ってきました。検査が始まってから30分弱で戻ってきました。

戻ってきたみつこさんは鎮静剤でぐっすり眠っています。手もだらんとしています。酸素濃度は90と下がっています。看護師さんがほっぺをつねると、ちょっと顔をしかめたので、「反応はありますから大丈夫。時々揺すってみて下さい。」と言われましたが、これがなかなか目覚めなくて、はたまた心配になってしまいました。

普通健康な人でも、大腸ファイバーの後は2時間休んでから帰宅と言われているから、みつこさんは沈静しているし2時間目覚めなくても大丈夫とか勝手に決めて、手をとってじっと見守っていました。

実は急遽、今日主治医からお話を聞けることになり、それが5時半の約束なので、4時半前に一旦病院を後にしました。その時点ではまだみつこさんは醒めていなかったのですが、5時半前に病院へ着いた時には完全にお目目が開いていました。

何故に検査が短くて済んだのか・・・それは主治医からの説明で明かされることになりました。
そのご報告は明日にさせて頂きます。


今日のなんくるカード
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突き抜ける

人間関係 大変さぁ
仕事も 結構 大変さぁ
突き抜けたら 楽々さぁ。



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今日は肝臓の様子を詳しく見るための造影剤を入れてのCTです。

よしおさんをショートへ置いて、その足で病院へ行くと、すでに検査が終わって病室へ戻ってきたところでした。車イスを使って移動できていました。無事終わったと言う事でちょっと胸をなでおろしました。

さて、ベッドへの移動でてこづっていました。ひとりが車イスの背中側から両脇を抱え、ひとりが足をもってベッドへつり上げようとしていて、どう考えたって無理です。やはり仕切り直して、正面からひとりで抱き起こしてベッドへ移すという施設でいつもやっている方法でベッドへ戻りました。

みつこさんはふにゃふにゃのタコかイカみたいに全然体に力が入らなくなっているようです。



午後は認知症外来の往診日でした。みつこさんは入院中なので、受診も代理受診も適いませんが、ちょっとだけ先生にこれまでのことをご報告させて頂きました。

先生も差し障りない範囲でちょっとした感想を述べて下さいましたが、私はそれで大きく考えが変わり、みつこさんの為にもうちょっと勇気を出さなくては・・と思いました。

・明日の大腸ファイバーについては・・

 Dr.「すごいことするね」とひとこと。

 仮に癌がみつかっても、治療はしないことはわかっている。下血が貧血になるほどのものでもなく、通過障害が起きているわけでもなく緊急性は薄いのに、何故に体力の低下している今そんな負担のかかることをするのかということだと解釈しました。

 明日のことなので、ちょっと悩みました。同意書を前に説明された時、「1日待って欲しい」と言えなかった自分の勇気のなさを反省しています。でもこれは、もう前向きに受けることにします。

・中心静脈栄養(IHV)については・・・

 Dr.「そんなことすると(施設へ)帰れなくなるよ。」

 これは、施設看護師さんが助け舟を出してくれて、「ポートを作って、栄養改善だけをして施設へ戻れば、施設では受け入れていますよ。その後の水分補給にも血管を探らなくても簡単に入れられるから楽ですよ。」と言う事でした。それに対して

 Dr.「期限を決めればいいかもしれない。」そして、「はやくフェルガードを入れて欲しいね」と締めくくってくださいました。

 今の主治医にはフェルガードは理解されていないのです。でも、あまり抜いていると嚥下が落ちてくることが何より心配です。みつこさんがこれまで嚥下に問題なくこれたのは、ずっとフェルガードを入れているからだと信じています。このことを主治医にもう一度頑張って、上手に言おうと思いました。

認知症の患者の家族の方が、何より頭を痛めていることは、認知症の陽性症状よりも、何よりも、ドクターとのお付き合いの仕方なのではないかと思います。私も勇気を出さなくては。


今日のなんくるカード
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与える

与えることは 受け取ること
与えることは 包まれること
宇宙は いつも 見守っている。

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訪ねて行った時の感じはいつもどおり変わりありませんでした。眠っているけれど、人の気配で目を覚まして、ちょっと笑ったり、小さな声で話したり・・また眠ったりです。今日は眠くて目を閉じてしまいそうになるのだけれど、眠らないように必死に目を開いているという感じがしました。

またも、昨日に続き点滴が漏れたようです。食事も今日は朝1割、昼0割だそうで、これだと中心静脈栄養(カテーテル)(IHV)は必至だなぁという感じです。ところが今日の看護師さんのお話では「怒って食べれなかった」ということなので、「要らない」というのとはちょっと違うなぁという感触を持ちました。

ニトリのくまちゃんを持って行っているのですが、これがベッドの外に置いてある時は、怒って放り投げた時なのです。フェルガード類をストップしている弊害が出てきているのじゃないかしらと思うのですが・・・。

明日、明後日の検査結果を待って、なるべく早く一旦施設へ返してもらいたいでーーす。


今日のなんくるカード
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めんそーれ

心を込めて めんそーれ
いつも笑顔で めんそーれ
ようこそ地球へ めんそーれ。


   *めんそーれ:いらっしゃい

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今日は訪ねて行ったのが土曜日の午後ということで病院の中はひっそりしていました。恐らく看護師さんの数もいつもより少ないのでしょう。

みつこさんの部屋は女性の4人部屋でひとり個室に移られてみつこさん含めて3人のお婆さん達です。どうやら他ふたりの方は整形外科もしくは外科(足の外傷)のようです。

訪ねて行くと、静かな午後の時が流れていました。3人とも静かに眠っています。大部屋の良いところは看護師さんや先生が別の患者さんの処置でいらっしゃっても、全員のことが目に入ります。何かあれば気にかけて頂けます。それにみつこさんは廊下側なので、廊下をとおる人からも目に入ります。この部屋に変わってよかったと思います。

今日も静かに眠っていました。表情はとてもよく、落ちついた穏やかな感じでした。人の気配を感じると目を開いて、じっと見て、何か言いました。声は小さく何を言っているのかはわかりませんが、笑顔も見せてくれたし、何より興奮がなく穏やかで嬉しかったです。

さらに嬉しく有難いなと思ったのは、いつもは見かけない年配の看護師さんでした。エプロンの交換に来て下さって、さりげなく今日の様子を伝えて下さいました。「今日は穏やかに過ごされてますよ。昼食もゼリーのような食事ですけど、半分は召しあがりましたよ。」と報告してくださいました。

栄養点滴も始まっていました。ピンク色の透明な500mlのと、小さなミルクのような乳タンパクです。みつこさんはきっと落ち着くところに落ち着けますね。そんな気がしてきました。


今日のなんくるカード
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アキサミヨー

あかるく きれいで さらさらと
みてみる よのなか あきさみよー
見方を変えれば ラクラクさぁ~。


   *アキサミヨー:あらまあ、びっくり
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みつこさんがMRSAを発症していることを、施設に話さないでいるのは心苦しい、施設の皆さんが交代でみつこさんの様子をのぞきにきて下さっているので、もしや施設に菌を持ち帰ってしまうようなことがあってはいけないからと、施設看護師さんを通じてお話をすることにしました。

ところが、院内感染と言って大騒ぎしたのは20年ほど前の話しと主治医もおっしゃっていましたが、看護師さんの反応もそのもので、施設には多数の陽性者がいらっしゃるし、発症して病院で治療して帰って来ていらっしゃる人もいるので、何も心配は要りませんよ、施設で受け入れていますと軽く受け流されました。

また、癌が見つかって、それ以上の治療をしない、施設で最期を過ごしたいと言う時には往診と訪問看護とが施設で受けられること、それから、先生のおっしゃった栄養が摂れない時の○○というのは、ポートとか何とかとか言われるもので鎖骨下に埋め込む形の点滴で、血管がなくて毎回点滴をさせない時に使うそうで、そこから栄養点滴をするそうです。ただし、施設では水分の点滴しかできないので、栄養点滴をするならば入院していないといけないそうです。

これだけのことを伺っていると、検査結果が出て今後の相談をするうえで、とても参考になりました。

今日のみつこさんは、元気なく静かに寝ていました。でも今のところ、痛い苦しいということはないようで、その点は安心です。今は足の甲から点滴を入れていますが、とうとう漏れてしまったそうで、入れ直しになったそうです。「たいへんだったわよ!」とは看護師さんのお言葉で、足蹴り、手つかみ、相当な力持ちです。でも力持ちと聞いて安心する不届きものです。


今日のなんくるカード
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ブラボー

ブラボー! 私の人生に
ブラボー! 私の魂に
ブラボー! 今日の一日に。

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みつこさんは随分前から食事が始まっているのですが、なかなか食べれるようになりません。

今日主治医の先生と少しだけお話する機会があったのですが、こんなふうにおっしゃっていました。

○○(名字)さんはなかなか食が進みません。今は栄養点滴を切って様子をみていますので、多少栄養不足状態になっていると思います。今後食欲が戻らないと、○○(聞きとれなかった)をしないといけないので、退院が遅れると思いますが、ご了解ください。それもすべて検査結果が出てから、お話しましょう。」と、言う事でした。

かと思うと、看護師さんは、「今日はお昼、少し頑張って食べれましたよ。」っと教えて下さいました。
ゼリーを半分と、卵豆腐みたいなものを半分くらいを1時間くらいかけて召しあがりましたよ。もうそれ以上は要らないとおっしゃいました。」っと、明るく教えて下さいました。

先生と看護師さんと、同じようなことだと思うのですが、雰囲気が随分違います。やっぱり明るく言われた方が気が晴れますね。私も心しよう。

病院に入って、良い方へ変わったと思えるのは、傾眠が減っていることです。食事中も眠ってしまって食べられない・・とは聞いていないのです。みつこさん自身も眠っていても、傍にいくと直に目を開きます。今日なんてちょっと興奮気味で、私の鼻をつまんでねじり上げられました。低い鼻なのでつかみにくかったと思いますが、何の意味があったのだろう???


今日のなんくるカード
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イッペー上等

とってもいいよ すごくいい
今のあなたは 美しい
胸を張って イッペー上等!


   *イッペー上等:Very Good!
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入院からこれまでの経過と今後の検査についての説明を受けました。

(1)誤嚥性肺炎は痰から菌が特定でき、それに合う抗生剤を使用し、落ち着いてきていると感じる。

(2)なのに、血液検査の炎症反応のひとつが治まらない。入院時の検査でMRSA(メチシリン耐性黄色ぶどう球菌)が陽性であることがわかっているので、それが動き出している可能性がある。


それに合う抗生物質が数少ないけれどあるので、そのうちの1種を明日から投与する。

(3)入院時のCTで、肝臓に影があることがわかった。腫瘍もしくは細菌による炎症かもしれない。

これを特定するために造影剤を入れた詳しいCTを撮る(検査1)

(4)下血と下痢が続いている。(たぶんエコーから)直腸付近、大腸の下部に原因がありそう。

出血部位を特定し、止血を行う目的で大腸ファイバーを行う(検査2)
方法はなるべく負担をかけないように、絶食、浣腸、肛門からの洗浄で準備し、検査は出血部位を特定できて、クリップまたは薬剤(硬化剤?)で止血できたら、それ以上には行わない。細胞診はする。


病状説明は以上でした。


急変時の対応については、検査時に急変することもあり得ることを考えて、今の私の気持ちそのままに、「無用な延命措置は考えていないけれど、現状では一度は心肺蘇生を試みて欲しい」と伝えました。

先生は、「延命措置と急変時の対応とは、遠いようで近いものです。心肺蘇生を行って、気道を確保できても人口呼吸器をつけなければ、また戻ってしまうことが多いです。人口呼吸器を一旦つければ、外すことは困難です。」というようなことをお話されました。

人口呼吸器をつけることは全く考えていないことを伝えて、今の段階で、急に心肺停止状態になった時には一度は心臓マッサージは試みて頂きたいということを伝えて、了解して頂きました。



今更言っても遅いのですが、春先から強い傾眠、食欲不振が続いていた(だんだん悪化していた)のを、認知症の進行に伴う体の機能低下というようなふうに考えていて、病気の存在を探ろうとしなかったことは失敗だったなと思います。

みつこさん自身は、目が開いていて正気が戻っている時には、「ありがとう」とか、「ごめんね」とか数少ない語彙の中で気持ちを表してくれます。それがみつこさんの気持ちの全てだと思っています。
この先、どういう状況になっても、それがみつこさんの意思であると思いたい私です。


今日のなんくるカード
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天然波の力

あなたは輝く 天然波~(てんねんぱ~)
星から天波 ハートから念波
光あふれる 十字形 ピカッ!

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今日は病院からの連絡が2件続きました。

1件は病室の変更についてです。みつこさんは緊急入院だったので、唯一空いていた特別室に入っていました。ちっぽけなみつこさんにとっても大きなお部屋で、バストイレつき、ソファに直通電話にテレビ冷蔵庫使い放題という必要のないものばかりのついた結構なお部屋でした。他の個室を希望していたのですが、当分個室は空く予定がないそうで、大部屋に空きができたがどうかという連絡でしたので、替えて頂くことにしました。

午後から行ってきましたが、つきそいには狭苦しいけれど、みつこさんにとっては、他の人の顔も見れるし、いい感じではないかと思います。もう今は、寂しいけど、暴れたり大声を出したりすることもないしね。

2件目の電話は・・あまり良い話ではありませんでした。
下血が続いているので、検査をしたい。つきましては先生の説明を受けて、同意書にサインを頂きたいというものでした。先生との懇談は明日の午前ということになりました。今日すでにエコーは受けたということでしたので、その結果も聞けると思います。

ファイバーと透視とするのだろうか? 沈静させてするのかしら? 考えられることはなんだろう?とかあまり良い発想にはなりませんが、思い煩うのはやめようと思います。

それに伴い、入院時に先生に答えた私の「急変時の対応」についての回答を変更しようと思います。

先生の問いは、「急変時に心肺蘇生を希望しますか」というものでした。
これを「希望しません」と答えました。

これを、「無用な延命治療は望みませんが、現時点では急変時には心肺蘇生を希望します。」に変更します。あの時どうして「希望しません」と答えたのか、ちょっと考えてしまいます。あの時はそれだけみつこさんの状況が切羽詰まっていて、今は快方に向かっているからでしょうか。


今日のなんくるカード
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ティーダの心

まんまる 太陽 わたしの心
ティーダ 輝く いつまでも
明るく 強く まわりを照らす。


   *ティーダ:太陽
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【よしおさん】

よしおさんはみつこさんの反応について、あれ以来何も言いませんでしたが、今朝突然に、「お母ちゃんは何か怒とったね。」と言い出しました。強烈な印象は持っていたようですが、それ以上にどうこうということは無い様子です。

今日は退院以来初めてのデイで、どうでしょうか出かける事ができるでしょうかと思いましたら、やはり、「今日のデイは休んでいかんか?」と言い出しました。

パ「どこか具合が悪い?」っと聞くと、
よ「そういうことはない」とはっきり言いましたし、朝ご飯も快調に食べる事ができましたので、
パ「出かけるのが面倒なの?」っと聞くと、やはり
よ「うん」と答え、動くのが億劫になっている様子でした。
パ「うちより涼しいし、美味しいお昼御飯もあるし、行ってきたら」っと勧めると、
よ「そうかね」っとそれ以上抵抗なく出かけてくれました。

戻ってきてからのデイからの報告では、全くこれまでと同様に過ごせたそうです。

よしおさんの課題は脱水にならないこと、なので、これまでのことを思うと、ずいぶん私なりに水分補給に気を使っています。

ざっとこんなところです。

・朝一の訪問時にまずはポカリを一口飲んでもらいます。
・食事の前にOS-1ゼリーを小鉢一杯、ずりずりっと飲んでもらいます。
・食事デザートに水分補給用フルーツゼリーとか、栄養補給用ゼリーの水っぽいものを少しつけます。
・食後にお茶を勧めます(勧めないと飲まない)。
・薬を飲む時のウィダーインゼリーは多めにする
・デイに出かける前にポカリ一口。
・帰った時もポカリ一口。
・寝る前(夜の見回り時なので、寝ていても起こして)に、ポカリ一口。


まだまだ足りないとは思うのですが、ほんの一口づつの水分も勧めれば摂れます。
今まで、この分が無だった訳ですから、これだけでも違うと思っています。


【みつこさん】

今日からよしおさんのデイが始まったので、みつこさんのところに居る時間が少し短縮になりました。

午後に訪ねると、ひとりで横になって目を開いていました。興奮状態で、私の顔を見ても険しい顔で怒っています。ベッド柵をがたがたと揺すったり、私の手を引っ張ってから、ベッド柵に押し付けたり、あっちへ行けと言う感じで放ろうとしたりします。うーっと力を何度も入れるので、もしかして、おトイレなのっと看護師さんを呼んでしまいましたが、オムツはきれいでした。看護師さんがおっしゃるには、「みつこさんは午後になると活発になる」ということでした。

確かに覚醒時間は入院前とは雲泥の差です。思うに、入院前1~2ヵ月はよしおさん同様、かなり脱水状態になっていて、それで食欲も落ち、覚醒していても食欲はなく、体調の悪さからひたすら目を閉じていたとも思えます。入院の引き金は嘔吐ですが、同時に下痢に近い状態でもあって、それも熱中症に近い状態だったのだろうと想像します。

怖いのは、すべて認知症の症状として、認知症の悪化として捉えてしまっていたことです。直前に膀胱炎になり、脱水であることはわかっていたのに、それでも誰も気づかずにきたなぁと反省しています。やはり体調に変化が見られた時には、本人の訴えがないのですから、まずは認知症と切り離して、何が原因で何が起きているかを考える必要があると痛感しました。

今、覚醒している時間が長いのは、体調が快復してきていることを表しているように思います。言葉はもごもごで何を言っているのか、なかなか聞き取れません。これはフェルガードが復活すればきっと改善されると思います。

今日は一時間の滞在の間、ほとんどお怒りモードでしたが、もうそろそろ帰らなくちゃならない頃になって、みつこさんの目を見て、一生懸命、わかってもらおうと、

みつこさんは、今病気だから、ここの病院にいるのよ
早く、元気になって、おうちに帰ろうね
私は今日はもう行かなくちゃいけないの
だけど、また明日もきっと来るからね」っと何度か言ってみました。

すると、みつこさんは
ありがとう」「ごめんね」と言って、がはぁ~っと笑顔になったのです。

笑顔になってくれて嬉しい、また明日も来るね」と言って、後にしました。


今日のなんくるカード
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リラックス

のんびり ゆったり あるがまま
心と身体を 休めましょう
ゆらゆら ふんわり 流れるよ。



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パンドラ

Author:パンドラ
2009.10 笑顔のみつこさん
このブログは、ピック病のみつこさん(継母)が特養に入所した'07年10月から始めました。レビーmixのよしおさんは'07年11月から認知症の治療を始めることが可能となり、医療を通じて、ふたりをみることができるようになりました。ふたりの改善の記録とその後の看病、看取り、3回忌法要までを綴りました。

(NEW)2000~2007に、みつこさんが適切な診断と治療を受けていないことに、私は何故気付けなかったのかを考えてみたい、そのことが今困っていらっしゃる方の助けとなることを願って、ブログを再開します。
(2015年2月)

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