2017 / 10
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今日は午前に点滴、午後にマッサージというみつこさんにとってもちょっとハードな日です。マッサージはみつこさんにとって、それが気持ちがよいと感じる限り続けていきたいと思っています。ハードというのは、食事の時間がなくなってしまうことです。でも食事はずれて食べさせてもらえると思うので、どうしても必要なものから優先ということで、点滴、マッサージ、食事という順番になります。

さて、点滴が入ってから、3時間ちょっとはベッドで横になることになります。今日は割と目覚めていることが多く、目覚めたり眠ったりなのですが、目覚めている時に、わからん語でおしゃべりしてくれました。わからん語の時には私も適当に相槌を打ちながら、うとうとしてしまったりするのですが、今日はそのわからん語の合間にはっきりとした言葉が続きました。

ごめんね



ごめんね



ごめんね



ありがとう

退院以来あまり聞いた事のなかった、みつこさんのはっきりとした言葉です。
今日ははっきりとそこだけが浮き上がったように聞きとれたのです。
みつこさんの精一杯の力を使って、その言葉を伝えてくれたと思うと、胸が熱くなりました。
ごめんねとありがとうがみつこさんの私に対する気持ちの集約だと思うのです。
私こそ、ありがとう」と答えました。きっと通じたと思う。

それから、はっきり理解できなかったけれど、言葉として成り立っていたものとして、
好きだって?」という疑問形なのか、あるいは「好きだった」という肯定形なのかわからないのだけど、そんな言葉をつぶやきました。何が言いたかったのかな?

笑顔も一杯見せてくれたし、嬉しい一日でした。


今日のなんくるカード
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与える

与えることは 受け取ること
与えることは 包まれること
宇宙は いつも 見守っている。

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今日はマッサージの日でした。
有難いことで、久しぶりにみつこさんと先生と私で爆笑大会を開くことができました。

今日の覚醒ぶりはなかなかで、目の光もはっきり、しっかりしていて、マッサージの間中、なかなかの反応がありました。言葉は意味不明のことが多い中で、何故か突然「今、何時?」と聞いたりしました。先生とみつこさんの間で会話にならない九州弁の会話が続き、私たちが笑うとみつこさんも笑って大賑わい。お隣には退院されたばかりの住人さんが休んでいらっしゃるので、少しは遠慮しなくちゃと思うほどでした。

マッサージが終わった後も、まだ眠りに引き込まれてはいなかったので、施設内を散歩しました。ショートの主任さんが話相手になって下さって、「みっちゃんは笑顔が一番だから笑って!」と言って下さって、それに対してちょこっとだけ、えへぇと応えることができました。

もうみつこさんもお終いかなぁと思っていると、こういう日もあるので、一息つかせてもらうことができます。こうして、少しづつ少しづつ、こちら側の私たちを納得させながら、あっち側へ歩いていくのでしょう。

今日は午前中にジョクソウの診察に連れて行ってもらっていまして、その報告を看護師さんから伺いました。悪かった右の方は本当に後一息(5mm)まで回復しているそうです。左側の良くなっていた方は、難しいもので、治ったばかりの薄い皮膚がオムツですれて、また破れてきたようです。治ってもしばらくはフィルムで保護しようということになったようです。全体的には栄養状態も保たれて、治りはとても速いそうです。

管理栄養士さんからも報告があり、お昼にはたくさんの高カロリー食が食べられ、飲み物も自力でカップを持ってごくごくと飲めたそうです。フェルガード類の量と時間の配分と、食事の工夫がうまくかみ合ってきているように感じます。

施設の中だけでも、いろいろな人がみつこさんを最適の状態に保つことに誠意を尽くして下さって、温かい気が充満しているというような充足感を感じます。


今日のなんくるカード
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ゆんたく

おしゃべりしましょ 語りましょ
ゆんたく ユイユイ ゆかいだな
心も軽く 大きな和(おきなわ)

みつこさんが子供時代に帰っているということを再三書いてきましたが、今日はそれよりもむしろ、「あちらの世界と交信しているのではないか?」という気がしてきました。
もちろん、それは、私の心の中の遊びの部分みたいなもので、みつこさんを観察しながらいろいろ想像してみているからです。何しろみつこさんは、現世の人には誰にもわからない世界を歩いているのですから、どんなふうにでも想像することができます。

みつこさんの話の中で、一番よく登場するのが、○かちゃんというみつこさんの姉です。○かちゃんはみつこさんの兄弟姉妹の中で、一番の仲良しでした。私にとっては伯母である彼女は、17年ほどまえに白血病で亡くなっています。○かちゃんの死から、みつこさんは精神的にバランスを崩したのではないかと叔父が言っていたほどです。当時は叔父の話を私は受け付けませんでしたが、今はそうかもしれないと思っています。あまりにもショックの大きいことで、精神のバランスを崩すということは有り得ることですから。

みつこさんが「○かちゃんはどこへ行った?」というような話をすることがとても多いので、みつこさんは○かちゃんや、他の兄弟姉妹と一緒に過ごしていた子供時代に居るのかなと想像していたのですが、、、、そうではなくて、今、○かちゃんがみつこさんの元へ訪ねてきているのかもしれないと想像したのです。

そうであっても、みつこさんには、もうしばらくは可愛い笑顔を見せていて欲しいので、あちらへ連れて行くのはもう少し待っていて欲しいと思います。

この頃、「顔つきの変化」と、「会話の成立」という変化がたまに見られ、改善していると感じられることがあります。今日も私とこんな会話がありました。



眠っていたので、揺すり起こすと目を開きました。そして私の顔を見て、

み「誰?」(『見覚えがあるけれど、誰なの?』という感じです。
み「○かちゃん???」と半分嬉しそう。
 
み「まさかね!」←ほんとうにそう言いました。私はひっくり返りそうになりましたよ。
と、言うことは、○かちゃんは現実のこの世にはいないことがわかっているということになります。

そして、↓これが、今日の画像です。笑顔の瞬間ではないのですが、顔つきが家族の欲目かもしれないけれど、呆けていない顔になっています。

mitsuko091029

【タイムマシンに乗ったみつこさん】

みつこさんの記憶の中で、よしおさんとの生活、私との暮らしがゴボッと抜けてしまってから久しくなります。

母じゃなくなった日」 2006年3月20日


アイデンティティの喪失」 2006年3月13日


あの頃は想像すらできなかった3年半先が今です。
今のみつこさんは、時々兄弟姉妹の名前を口にします。3年前にすでに、私の存在は無くなっていました。顔は見知った人であったけど、当時からヘルパーさんのように感じていたみたいです。

今も私のことは介護士さんのひとりかもしれません。「それにしてもあまり働かない人だなぁ~」って思っているかしら。

昨日会った時、うにゅうにゅと、○○ちゃん、らしきことを言ってくれたので、「私は誰?」と聞いてみました。でも、質問の意味がわかってもらえませんでした。

では、「あなたは誰?」と聞くと、「わからない」みたいなことを言ったので、
あなたは○○(今の姓)みつこさんですか?」と聞いてみると、「違います」と返事がありました。
では、あなたは△△(旧姓)みつこさんですか?」と聞くと、何と「そうです」と答えたのです。

何歳ですか?」って聞いてみればよかったな。
催眠療法みたいなので、みつこさんの深層心理を探ってみたい。
今、どんな世界を生きているのだろう。
ほんとうに、新たな世界を生きなおしているのだったら、私は身を引いてもちっとも構わない。
ただ、タイムマシンに乗って逆走しただけならば、浦島太郎さんより辛いかもしれない。
どっちなんだろうね、みつこさん。

いろいろとおしゃべりはしてくれるものの、語彙はぐっと少なくなってしまったみつこさんですが、その中でもみつこさんが良く使う言葉に「上等」という語彙があります。

みつこさんにとっての、「上等」とは、質の良いもの、きれいなもの、賢い、すてき、可愛い・・・など、良い物の総称であるようです。この「上等」という言葉は、みつこさんが認知症になる以前から好んで使っていた言葉なんです。

辞書を見ますと、上等とは上の等級、もっともよいこと、またはそのもの、とあります。みつこさんが後者の意味で使っていることは明らかです。施設に入ってから、この言葉を聞いたのをはっきり覚えているのは、昨年、みつこさんの浴衣を持って行って見せた時と、そして、今日です。

今日もみつこさんの写真を撮っていたら、怪訝そうに見るので、「これはカメラよ。写真を撮らせてもらっているのよ。」と説明しながら、「ほらねっ」って映っている写真を見せて1枚づつ説明していました。犬の友ちゃんの写真を見せた時・・・出ました「上等」って。
tomo09093

友ちゃんは、日本犬mixで、上等と言われる上の等級のわんこではありませんが、みつこさんが使った上等は可愛いという意味でもなく、以前にみつこさんが飼っていたわんこと似たところがあって、みつこさんにとっての好ましい感じがしたのだと思います。

みつこさんとよく話をして、眠っている語彙を引き出すとか、少なくとも語彙が減らないように食い止めるとか、言葉がなくなるのを少しでも遅らせるとかが家族にしかできないことではないかと思っています。

今日写真に収めたみつこさんの表情は、また穏やかな笑顔に戻っていました。

mitsuko09093

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パンドラ

Author:パンドラ
2009.10 笑顔のみつこさん
このブログは、ピック病のみつこさん(継母)が特養に入所した'07年10月から始めました。レビーmixのよしおさんは'07年11月から認知症の治療を始めることが可能となり、医療を通じて、ふたりをみることができるようになりました。ふたりの改善の記録とその後の看病、看取り、3回忌法要までを綴りました。

(NEW)2000~2007に、みつこさんが適切な診断と治療を受けていないことに、私は何故気付けなかったのかを考えてみたい、そのことが今困っていらっしゃる方の助けとなることを願って、ブログを再開します。
(2015年2月)

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「両親の改善報告」
「患者家族としての気持ちの変化」
2009.5~6 報告

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