2017 / 05
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今日の昼食介助を申し出てありましたが、病院へ着いた時にはすでに介助が始まっていました。「水分6口召しあがっただけで、要らないと言われたので、ストップしたところです。」と看護師さんがおっしゃったので、その後を引き継ぐことにしました。

みつこさんは目を閉じて、浅く眠っているというか、ちょっと拒否しているふうでした。爆睡ではないので、ふと目を開いた瞬間に繰り返し、「一口食べる?」っというのを繰り返していると、何回かは口を開いてくれました。やはり私だと安心するようなところはあるようです。そんなこんなで、20分くらいで、ヨーグルト10口ほどいけました。これからはきっとこれが私のお役目になることでしょう。

食事の後は、点滴漏れしていたので、入れ直し、オムツ交換、体位交換とみつこさんにとってはイヤな事が続きました。点滴は痛い時には顔をしかめますが、それほどの抵抗はありません。足の微妙なところへ入れるので、足が動かないように、手を動かさないように押さえているのが私の役目です。

手を握っていた私の顔をみつこさんがじっと笑顔で見ていたのでしょう。ぞくぞく点滴入れ助っ人で現れた看護師さんたちが「みつこさんの笑顔始めて見た。」とか「やっぱり娘さんだと反応が違うね、顔を追ってるもの。」とか口々に感想を述べてくださいました。そういう意味では慣れた施設へ戻ると反応がよくなる可能性はあるかもしれないとはかない期待をしています。

今日もみつこさんは、私の顔をじっとのぞき込んで、「ごめんね」っと言ってくれました。言葉を失ったみつこさんの「ごめんね」には万感の想いが潜んでいるのだと思います。

明日の退院に備えて、排便も済ませて帰れるように、座薬挿入もされました。癌を刺激しないようにやさし~くなんだそうです。薬は飲めないので、下剤が使えないからでしょう。

今日で入院28日目。明日は退院です。


今日のなんくるカード
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ひらめく きらめく

直感 大切 大事だよ
魂からの 直通電話
直感 信じて GO GO
GO!
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施設の方ではみつこさん受け入れの準備が始まっています。
部屋を病院の個室のような感じに配置換えして、ベッド両面どちらからでも介助でき、かつ車イスがベッドサイドにつけられるようにしたいので、必要ない荷物は片付けて欲しいと頼まれていましたので、みつこさんの面会をチラッとした後、施設へ向かいました。

火曜日に戻りますので、よろしくお願いします」と挨拶すると、「みんな待っています」と温かい言葉をかけて下さいました。

お部屋に行ってみると、すでにベッドを移動し、両面にベッド柵をつけ、家具(?)類も移動して下さっていました。みつこさんが入所して間もなく3年になります。3年の間に少しづつ持ち込んだ荷物が増えています。もう今は用無しになった外ばき用の靴とか、ステッキとか、外泊用の旅行鞄とか、外出用のコートとか・・・。ちょっぴり感慨にふけりつつ片づけました。ファンシーケースも折りたたんで撤去することにしました。床の絨毯も立ち上がり時の転倒した時の怪我防止でしたが、それも必要なくなりました。

そんなことをしていると、お隣の部屋の住人さんがそっとのぞき込んで、「いつお帰りになるの?」っと聞いてくださいました。お隣の旧住人さんは春にお亡くなりになったのでした、その後に入所された方です。「来週の火曜日だ」と答えると、「隣なのでどうぞよろしく」と本人さんがおっしゃって下さいました。ここに入所されている方のおひとりづつにそれぞれの人生のドラマが存在することでしょう。みつこさんとは比べ物にならないくらいしっかりされている、その方にはどんなドラマがあるのでしょうか。

片付けたものを台車を借りて下へ下ろしたりしていると、何だか最終的にここを離れる時をシミレーションしているような複雑な心境になりました。今はまだその時ではないから、これから新たな第一歩と思おうと思います。

明日は病院の荷物を要るものを残して施設へ移そうと思います。それから差し入れ用のヨーグルトとかOS-1ゼリーとかも持ち込もうと思います。無事に帰ってこれますように。


今日のなんくるカード
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わくわくチムドンドン

わくわく ドンドン チムドンドン
感動 ドンドン ふくらむさぁ
夢も ドンドン ひろがるさぁ


   *チムドンドン:心がドキドキすること

みつこさんのお部屋に入っていくと、ふたつのメモが貼ってありました。
ひとつは看護師長さんからで、訪問看護ステーションとの面会の日時を決めたいので連絡を下さいというもの。もうひとつは訪問看護ステーションの所長さんからで、約束の時間に来れずごめんなさい、少し待っていて下さいと言うものでした。

???となりましたが、看護師長さんのお話では、訪看の所長は急用ででているけど、もうじきもどるので、今日、訪看ステーションとの契約をして下さいと言う事で、急遽施設へも同席してくれるように電話を入れてくれました。

ところが、訪看所長さんは戻られるのと同時に、また急患で呼ばれてしまったので、また退院後に施設でお会いしますと言い残して、飛んで行ってしまわれました。入れ違いに連絡を受けた施設看護師T2さんが息せき切って駆けつけてくれました。

施設看護師さんが中止の連絡が行く前に病院へ来てしまって下さったおかげで、どたばたしている退院に向けての準備がどのように進んでいるのかを再確認することができ、私の誤解していた部分も氷解して、みつこさんは温かく施設へ迎えられるということも確信できました。

治療できない病気を持っていて、かつ、食事が思うように進まない状況で退院して施設へ戻ることに対して、施設側としては、最低限、訪問看護(訪問診療を含む)の導入と施設での看とり対応を採り入れて退院して欲しいと望んでいました。

具体的にはどういう事かと言うと、訪看さんの導入により夜間施設看護師の不在時も看護体制にあるということと、看とり対応であると急変時に提携病院への受診や入院が適いやすいということらしいです。

今日の話しでも、まだわからない部分は多いのですが、施設側が不安に思っていた事の輪郭はおぼろげにわかってきました。「みつこさんのことをお荷物だと思われているのだろうか」なんて勘ぐって、申し訳なかったと反省しています。

話は退院後の具体的な話しに移り、体がどちら向きになっていても食事介助ができるようにベッドの位置を変えること、ベッドを居室の真ん中に置いても車イスが入れるように荷物を整理することなども検討してもらいました。「介護士さんたちもみんなみつこさんを心配して待っていますから」と付け加えて下さいました。

考えてみると、みつこさんは今回とってもラッキーな道を歩いています。
まず、時間外急患で運んで、そのまま入院できたこと、入院中に癌を見つけてもらったこと、命に限りがあることはわかったけれど、恐らく慣れた施設で最期まで穏やかに過ごせそうであること、訪問看護に来て下さる訪看ステーションは、在宅時にお世話になった訪看ステーションで、3年前に大暴れしていたみつこさんを覚えていて下さること。

ホスピスという道を選ぶことになったとしても、ホスピスも提携病院の関連施設で、すぐ隣に位置していて、まったく別の病院というわけではないこと、どれもこれもラッキーなことばかりです。

安心できる退院への道を開いて下さった施設と、それを受け入れて下さった主治医の先生に感謝しなくてはいけません。


今日のなんくるカード
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ゆんたく

おしゃべりしましょ 語りましょ
ゆんたく ユイユイ ゆかいだな
心も軽く 大きな和(おきなわ)


   *ゆんたく:おしゃべり

今日も昨日に続き12時半まで食事をとっておいてもらって昼食介助にでかけました。ちょうど眠り込んだ時だったようです。最初の1時間はほとんど食べることができず水分ゼリー一口、プリン一口というものでした。ベッドを起こした状態で眠っているのも辛そうなので、一旦ベッドを戻しました。看護師さんによれば、とっておくのもせいぜい2時間ということなので、11時半に出された食事をぎりぎりあと30分だけ待ってもらうことにしました。

運よく諦めかけたぎりぎりのところで目を開いてくれました。「食べる?」って聞くと、「わからん」と答えていましたが、プリンを口に運ぶと、半分くらいまで食べることができました。とろみ付きのお茶もごっくんとできました。

昨日の回診の時に言語療法士さんも一緒に来て下さって、アイスマッサージも有効、嚥下は悪くないとおっしゃって下さいました。飲み込めるのだけど、食べる意欲がなくなってしまったのね。

退院後の食事については、管理栄養士さんと施設看護師さんで検討下さって、まずは食事はなしでオプションだけでいくことになりました。そうすれば時間に関係なく、食べれる時に食べることができます。ただし人手があるかどうかは別ですが、昼夜関係なく目が開いていたら一口という対応をして頂けるようです。私も訪ねて行っている間は食べ物片手という生活になりそうです。

と言っても、食べたくないのに、口に押し込むのはよそうと思います。今のみつこさんは動物的本能で自分の体調を知っていると思うのです。「食べたくない」と言うのは、その時にはいわば生を拒否しているのだと思います。上手に「食べたくない」ことはない時をみつけていこうと思っています。


今日のなんくるカード
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ありがとう

ありがとう アリガトウ
有難う サンキュー
胸から あふれて ニフェーデービル。


   *ニフェーデービル:ありがとう

みつこさんの退院は来週の火曜日と決まりました。
ぎりぎり退院する日まで点滴を入れてもらい、点滴をつけて退院ということになりました。

今日は昼食介助に出かけたのですが、病院の階段を上がるとちょうど主治医と施設看護師さんがお話中でした。

みつこさんの退院に際しての施設側の意見は一昨日の施設看護師T1さんのお話ですと、一応先生のおっしゃるとおりにひとまず帰るということでした。やってみなければわからないし、癌も年齢からいけば進行は遅いかもしれないからということでした。

ところが、今日の施設看護師T2さんに後からお聞きしたところによると、また一回転して、できれば最初から訪問診療、訪問看護をつけて欲しいということになっていました。施設の要望を先生に伝え、先生からは家族が望むならばそうして良いという答えを受けたようでした。そんな話をみつこさんのベッドサイドでしているところへ、病院の看護師長さんが現れ、訪問診療、訪問看護のお話を切り出されました。

看護師長さんの話された要点は2つでした。ひとつは訪問看護が現在24時間対応なのが、10月から夜間対応なしに変わること、ふたつめは、家族が訪問診療、看護を受け入れるかどうかによって、施設での受け入れ態勢が変わるということでした。

施設では夜間看護師不在のため、みつこさんが病気がわかってしまった今、何の手だてもなく施設へ戻ることには非情な不安があると言われました。仮に退院した夜に何か起きないとも限らない。その場合にどう対応するのか?今回は提携病院に運よく入院できたけれど、そうできるとは限らない。たまたま満床で断られることもあり、その場合には救急車で他病院へ搬送されることになる。

訪問診療、看護が契約してあれば、訪問看護師に連絡をとり、主治医の指示を受けることができるので、不安に感じることがひとつなくなる。週2回は必要になる通院も必要なくなるので本人の身体的負担も減る、ということで、最初に施設看護師T1さんがおっしゃったことと同じです。

私に異論があるはずはありませんので、退院前に契約をすることになりました。

しかし、10月から24時間対応ではなくなるということが新たな問題です。
もうひとつ施設看護師さんから出たお話は、やはりホスピスへの移動ということです。
疼痛管理などは、ホスピスのようにはできない。完璧な対応を望むのならばホスピスということでした。

このことも退院して少し様子をみたら、考えないといけないことです。みつこさんが残された日々をどう過ごしていけるかは、すべて私の肩にかかっています。しっかりしないと私。

今日のこういったやりとりはみつこさんのベッドサイドで行われました。みつこさんはきっと心の耳で聞いていたことでしょう。私の目をじっと見て、「うん、うん、」と言うように何度も頷いていました。


今日のなんくるカード
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マブイ

すべての中に マブイ
ハートの奥に マブイ
マブイ感じて いのちはひとつ。


   *マブイ:魂
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パンドラ

Author:パンドラ
2009.10 笑顔のみつこさん
このブログは、ピック病のみつこさん(継母)が特養に入所した'07年10月から始めました。レビーmixのよしおさんは'07年11月から認知症の治療を始めることが可能となり、医療を通じて、ふたりをみることができるようになりました。ふたりの改善の記録とその後の看病、看取り、3回忌法要までを綴りました。

(NEW)2000~2007に、みつこさんが適切な診断と治療を受けていないことに、私は何故気付けなかったのかを考えてみたい、そのことが今困っていらっしゃる方の助けとなることを願って、ブログを再開します。
(2015年2月)

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「両親の改善報告」
「患者家族としての気持ちの変化」
2009.5~6 報告

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