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いつもの時間にみつこさんを訪ねて行くと、
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こんな感じで、ソファに寝かせてもらっていました。
軽い鼾をかいて、よーくお休み中でしたので、耳にイヤフォンだけつけて、起こさないで、部屋を片付けた後、傍で本を読んだりしていました。

しばらくすると、カパッと目を開いて、やおらおしゃべりが始まりました。
今日のおしゃべりは何だかよくわかりませんでしたが、「○ダちゃん」と言う弟の名前が出てきました。この弟である私の叔父は健在です。しかし、施設に入ってから一度も会いに来てくれないのですね。叔父も高齢ですし、病気なのかもしれません。たとえ会いに来てくれても、みつこさんも現実の世界としては思いだせないでしょうから、それでいいのかもしれません。兄弟姉妹のいない私には、どんな気持ちなのか想像がつきません。
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今日はおしゃべりしながら、にっこにこで笑ってくれて、しっかりカメラにもおさめさせてくれました。
みつこさんの笑顔を見ると、私は本当に幸せな気分になります。この笑顔をいつまでも守りたいと思います。

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よしおさんの頭の中はごちゃごちゃですから、季節性インフルエンザと新型インフルエンザと風邪との区別は全くついていません。

午後6時の夕食時には全く変わったことはなかったのですが、それから1時間ほどしてインターフォンが鳴りました。

よ「咳が出る。風邪みたいだから、風邪薬持ってきて。」と言うものでした。

咳は乾いた咳がいつも出ます。一応アレルギーの薬を服用していますが、猫もいるし、ハウスダストは取り切れず、ほんとうのアレルギーならばとてもじゃない状態です。が、風邪からくる咳でないことは確かです。

なので、なぜ急にそんなことを言い出したのかな?といぶかりながら、放置するわけにもいかないので、一応総合感冒薬と、咳止めと、去たん剤を持って行きました。

行ってみると、すでにお布団に入っていましたが、私が薬を持っているとわかるとむくっと起き上がってきました。そして、、、、

よ「薬もってきてと言ったけど、やっぱり止めとくわ。」ですって。

念の為、検温しますと、35度2分です。

パ「咳はいつも出るのに、どうして風邪だと思ったの?」と、聞くと、根拠は夕刊にあることを教えてくれました。

よ「新聞にインフルエンザが流行ってきたと書いたったから、咳が出るで、インフルエンザになったかと思った。」そうです。

よ「だけど、この前インフルエンザの予防注射を打ったのを思い出したから、薬は飲むのを止めるわ。」と言うことでした。

2重にも3重にも思い違いをしているのですが、自分が思いこんだことが全てで、いくら説明したところで頭には全然入りませんし、頭に残ることもありませんので、無駄な説明はやめることにしました。

季節性インフルエンザのワクチン接種をしたので、もうインフルエンザは全て大丈夫ということにしておきましょう。その方がお互いのストレスにならなくて楽です。それに、これは今後大いに使えそうです。

今から医者に連れてって」とか、「救急車を呼んで」とか言われなくて助かりました。
でも、危うし危うしですけどね。

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みつこさんが子供時代に帰っているということを再三書いてきましたが、今日はそれよりもむしろ、「あちらの世界と交信しているのではないか?」という気がしてきました。
もちろん、それは、私の心の中の遊びの部分みたいなもので、みつこさんを観察しながらいろいろ想像してみているからです。何しろみつこさんは、現世の人には誰にもわからない世界を歩いているのですから、どんなふうにでも想像することができます。

みつこさんの話の中で、一番よく登場するのが、○かちゃんというみつこさんの姉です。○かちゃんはみつこさんの兄弟姉妹の中で、一番の仲良しでした。私にとっては伯母である彼女は、17年ほどまえに白血病で亡くなっています。○かちゃんの死から、みつこさんは精神的にバランスを崩したのではないかと叔父が言っていたほどです。当時は叔父の話を私は受け付けませんでしたが、今はそうかもしれないと思っています。あまりにもショックの大きいことで、精神のバランスを崩すということは有り得ることですから。

みつこさんが「○かちゃんはどこへ行った?」というような話をすることがとても多いので、みつこさんは○かちゃんや、他の兄弟姉妹と一緒に過ごしていた子供時代に居るのかなと想像していたのですが、、、、そうではなくて、今、○かちゃんがみつこさんの元へ訪ねてきているのかもしれないと想像したのです。

そうであっても、みつこさんには、もうしばらくは可愛い笑顔を見せていて欲しいので、あちらへ連れて行くのはもう少し待っていて欲しいと思います。

この頃、「顔つきの変化」と、「会話の成立」という変化がたまに見られ、改善していると感じられることがあります。今日も私とこんな会話がありました。



眠っていたので、揺すり起こすと目を開きました。そして私の顔を見て、

み「誰?」(『見覚えがあるけれど、誰なの?』という感じです。
み「○かちゃん???」と半分嬉しそう。
 
み「まさかね!」←ほんとうにそう言いました。私はひっくり返りそうになりましたよ。
と、言うことは、○かちゃんは現実のこの世にはいないことがわかっているということになります。

そして、↓これが、今日の画像です。笑顔の瞬間ではないのですが、顔つきが家族の欲目かもしれないけれど、呆けていない顔になっています。

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週に3回はみつこさんに会いに行かないと、何となく不安になってしまいます。
みつこさんが寂しがるわけではありません。そういう状態はとうに通り過ぎていますが、もしもずっと行かなかったら、たぶんみつこさんの頭から完全忘却されて、見覚えのある人という感覚すらなくなるのではないかという不安が私にあるからなのでしょう。

それと、今はみつこさんの笑顔そのものが、私にとっての励みであり、癒しであるから、みつこさんの笑顔を見に行きたくなるのでしょう。

みつこさんは目を覚ましている間はよく話します。話す内容のうち、本当に現実の世界の話は1割も存在しないように感じます。残りの2/3くらいは過去の話、登場人物も過去の人です。現実の世界の人に向って、過去の話をしているようです。1/3くらいは言葉自体が意味不明です。

不思議だと思うのは、「意思疎通が不可能」と言われてから2年以上経過しているのに、思ったほどひどくなっていない、言葉自体が失われていないということです。

流石に顔つき(顔貌)は、この世の人ではないと言う雰囲気も出てきてはいるのですが、ぽか~んと口を開いていることがないので、認知症特有の雰囲気は感じられない部類だと思います。
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今日は午前中は歌の会に出て、知っている童謡などを、知っている部分だけでも口ずさんだりしたそうです。そういう話を聞くと、まだまだ脳が頑張っている、完全にアウトではないと感じて、まだ希望を捨てないぞと思います。


話は変わりますが、今日訪ねて行った時には、テーブルにひとりで座っていて、テーブルに嘔吐の跡があり、その中に手をついて、まだむせている状態でした。ひとり静かに吐いていたようで、私が吐しゃ物(胃液が主)を片付け始めたら、初めて介護士さんが気づいてくれました。
最近、嘔吐が多いらしいです。看護師さんの説明では、食後すぐでもうとうとすることが多く、胃を圧迫した形で眠りこむと、それが嘔吐につながるようだというものでした。

皆さんが対応を考えていて下さることはわかるので、すぐに反応して、「ああして、こうして、」と言うのは控えようと思います。

みつこさんにとっては、今の施設での生活がベストです。
私が寂しがっていては、いけません。みつこさんの落ち着いた生活を乱さないようにしようと思っています。

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ご近所によしおさんの行っているデイで、スタッフとして働いている方がいらっしゃいます。その方のお話で私は以前から伺っていたのですが、今日は夫が直接お話を聞いたようです。

おっしゃるには、「最近のよしおさんは、デイでとっても人気者よ。」と言うことです。
デイの別のスタッフからも、サービス担当者会議の時に、最近のよしおさんは、休憩の時間も減り、ゲームなどの催しにも積極的に参加し、デイ全体の雰囲気盛り上げ役になっていると聞きました。

よしおさんの通っているデイサービスが、利用者ひとりひとりをよく見て、かつ全体がまとまるように上手に対応して下さっていることを一番に感じ、更にその上で、よしおさん自身の成長をしみじみ感じます。認知症の親を持つ子供の立場としては、よくぞここまで成長してくれたと感無量なのです。

今現在のよしおさんの問題点は、短期記憶が非情に悪いことと、自分の身体的不調に異常に過敏で、下手するとパニックになるということ、拘りが強く、ひとつのことが気になると、いつまでも気になるということです。これは言い方を替えると、「これだけなのです」と言えます。そしてこれらは、あまり苦労なく対応が可能になりました。

今までの90年の人生の中で、よしおさんは今が一番いい人なのです(私の知る限りでは)。今のところ身体介助はほぼ必要がなく、精神面でも万々歳となれば、何もいうことはありません。

認知症になって、本人も回りもたいへんなところを乗り越えた先に、こんな素晴らしい境地が待っていようとは・・・予想もつかなかった幸せと言えます。

見守って下さった皆様、ありがとうございます。


P.S. 足の浮腫みはおしっこを多量にして、今朝は解消していました。やれやれです。ご心配をおかけしました。
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【浮腫】
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よしおさんは今日の夕方ショートから帰って参りました。
お迎えに行きますと、今日のみつこさんは、ばっちり目を開き、私の顔を見ると、えへぇ~と笑ってくれました。今日は照る日ですね。やっぱりみつこさんの元気がいいと、私の気分も晴れ晴れとしてきます。

さて、よしおさんはいつもと同じように家に帰ってきたのですが、家に戻ってから突如、自分の足が浮腫んでいることに気がつきました。いつも少しは足の甲に浮腫みがあるのですが、だいぶひどくなっていますので、気になることでしょう。

心不全は以前の検査では、心配するような値ではありませんでした。何ヵ月か経っていますから、多少の変化はありそうですが、息苦しいような様子もありません。しかし、いつものごとく、自分の体の変化には恐怖を伴って、不安がつきまといます。

そんなに気にしなくても大丈夫よ。少し様子をみましょう。」と言ってみても、その場は納得しても、それを覚えていられるわけでもありませんから、すぐに不安になります。夕食時には「明日、病院へ連れて行ってもらおうか。」と言い出しました。

何となく気が重くなります。このやりとりが延々と続いて、パニック状態になるとやっかいです。「救急車を呼んで。」とか、「隣で寝て。」とか言われないことを祈りたいです。早めのリーゼがいいだろうか。

心臓への負担、腎臓の機能低下などは進行していることは考えられますが、2~3日様子をみても大丈夫だと思っています。今回はショートで日中起きていることが多く、しかも上履き着用が浮腫みの原因にもなっているのではないかと思います。今までも同じ条件だと言えば、そうなんですけど。

施設でも足の浮腫む人は多いです。
よしおさんの場合は、そういった体調の心配とともに、本人の精神的不安とどうつきあうかということがネックになります。

これからはこういうことが、多くなっていくと思うのですが、私は自分自身の精神状態をよしおさんと連動させない訓練が必要かと思います。(かなりできてきたと思うのですが、いまひとつ私の心に先回りした不安があります)

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みつこさんが自発的発語が増えているように感じることを証明できるようなことがありました。

利用者さん同志ではそういうことは有り得ないので、当然、みつこさん対介護士さんということになります。特にカウンターに座って居る時は目の前に介護士さんがいますので、みつこさんが介護士さんに話しかける(もしくは、話かけようとする)ということは、私が見聞きする以上に多くありそうです。

先日は、声をかけても届かないと思ったのか、みつこさんが介護士さんに向って、パンパンと手をたたきました。旅館で仲居さんに向って、パンパンと手をたたくのに似ています。それは隣に座っていた私には、何か話しかけたくて注意を自分の方へ向けようとしたと思えたのですが、残念ながら当の介護士さんにはそうは理解してもらえなかったようで、みつこさんと同じように手をパンパンとたたき返されました。

すぐに忘れてしまうわけだから、「何?」っと聞かれたところで答えられるわけではないのですが、その一瞬、何かを言おうとしているということは、今までにないことで、今までに無いことができてるなんて、進歩しているじゃないと嬉しくなります。

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今日はよしおさんの月1ショートで、朝施設へ送って行き、みつこさんとご対面を果たし、午後はみつこさんのハリ、マッサージの治療に付き添い、夕方はヘルパーステーションの経営母体が変わったということで、ヘルパーさんの派遣などについては一切変わらないのに、契約だけは全てやり直し、さらに今よしおさんの家のお掃除を自費でお願いしている分が、請け負う会社が変更ということで、こちらも別契約と、何ともややこしい、面倒くさいことになりましたが、兎も角済ませました。

みつこさんを襲う睡魔は、GAの増量にも関わらず、それを上回る勢いで進んでいます。兎に角、何もしていなければもちろんのこと、話をしていても、ふと途切れると、もう目を閉じています。何かのはずみでパッと目を開きますので、その時にすかさず食べ物を口へ入れます。私が付きっきりの時はそれができますが、ついていない時、介護士さんにお任せしている普段の時には、食べる量がぐっと減ってもそれは仕方がないと思います。
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みつこさんが間違った薬と治療で、滅茶苦茶で、ボロボロだった時、あのままでがたがたと終末期に突入していたら、それは家族としては悲しかったと思います。
しかし、あれから、落ち着き、穏やかになり、そして、じわじわと衰え始めました。それは時間をかけて、家族に納得する時を与えてくれているようです。

子供に返り、赤ちゃんになり、そして、生まれる前の世界へ帰って行くのではないでしょうか。何もしていない訳ではない。やれるだけのことはしていると、自負している。だけどこれからは、やり過ぎない自分でいたいと思っています。みつこさんは自分で仕組んだ自分の人生を、自然に歩いて行って欲しい。私はそれに最期まで伴走していきたいと思っています。


一方よしおさんの認知症は、これまた摩訶不思議です。
話をしないでいれば、全く健常な老人に見えます。治療をしていなかったので、何とも言えませんが、買い物の計算ができないとか言うところから数えると、認知症歴は相当なものです。(10年近いと思います)
短期記憶は皆無なのに、話はふつうにできます。記憶は徐々に落ちているのに、別の分野ではとても活性化している。デイでのゲームなどは知恵を働かせて楽しく参加している。
何だか、良い方へ理解不能なのです。不思議不思議~。

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【介護用品】
みつこさんの施設へ1ヵ月分のサプリと新しい防水シーツを届けてきました。

【サプリメント】
サプリだけは、私がセットして届けます。画像の量が1ヵ月分です。他にも内科の薬、脳の薬といろいろありますから、ずいぶんな量ですね。でも、せっせと飲んでいてくれます。
1ヵ月分サプリ

【防水シーツ】(おねしょシーツ)
みつこさんはおもらしがあるので、防水シーツは必須です。それに動きも激しいので、病院のようなお尻の下あたりだけのものでは漏れてしまいます。布団の大きさの全面カバーのものが必要です。入所する時に2枚持参しました。それがこちらです。↓これは4隅にゴムがついています。
http://item.rakuten.co.jp/oku/468732
こちらは、ビニールの部分がしっかりしていて、少しごわつきます。故にこの上に綿のシーツを重ねてもらって、肌当たりよくしてもらっています。この1枚がお洗濯によって、ビニール部分が破れてしまったため、今回、別のものを試しに1枚買ってみました。

それが↓こちらです。
http://www.naturalweb.co.jp/shopping/life/conv/onesheet.html
これは、薄手で、肌当たりはよさそうです。頭の方は布団を中へ入れこめるようになっていますが、足の方は長いゴムが横に渡してあるので、上にあがってきてしまう可能性はあります。みつこさんのようにジョクソウができそうな老人にはこちらの方が断然よさそうです。

また、使用結果は介護士さんに聞いて、いつかご報告します。

【消毒薬】
消毒薬
これは、介護用品ではないのですが、インフルエンザが幼い子を中心に蔓延してきています。施設などでは、不思議と広がっていないので、やはり老人には免疫があるのかもしれません。
それにしても、手洗いのきちんとできないよしおさんの対策を何か考えなくてはいけないと思い、こんなのを見つけたので、よしおさん宅の玄関に置くことにしました。外から帰ったら、これをワンプッシュです。

【癒されるー】
動くお花
買い物でこんなのみつけました。
動画じゃないので、わからないのですが、これ、花も葉っぱもゆらゆら踊っているように、揺れてます。それを見ていると、「けなげだわ」って感じがして、とても癒されます。ソーラーが仕掛けてあって、光が当たるとゆらゆらします。朝、雨戸を開けると、花と葉っぱが踊りだして、それを見ると、どんな堅物でも、思わずにこ~っとなること間違いなしですよ。

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みつこさんは、今もこぼれるような笑顔を見せてくれます。

今日は認知症の往診外来がありました。

これ以上、眠りこけてしまわない状態を保ち、かつ、この笑顔を守っていきたいという私の気持ちを、先生にもご理解頂きました。具体的には↓下のようにフェルラ酸500mg、ガーデンアンゼリカ(GA)180mgとします。これまでより、GA10mgアップです。

朝  NEWフェルガード、半包、フェルガード100M、1包   F150mg  GA70mg
昼  フェルガード100M、2包                  F200mg  GA40mg
夕  NEWフェルガード、半包                   F 50mg  GA50mg
夜  フェルガード100M、1包                  F100mg  GA20mg
 
                                  計 F500mg GA180mg


興奮状態がひどくならない限り、月10mgの単位で増やして、200mgまでは挑戦してみます。


西暦2000年くらいから、認知症の兆しが見え隠れしていました。
それから、ピック病として、どんどん昇りつめて、興奮と言う周辺症状が最高の状態になったのが、2007年の施設入所する頃だったのではないかと思います。

2007年の暮れからは、フェルガード100を飲み始め、量も増やしていったことも併せて、興奮状態はしだいに落ち着き、半年ほどですっかり安定しました。しかし異常興奮はなくなっても、それは、まだ安定した絶対的なものではありませんでした。

精神的には落ち着いた2008年半ば頃から、逆に身体的な衰えは進んできます。歩行が悪くなり、傾眠がひどくなります。食に関しても、だんだん食べようという意欲が衰え始めました。

ですが、当時は、一時的にGAを増やしてみたものの、誰かを指差してぶつぶつ言ったりする興奮ともとれる状態があり、直に断念しています。

それが、2009年6月頃から、GA100mgから始めた増量作戦はひどく興奮することなく、順調に増やし続けられています。みつこさんのピック病はすでに折り返し地点を過ぎて、やがてゴールへ到着するのでしょう。ピック病と興奮系のアルツの末期も同様ではないだろうかと思うのですが、そういう状態のところで、初めて副作用なく力を発揮するのが、ガーデンアンゼリカなんだと言えるのではないでしょうか。

そして、ガーデンアンゼリカ単独ではだめで、フェルラ酸が加わると、働けるものなのじゃないだろうか(これは全く私の独断と偏見です)とも思っています。

どんどん衰えていく身体的状況に少しでも歯止めをかけ、かつ、とびきりの笑顔を守り抜こうと思っています。


P.S. 今日はみつこさんからはっきりと、「あんた誰?」と聞かれてしまい、少なからずショックでしたが、そんなことにはめげないぞと思っています。私がみつこさんにとって誰であろうと、みつこさんから笑顔を向けられる人のひとりであれば、それでいいのだもの。私はみつこさんと一緒に歩いた日々を覚えているからね。
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【みんなの協力が得られるようになって】

来週の月曜日(明後日)に、みつこさんの認知症の往診があり、サプリの調整をスタッフの皆さんと協議しておかなくてはなりません。

1週間前までには私の気持ちを書面で伝えるという約束だったのに、今回は少し遅くなり、昨日大慌てで、伝えました。

みつこさんの今月の様子は、私の目に映る様子では、傾眠は変わらないか、もしくはひどくなっています。それでも、突如はっと目を開いて、おしゃべりを始めたりはします。発語は改善とは言えないまでも、現状維持はしています。無口にならないところが有難いです。

これだけGAを増やしていますが(現状170mg)、そのために異常に興奮している感じはありません。介護抵抗はないとは言えないようですが、直に気分が変わるのは以前と同様なので、介護士さんたちが機嫌の悪い時は、ちょっと時間をおくなどして、上手にかわしていて下さる模様です。

こういったことを考慮して、今度の診察の時に提案するサプリは、GA180mgに更に10mgアップするというものです。月に10mgづつ上げていると、体が慣れるのか、薬の効果がなくなるのか、効果も副作用もあまり感じられません。しかし、もしかしたら、悪化の一途をたどっているのを食い止めているのかもしれません。それは誰にも何とも言えないことなので、やるだけのことはやってみようと思います。

今日もみつこさんを訪ね、いつものように施設内散歩をしていると、2Fユニットのところで看護師さんと出会い、サプリの調整の私の提案についてのお話を伺うことができました。

私の提出した書面を受けて、早速みなさんで検討して下さった結果、私の提案どおりでいきましょう。それで何も問題なしということになりましたと伝えてくださいました。介護士さん、看護師さん、生活指導員さん、みなさんで、私の提案を検討し、日頃のみつこさんの様子を観察して、確認しあって頂けるようになりました。ここ数ヵ月のスタッフのみなさんの変化に、私はちょっぴり感無量です。


みつこさんの様子がだんだん陰になってき始めてから、私はひとりで何とかしたくて焦っていました。サプリで調整できる部分はやってみたいと思っても、スタッフの皆さんにそれを上手く伝える方法がみつからず、私が半ば強引に進めてしまい、ずいぶん反感を買ってしまいました。それではみつこさんにとっても良いことではないと思い、まずは生活指導員さんに率直に相談して、スタッフの皆さんにも理解して頂いた上で、施設ではどこまでならやって頂けるのか、どういう方法をとればよいのかを話あいました。

今の方法はまだ暫定的なものですが、大きな一歩を踏み出せたことは事実です。
詳しくはまた別の機会に(続)

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夕方になってから、よしおさんが、「目にゴミが入った。見て。」と言い出しました。

左目の見える方の目です。

目を大きく開けてみると、上下とも、まぶたの裏が真っ赤です。
上まぶたは、ぼわぁ~んと腫れています。
上まぶたの裏側がごろごろするようです。

これは、どう見ても、「物もらい」らしいのですが・・・
本人はゴミが入っていると言って聞きません。

さて、どうしましょう。
物もらい用の目薬を点さない限り、良くなることはないでしょう。
行きつけの眼科は明日はお休みです。
明日のデイは遅れて行くことにして、以前行っていた眼科へ行ってくれるだろうか。
以前行っていた眼科は白内障の手術を勧められたけど、踏み切れなくて、逃げ回っていたので、先生からお叱りを受け(本人談)、絶対にもう行きたくない眼科です。

明日の朝にならないと、わからない・・・というところですね。


よしおさんが最近、デイに出かける時に掌に日付を書いていく理由が判明しました。
デイの連絡帳に答えが書いてありました!

10月10日の担当者のコメントから:今日は、お決まりの質問『何月何日ですか?』に、しっかり準備をしてきて下さり、大きな声で10月10日と答えてくださいました。とてもよい笑顔でした。

ネタはばれてるよーーー。よしおさん。

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【よしおさんの予防接種】

よしおさんのかかりつけの病院では、今日から季節性インフルエンザのワクチン接種がはじまりましたので、早速午前中によしおさんを連れて行きました。
昨晩そのことを話すと、「風邪をひいているけど、注射打って大丈夫か?」と聞きました。
えっ?風邪をひいてる?」という感じでしたが、「鼻が出る。」と言うので、一応、よしおさんの言うことを肯定して、夕食後にPL顆粒を1包飲んでもらいました。
これで、朝起きて何ともなかったら、行くということで約束(約束なんて、あってないに等しいですが)しました。若干アレルギーぽいので、おそらく花粉症の軽いものでしょう。

今朝はすっかり夕べのことは忘れて、鼻も出ないらしく、素直に出かけると言ってくれました。その時点で熱を測ると35.2度でした。

病院は予想どおり、たいへん混み合っており、さんざん待たされてから体温を測ることになりましたら、36.8度ありました。院内は熱気もありましたし、よしおさんは寒がりで厚手のトレーナーを着ていましたので、体に熱気が籠っているのだということにしました。2時間ほどかかって、ようやく家に帰りつきました。

健康不安症で、問題児のよしおさんがワクチン接種が済んで、まずは一段落です。後は新型インフルエンザのワクチンが何時になるのかわかりませんが、接種できるようになれば、したいと思っています。


【みつこさんのマッサージ】

午後はみつこさんのハリ治療+マッサージです。
ここのところ、傾眠が元に戻っています。揺すってもイヤイヤと首を振り、起きないことが多くなりました。車イス散歩に出かけると、どこかでハッと目を覚ましますが、また、眠りこんでいます。GAを10mgづつ増やしていても、悪化していく速度に追いついていないかもしれません。

とすると、飲まなければ、完全に寝付いてしまうかもしれません。GA200mgまでは、興奮しない限り増やしてみようと思っています。施設の皆さんも協力して下さる体制が出来てきて、嬉しい限りです。

今日のハリ治療+マッサージもほとんど終わりまで、眠ったままでした。ところが、もうこれで終わりというところで、パッと目を開き、やおらにこやかにしゃべり始めました。

こういうところが、とっても不思議です。
突然目が覚めて、覚めた瞬間に眠っていたことを忘れるという感じです。
逆に突然目を閉じていくことも多々あります。

ハリが終わるとおやつの時間なのですが、何とか目を開いているうちにおやつをくださーいとお願いしたいくらい、あっと言う間に変化してしまいます。

実際、目が開いているうちにおやつを頂きましたが、食べ終わらないうちに眠り始めました。私の帰りたい時間も迫ってきて、後は介護士さんにお願いしようかなと思って、帰り仕度をはじめると、はたと目を開いたので、コーヒー半分を残して他は全部食べさせることができました。

お昼が食べれなかったそうで、その分のエンシュアリキッドも自力で飲み干しました。

嚥下は今のところ大丈夫ですが、食べる意欲という点では過渡期にきています。
何が何でも、自然に逆らっても、生き延びてもらおうと思ってはいません。でも、今は、もうちょっとだけ、できることを頑張ってみたいと思っています。

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よしおさんの評判はショートでもデイでもすこぶるよろしい。
家族としてはくすぐったいような、嬉しさを感じる一方で、「調子がいいんだから~」と、昔からの外面の良さを批判したい気持ちもあります。

でも、どうも、今は、外面と内面を使い分けている訳でもなく、自然なままでいると、デイやショートでは好ましく思って頂けるようです。これって、よしおさんの本来の姿が、好もしい姿であるということなのかなぁ~。

どうも両親を見ていると、認知症の老人は自身の子供の頃に無意識のうちに戻っていくようです。大人になって身に付いたしがらみを外してみれば、本質は皆素直で明るい笑顔の人格ということなのかしら。



みつこさんの散歩中に出会ったショートの介護士さんの言葉です。

よしおさん、お元気ですか? 
よしおさんは一直線で、素直で、面白くて、人を喜ばせることが上手で、
私の大好きなキャラクターです。

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今日のみつこさんは、おトイレ中でした。

その間に持参した厚手の毛布をお部屋に入れたり、薄手の洋服をちょっとわかりにくい場所へ隠したりしていました。

トイレから出てきたみつこさんは、やっぱり襟もとの大きくあいた7分そでの薄手のTシャツ1枚です。今日は汗ばむような陽気ではありましたけど、室内でじっとしているお年寄りは暑いとは感じないと思います。何か着せなくちゃと頭で思っていると、トイレ介助して下さった介護士さんが今日の午前中の様子を教えて下さいました。

午前中に2度ほど、嘔吐があったらしい様子でした。「特に気分が悪そうということはなかったし、熱があるわけでもありませんでした。ただ、ここのところ便秘になっていて、それで胃がむかむかしたのかもしれません。」と説明がありました。
午前中に排便があり、その後は嘔吐はありません。昼食も食べて、お元気です。」と付け加えて下さいました。

みつこさんは元々、「胃が立っている」と言われるくらい、嘔吐しやすい人でした。ちょっとした不調でも嘔吐していました。今日は介護士さんがおっしゃったように、便秘で気分が悪かったのだろうと思います。

お礼を言って、そのまま自室へ引き取りました。ここで、イヤホンをつけて音波を聞きながら、マッサージをして、それからカーディガンを着せて、膝かけをかけました。いつも冷たい手と足をしています。

その後はお決まりの散歩なんですが、今日も曇る日、居眠りばかりでした。ゴリラくんと会っても、反応も今一。
ゴリラくんと091013

ユニットに戻ってからも、とうとうおやつも手をつけることができませんでした。

その代わりと言っては何ですが、さっきの介護士さんが、素敵なプレゼントをして下さいました。
この頃のみつこさんは午前中の方がしっかりしていることが多くて、今日は、こんな笑顔を見せてくれたんですよぉ・・・・」っと、写真を見せて下さいました。
笑顔091013

写真から写真を撮りましたので、適度にボケておりますが、白い歯はくっきりとわかります。
この笑顔さえあれば、何も要らないと思っています。

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【晴れる日曇る日】

昨日のことになりますが、みつこさんを訪ねると、ひたすら眠っておりました。
揺すると、「イヤイヤ」と首を横に振り、目を開くことはありません。

それでも構わず、車イスを押して、施設内をぐるっとひと回りしました。
途中で何回か目を開き、「あれっ」という表情をしますが、また睡魔に引き込まれます。
p091011a.jpg
↑ゴリラくんには挨拶できました。

おやつも、ちょっと目を開いた一瞬の隙に口へ押し込むと言った具合です。
それでも、私が傍にくっついていれば、目を開くとぱくっと食べさせると言った具合で、蒸しパン1個とお茶一杯が入っていきました。

調子の良い日もあれば、落ち気味の日もあります。あるがままに受け入れて、一喜一憂しないようになりました。どちらもみつこさんの本当の姿です。穏やかに上がったり、下がったりしながら、次第に下がっていくのでしょうか。

みつこさんの部屋には、お誕生日カードが飾ってありました。
キリスト教系の施設らしいでしょ。
お誕生日カード



一方、よしおさんは、ここのところ良く我慢していたと思うのですが、とうとう今日は出ました。

夜寒いから、電気毛布入れてくれないか。
まだ、10月半ばなので、本当はもう少し頑張って欲しかった。でないと、本当の冬がきたら、どうするの?と思うのですが、その頃には体が馴染んでくるのかな?それとも、下着を増やすとか、まだ手は残してあるから、それを使うのかな。

10月から6月までのよしおさんの電気毛布生活がスタートしました。

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【鎌田實先生の講演会を聞きに行って】

2009年
○○まちづくり(○○は市の名前)
講演会


として、鎌田實先生の「がんばらない」けど「あきらめない」というお話がありましたので、出かけてきました。

副題は --あったか医療とあったか福祉-- とありますように、お話の趣旨は医療においても福祉においても、あたたかい心こそが大切であるというお話であったと理解しています。

地球上に生命が誕生したのは38億年前、人類が誕生したのは700万年前というお話から、始りました今日のお話の詳細はまたいずれ・・(たぶんもう書けないかな?)と思いますが、その中で、私の心に残ったのことは、ふたつありましたので、それだけ、ご紹介させて頂きます。

ひとつは、
アウシュビッツの例を出されましたが、その極限状態の中を生き抜いた人に共通していることは、諦めることなく、淡々と日常の生活をこなしたということ。
希望がなければ、生きていけないけれど、希望だけでは生きていけない。
アウシュビッツで、いつそこを出られるともしれない(希望が持てない)とわかった時に、絶望しないで、生き抜いた人は、歯ブラシがなくとも、指で歯を磨く、髭そりがなくとも、ガラスの破片で髭をそるなど、普通に、1日1日を丁寧に生きていたということ。

もうひとつは、
1%でいいから、自分以外の人の為に(家族も含めて)生きること。

「1日1日の積み重ねが未来に通じる」
「自分だけの為に生きない」

↑これは、最近私がひしと感じて、目標にしていることだったので、今日のお話は、ほんとにぴたりと当てはまりました。

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【ワイヤーの種類変更】(2009年10月9日)

月1回の定期調整に行ってきました。
↓こちらは本日の写真撮影です。


本日の画像:上下の隙間がなくなりました。
091009

9月13日と10月9日との比較です。
上下の隙間がさらになくなっているのがわかります。

090913と091009の比較

これまでの全部の比較写真です。3ヵ月間の前歯の変化がわかります。
090713~091009


9月の時点で、前歯はほとんど一直線にそろってきました。
それ以降の1ヵ月はめだった変化はありませんが、上下の隙間がさら減り、歯がかちかちと当たるようになりました。見た目の変化はそれだけですが、実は奥歯が大きく動いているということでした。
全体に中へ引っ張っています。

まだ、受け口状態ではあるので、心配でお尋ねすると、
まだまだこれからだよ。」って笑われてしまいました。
これから、上の歯を開放し(こういう表現は使わないと思うけど)、下の歯を中へ傾くように調整して、上の歯が下の歯の上にくるようにしていくそうです。

今日は、ワイヤーの断面が円形の物から、断面が四角形の物に変更になり、更に直径がやや上がりました。さらに締め付け度が上がります。
痛みはあるにはありますが、気になるほどではありません。ただ、何とも食べ物が食べづらいです。装置に繊維の物はもちろんのこと、ご飯などの柔らかいものも一杯くっつきます。歯磨きがたいへんですし、何より、気持ちが悪いです。

でも、「美しくなるためには、努力が必要」と言うのが今日の院長先生のお言葉なので、美しくなる為と自分に言い聞かせることにします。
言い聞かせなくとも、とっくにそのつもりで楽しみにしています。

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【集中力発揮】

伊勢湾台風の再来か?と心配された昨日から今朝にかけての台風は、進路も予想とは異なり、思ったほどの被害もなく、助かりました。今日はハリ治療の日なのですが、先生から「台風の影響から電気が調子悪くなり、電気やさんとの話があるので休んでもいいか」と電話を頂きました。

私はいつもどおり、みつこさんを訪ねてきました。施設はみつこさんのユニットで1ヵ所雨漏りがありました。他は異常なかったようですが、昨晩の夜勤さんはたいへんだったことでしょう。お疲れ様でした。

みつこさんはとキョロキョロすると、介護さんが説明して下さいました。
今日は昼食後、トイレ介助も難なく済ませたあと、何気にテレビの前に車イスを持って行くと、ちょうど映っていた「武田鉄矢」さんが気に入り、目が釘付けになったので、そのままテレビの前ですと説明されました。
テレビにくぎづけ

成程、一生懸命、見ています。いつもなら、すぐに目が閉じてしまうのですが、そんな様子も見えません。

散歩に連れ出すのもはばかられるくらい一生懸命見ているので、私は洋服の衣替えをすることにしました。下着もズボンも夏っぽいものはすっきり片付けました。目につくところに置いておくと、どなたが着せてしまうとも限りませんから。

衣替えが終わっても、まだテレビに集中しているので、私が傍に行って、そこでデルタレゾナンスやら、マッサージやらすることにしました。他の人の邪魔にならないように、そこで、ちょこちょこっとマッサージをしました。
視線
↑こんな感じで、テレビをじっと凝視しています。

テレビでは、武田鉄矢さんが出ているドラマがまだ続いていました。音声は小さく絞ってあるので、たぶんみつこさんには聞こえていないはずです。目は見えているようです。コマーシャルでお店の名前か何かが大きい字で写された時に、平仮名と漢字1字でしたが、きちんと読みました。「○○天」と言うものでした。○はひらがなです。字は読めています。

それから、出演の「かとうかずこ」さんが涙を流している場面がありましたが、それを見て、「あの人、泣いてる。どうしたんだろう?」と言いました。

どうしたんだろう?」って、私が聞きたいよ。みつこさん、いよいよ良くなった?!
何だか感激です。

ドラマは2時間ドラマだったと思うのですが、間に頻繁にコマーシャルが入りますが、その時もずっと画面に集中しています。当然ながら、ドラマの筋がわかるわけではないのですが、映像にずっと見入って、みつこさんなりに何かを感じていたようです。それが2時間くらいは続いたのではないでしょうか。

今、家に帰ってから、ゆっくり考えてみると、これぞ「ミラクル」っていう気もします。

みつこさんの脳は、まだまだ生きている、動いているという気がします。

どこまで行っても、諦める必要なんて、みじんもないのだわ。

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【緊張してる】

今日はみつこさんの面会に夫も行ってくれるということで、ふたりで出かけました。

ちょうど、トイレ介助されてるところだったので、戻ってくるのを待ちました。
ところが、夫の姿を見ると、何やら緊張ぎみで表情が硬くなってしまいました。
夫のことは完全に忘却のかなたですので、何やら知らない初老の男という感じがしたのでしょう。
私に向って、「あれは誰?」という表情をした後、ぷ~んと機嫌が悪くなってしまいました。

みつこさんは子供の頃には、「男みしり」があったもようです。
居合わせたお兄ちゃん介護士さんに対しては笑顔を向けていましたが、お兄ちゃんからは、「この距離が縮まらないんだよね。食事介助は絶対させてくれないもん。」と、告白がありました。←えぇ、そうなの? だけど、トイレ介助はお願いしてるのにね。不思議なみつこさんの世界だ。

夫には申し訳ないけれど、不機嫌なみつこちゃんの車イスを押してもらって、いつものようにお部屋でマッサージをちょこちょこっとして、衣替えをして、施設内散歩に出かけました。

ショートの主任さんに会っても、しおっと下を向いてしまいました。
あれ、みつこちゃん、今日はどうしたの? お天気のせいかしら?」なんて言われてしまいました。

ほんと、みつこさんの顔を見ると、困惑したような、悲しいような顔をしていました。今日は眠いわけじゃないけれど、みつこワールドの中で負の感情に囚われてしまったようです。

唯一、ゴリラくんと対面した時には、「可愛い、こっちへおいで。」と言うので、ゴリラくんを手渡すと、ひしと抱きしめておりました。
mitsuko09106

ユニットに戻ると、ちょうどおやつの時間で、お部屋で休んでいる人もみんなテーブルスペースに集められているところでした。みつこさんはカウンター席の方がよかろうと、カウンター席に座りました。住人さんと目が合わない方がよさそうな感じです。カウンター席だと目が合うのは介護士さんだけなので、みんなにこっと笑顔を返して下さるので、みつこさんが不機嫌になることはありません。

今日は何か介護士さんの動きが気になるようで、じぃっと目で追って、そこしか集中できません。おやつも目に入らなくなります。介護士さんもずっとみつこさんだけに視線を送り続けることはできませんよね。手元に目線が行って、みつこさんの方への注意が散漫になると、みつこさんは介護士さんへ熱い視線を浴びせます。あれは何なんでしょう。それでも、合間合間にスィートポテトの小さいのを1個、食べることができました。

一方、テーブルの方ではちょっとしたいざこざが起きていました。
みんなそれぞれの場所でおやつを待っているわけですが、自力で歩けるお婆ちゃんが待ち切れず、立ち上がり、別のテーブルの先におやつが配られた方へ「私も入れてぇ」と立ち上がり、途中にあるソファに手をつきました。

すると、ソファで横になっていた住人さんが、「ここは私の場所。だめ~。」と凄い形相になりました。
介護士さんが、ソファの住人さんをなだめ、立ち上がった住人さんをさりげなく別テーブルへ誘導しました。多かれ少なかれ、抑制の外れた方たちばかりです。いろいろなことがありますが、なんとも賑やかで、微笑ましい、幼稚園ならぬ、老稚園といった雰囲気です。

さて、次回は木曜日に訪ねたいのですが、、、台風の直撃があると、延びることになります。
職員さんたちはそんな時こそ休むわけにいかず、頭が下がりますね。よろしくお願いします。

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【おとぼけ、よしおさん】

久しぶりですが、よしおさんの口から出ました。

この言葉。

今日って、夕ご飯食べたかね?

インターフォンでの問い合わせだったので、難聴のよしおさんに通じさせるのには苦労します。

パ「夕ご飯、食べましたよ。」←これは通じました。

よ「食べたかね。何食べたね?」←疑っているわけではないのですが、思いだせない様子です。

パ「刺身です。」←これが通じません。たぶんサ行が難しいようです。

よ「えっ? わからん。

と、この質問と答えを2~3回繰り返してしまいました。
そこで、やっと、サ行がわからないんだなと気づき、言い方を替えてみました。

パ「マグロですよ。」←と表現を替えると、通じました。

よ「マグロ、あっそうかね。ありがと。」と、インターフォンが切れました。


よしおさんは、おとぼけ好々爺ということで、もう、何も事件は起きません。


来週、ケアマネさんの所属されている施設で、お勉強会があるそうで、案内をいただいています。
どうしようかな・・と迷っていましたが、やはり、行ってこなくっちゃと思っています。



<タイトル>
難聴者のコミュニケーション技術  「シニアサイン

         講師:NPO法人生活支援サイン代表 近藤禎子

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【この幸せを分けてあげたい】
Happy Birthday

本日10月4日はみつこさんの84回目のお誕生日です。
そして、再生みつこさんの2歳のお誕生日でもあります。

最近食べる量も減ってきたし、ケーキを切り分けて食べるのは、施設ではなかなか大変。それに施設ではきっと何かの形でバースディを祝って下さいます。そこで、私はスタッフの皆さんにお土産を持って、みつこさんに「おめでとう」だけを言いに出かけました。

最近は常に眠っている(目を閉じている)みつこさんになりました。
一応いつものように、儀式的ですけれど、眠っているところを起こして、「えへへ」と笑ってくれたので、お部屋に移動しました。

私の洋服を見て、レースのところを指差して、「きれい」と言いました。
デルタレゾナンスを聴きながら、足と手のマッサージ。足の裏を触ると「痛い」と言います。何故なのかはちょっと不明。太ももの辺りはいつも自分で撫ぜています。痛いのだろうなとは思います。寝起きの朝はかなり痛むらしいです。あまりな時には痛み止め座薬を使用してもらいます。

それが終わると、施設内をぐるっと一周します。眠っているけれど、時々目を開きます。そんな時にちょこっと話したりします。噛み合わなくてもいいのです。今日は一段と穏やかで、私とみつこさんの間に頓珍漢な会話をしながらも、温かい空気が流れていました。私もやっと、それでいいのだと思えるようになりました。

ユニットに戻って、おやつを待っていると、ユニットのチーフが「ちょっと待ってね」と言いながら、おやつを持ってきて下さいました。

じゃ~~ん!
今日はみつこさんのお誕生日だから、ケーキを買ってきたのよ。食べてね。お誕生日おめでとう。」と言って、いちごタルトを運んで下さいました。

チーフがパチパチと拍手して下さったのに続いて、
私も「みつこさん、お誕生日おめでとう。」とパチパチと拍手しました。
すると、みつこさんも嬉しそうに、一緒にパチパチと拍手をしたのです。
Happy Birthday 2

おお、何と可愛いみつこちゃん。これはやっぱり、2歳のお誕生日でしょうか。

特養のユニットの片隅に、得も言われぬ、幸せな時が流れました。



認知症のしかも、ピック病というあまり知られていない病気になり、
人格も変わってしまい、
家族とともに暮らすことも、自分の意思で何かをすることも適わなくなり、
気に添わなければ暴力に訴えるしかなく、
ひとり離れて施設でお世話になり、
あのみつこさんがねぇ」と言われ、

何だか可哀そうでしかたがなかった時もあったけれど、

今は、みつこさんから、とても温かい幸せなオーラとも言えるものを感じることができる。

みつこさんの魂はすでにあちらの世界へ半分以上返っているのでしょう。
だから、こんなに無垢な魂でいられるのではないでしょうか。


今日も、認知症の家族を抱えて、失意のどん底にいらっしゃるご家族がたくさんいらっしゃることでしょう。3年前の私たちのように・・・。

その方たちに、諦めないでとお伝えしたい。認知症が治らなくとも、私たちのように、こういう幸せもあるのだから。

この小さくて大きな幸せをお分けしたいと、心から思います。

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【今日は何日?】

よしおさんにとって、日常生活で自分の記憶があいまいなために気になって仕方がないことを、忘れない為にメモするようになりました。単に紙のメモでは、そのメモ用紙がどこへ行ったかわからなくなってしまうので、サインペン使用で掌をメモ用紙にしています。

これまでに掌に書いてきたことはを羅列してみます。(これはデイに出かける時のことです)
私が家に残っていて、必ず確認しているのですが、私が必ず確認することを信用できないのか、そこまで頭がまわらず、気になってしかたがないのか、どちらなのかはわかりませんが、どうしても自分で納得いく方法で覚えていないと気になるようです。

①ストーブを消した。

これに関しては、当然冬場だけのことなのですが、では電気毛布は気にならないのか?猫のヒーターはいいのか?とか、私は思うのですが、不思議なのですが、本人が気になると思い込んだものだけのようです。


②猫たちを部屋から出して家中を自由にした。

よしお家の猫たちは、外出身なので、隙あらば外へ出ようとします。よしおさんが出かける時にもたもたすると、猫たちがすり抜けて外へ出てしまうので、よしおさんが外出する時には、一旦猫たちを猫部屋に閉じ込め、よしおさんが外へ出た後で、私が猫たちの部屋の扉を開けます。猫部屋はエアコンがないため、夏場は特に気になります。

私が必ず開けると言っているけれど、自分の目で見ないと信じられないようで、デイから何度か「猫を出してくれたか?」と電話がかかってきました。

この件については、よしおさんが外へ出る時に私がきちんと猫を見張ることで、閉じ込めるのはやめることになりました。それで納得できるなら、それでいいでしょう。



よしおさんは大きな専用予定カレンダーを持っていて、そこにデイと通院とショートの予定を書き込んでいます(書き込むのはパンドラです)。月が変わって予定が書いてないと催促されます。何故そんなにせかすのかと言うと、いつデイに行くのかがわからないからだそうです。

デイに行くのは(月)(木)(土)と何度言っても、それも覚えられないし、今日が何曜日なのかがわからないので、一体いつ行くのかが、わからなくても当然でしょう。

では、どうやって、わかっているのかと言うと、やはり、新聞で日を確かめて、それでカレンダーを見て確認するということらしいです。その為には、居室に今日の新聞だけを置くようにしています。今のところ、よしおさんが何とか生活できて行くための方法がそれです。

新聞は読んでいる日もあれば、読んでいない日もあります。いつの新聞でも、いつでも新鮮なので、今日の新聞を読む必要もないのですが、何月何日何曜日を知るためには今日の新聞である必要があります。

というような訳で、今日からひとつ追加になりました。

③今日の日付

今日は掌に日付を書いて出かけました。


この掌のメモは午前中にお風呂に入ると、それで消えてしまうのですが、そこまで覚えていれば、後は気にならないようです。



またまた、蛇足になりますが、カレンダーには自分で忘れたくないことを丹念に書き込んでいます。先日はデイで、同じことを何度も聞いた時に、主任さんが、「何回でもいいから、聞いてね。」と言って下さったことがとてもうれしかったらしく、そのことがカレンダーに書いてありました。


約2年前のカレンダーには、後ろ向きな記述が一杯あふれていました。
曰く、「パンドラめが、私が風呂に入っている間に印鑑を盗んだ。
曰く、「手癖の悪いパンドラ夫が通帳を盗んでおいて、知らん間に返しておいた。」なんてのが、私の目のつくところに置いてありました。もちろん私は直接問い詰められたり、暴力も受けておりましたが・・・・。こうして懐かしく思える日が来て、しかも当人はその頃よりも今の方が元気にデイにショートに出かけているのですものね。

有難いことです。日付くらい一杯、掌に書いて行ってください。

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【タイムマシンに乗ったみつこさん】

みつこさんの記憶の中で、よしおさんとの生活、私との暮らしがゴボッと抜けてしまってから久しくなります。

母じゃなくなった日」 2006年3月20日


アイデンティティの喪失」 2006年3月13日


あの頃は想像すらできなかった3年半先が今です。
今のみつこさんは、時々兄弟姉妹の名前を口にします。3年前にすでに、私の存在は無くなっていました。顔は見知った人であったけど、当時からヘルパーさんのように感じていたみたいです。

今も私のことは介護士さんのひとりかもしれません。「それにしてもあまり働かない人だなぁ~」って思っているかしら。

昨日会った時、うにゅうにゅと、○○ちゃん、らしきことを言ってくれたので、「私は誰?」と聞いてみました。でも、質問の意味がわかってもらえませんでした。

では、「あなたは誰?」と聞くと、「わからない」みたいなことを言ったので、
あなたは○○(今の姓)みつこさんですか?」と聞いてみると、「違います」と返事がありました。
では、あなたは△△(旧姓)みつこさんですか?」と聞くと、何と「そうです」と答えたのです。

何歳ですか?」って聞いてみればよかったな。
催眠療法みたいなので、みつこさんの深層心理を探ってみたい。
今、どんな世界を生きているのだろう。
ほんとうに、新たな世界を生きなおしているのだったら、私は身を引いてもちっとも構わない。
ただ、タイムマシンに乗って逆走しただけならば、浦島太郎さんより辛いかもしれない。
どっちなんだろうね、みつこさん。

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【みつこさんの様子は、その時々で、かなり違いがあります】

みつこさんのハリ治療付き添いで、訪問しました。
昨日とは打って変わってご機嫌悪しでした。
そんな日は傾眠も強く、声を掛けると目は開きますが、すぐに眠ってしまいます。左へ左へと体は傾き、ほとんど眠っています。

でも、最近はネット友に教えてもらったように、眠っていても散歩に連れ出したり、これ幸いとデルタレゾナンス*を聴いてもらったりしています。(今日のブログの最後に注釈をつけました)
イヤホン挿入
画像:1昨日の画像ですが、耳にイヤホンを入れています

ハリの先生がいらっしゃったので、「腫瘍が転移しているかもしれないのですが、ハリで何かいいことできないでしょうか?」と相談してみると

もちろんできるよ。いつもやってるけどね。副腎皮質ホルモンがよくでるようにツボを刺激するの。意識してもっとやってみようか。」と何やら力強いお言葉なので、

では、そういう方向でお願いします。」と、密室のお約束をしました。

傾眠が強いため、ちらちらと目は開くけれど、抵抗するようなことはありません。最近ほとんどハリ治療への抵抗はありません。車イス上で体位を変更しない方法をみつけたので、そのためだと思います。

ハリの先生もデルタレゾナンスに興味を示して下さって、「ちょっと聴かせて」とおっしゃるので、聴いてもらいました。感想は、「全然邪魔にならない音なんだね。」と言うことでした。

さて、先生が帰られた後で、社長の車イスから、みつこさんの専用の普通の車イスに乗り換えます。これを最初は介護士さんにお願いしていたのですが、何とかみつこさんとふたりで奮闘してみようと思って、最近は私がしています。

まずは、社長の車イスから降りてもらう、その次に車イスを指示して、そちらへ移動するということを理解してもらう、それで自分で動くのを手伝うという順序なんですが、まず降りるところで、うまく降りられなくてイヤになって、後戻りしてしまいました。

そこで諦めず、再度チャレンジして、ややひっぱりぎみにしたところで、気分を害しましまた。それでも何とか汗かきながら降りてもらって、車イスの手をつかんでもらったけれど、くるっと向きをうまく変えれず、車イスの手の上にお尻が乗っかる形になり、それを無理やり押し込んだので、みつこさんはふーふー言ってしまいました。

ゆがんで座ってしまったので、後ろにまわって、抱きかかえるように体の位置を直しました。前に回って「ごめんね」と言うと、何かみつこ語で、一杯文句を言った後、ぽかぽかと私の顔をたたきました。

この時には、ぽかぽか叩くなんて、久しくなかったので、相当興奮しているのかしらと思ったけれど、今になれば、このくらいなんてことはないさーーっと思えてきます。何だか可笑しくて、可愛い訳です。それにしても、今日は笑顔がなかったね。

やはり、みつこさんのGAちょうどよいところバロメーターは、「笑顔」です。
多少怒ったとしても、「笑顔」が消えなければ、大丈夫。
でも、笑顔が見れなくなったら、それはやり過ぎかもしれません。

今日みたいな日が、しばしばあらわれるようなら、それはもう限度を超えているということだと解釈したいと思います。

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*(注): デルタレゾナンス
 
最新脳科学に基づく 不安解消法
脳を特殊サウンド技術により直接刺激するもの
脳卒中後のリハビリを加速する


という説明がされています。イヤホンを通じて右耳と左耳から波長の異なる音波を聴き、脳の中でmixされることで、特殊なうねりの音が発生するというものです。認知症に効果があるというものではありませんが、私の独断でみつこさんに試してみようと思って、始めました。

副作用があるとは考えられない(あるとしたら、眠り過ぎるかもしれない)ので、失うもののないみつこさんには何でもやってみたいという一念からです。

効果が感じられれば、ご報告します。

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パンドラ

Author:パンドラ
2009.10 笑顔のみつこさん
このブログは、ピック病のみつこさん(継母)が特養に入所した'07年10月から始めました。レビーmixのよしおさんは'07年11月から認知症の治療を始めることが可能となり、医療を通じて、ふたりをみることができるようになりました。ふたりの改善の記録とその後の看病、看取り、3回忌法要までを綴りました。

(NEW)2000~2007に、みつこさんが適切な診断と治療を受けていないことに、私は何故気付けなかったのかを考えてみたい、そのことが今困っていらっしゃる方の助けとなることを願って、ブログを再開します。
(2015年2月)

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「両親の改善報告」
「患者家族としての気持ちの変化」
2009.5~6 報告

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