パンドラのつぶや記(認知症の両親の介護+治療日記)

86歳の現役ケアマネさん

長久手南クリニックでの河野先生が講師での最後の勉強会の時に、河野先生からお話のあったケアマネさんです。

愛知県大府市(共和病院のある市)に在住の方です。
認知症を学ぶ会の認知症関連記事のところでも紹介されていましたが、先日中日新聞の記事にもなっていましたので、ご紹介します。
86歳のケアマネさん

記事にも紹介されていますが、もともとは学校の先生で、定年退職後にNPO法人でボランティアヘルパーを始め、後にヘルパー資格を取って、老人のために働いて下さっていましたが、一念発起して、82歳の時、2度目の挑戦でケアマネ資格を取得されたそうです。以来現役のケアマネとして働いていらっしゃいます。
現在もグループホームへほぼ毎日通い、同じ年代の入所者さんたちのお話相手になっていらっしゃるそうです。

うーーーん、すごい。
私の親の年代の方ですもの。
自分が介護される側になったら・・・なんてことを考えている自分が恥ずかしくなりました。
最後まで支援を送る方でいなくてはいけないという気概を持たなくてはいけないと感じました。

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みつこさんのガーデンアンゼリカ(6月の生活記録から)

【6月の生活記録から】

みつこさんの日常の様子を知るため、介護士さんたちが日々の記録をつけて下さっている「生活記録」のコピーを過去1ヵ月分づつ頂くことにしています。

今日ハリ治療の付添で行くと、6月分の記録を頂くことができました。

その内容の前に、まずは今日の様子ですが、今日も覚醒していました。
リクライニング車いすに乗り、お部屋に行って待機していると、ほどなく先生がいらっしゃいました。

私が感じる最近の変化はよく話すようになったということです。今日もいろいろ話していました。
そして、先生が入ってみえると、「先生!」とはっきりと呼びかけていました。ハリの先生と知ってのことではなさそうで、女学校なのか、小学校なのか、自分が学校へ行っていた頃の実体験が蘇っている状態のようでした。話している言葉も意味不明語ではなく、はっきりとした言葉です。ただし内容は不明です。

こういう調子ならば、みつこさんは不幸せには見えません。独自の世界の中で、身の周りのお世話はされながらも、幸せに生きている感じがします。
そう言えば、今日はみつこさんの母親の写真を見せると、「きれいな人だね。誰?」と言いました。
みつこさんのお母ちゃんでしょ?」と言うと、
あっ、そうね。」と、わかっていないお返事でした。
しかし、今まで出てこなかった「言葉」が出てきているのは、すごく感じます。
GAが効いてきています。

さて、家に戻って、「6月の生活記録」を読み返してみました。
6月から2段階で、GAを増量しています。
傾眠はごく最近は多少改善していると感じます。これまでも、傾眠が強くて食事がとれなかった時にはエンシュアリキッドを飲ませてもらって、必要カロリーは摂れるように対応してもらっていますので、心配ないことはわかります。嚥下は問題はありません。

そして、「これは?!」と感じたのが、
・言葉がわからなくて、指示に従ってもらえない。
・トイレ介助、入浴介助に抵抗がある(時がある)。
・機嫌がコロコロ変わる。
という記述がたびたび見られたことです。

言葉がわからないというのは、認知症の進行なので、おそらくこれは解消されつつあります。
介助抵抗、機嫌が変化するというのについては、GAの副作用とも思えることだと思うのですが、言葉がはっきりしてきていることと裏腹と言えます。

ということは、GAの増量もこのあたりが限度なのでしょうか。現在GA140mg/日です。
介護士さんの証言で、「GAを増やした時には一時的に興奮しているように見えることがあるけど、時間が経つと慣れるような気がする。」というのがありましたが、そうすると、もう少しはいけるかもしれません。180mgまでは試してみたい気がしています。それは私の気持ちでしかありませんので、そう決定することはできませんが・・・。

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よしおさんのガーデンアンゼリカ

ちょっぴり(10mgほど)増やしてみようかと思います。

30mgがぴったり・・と言ったのはいつのことだったでしょうか。
そんなに昔のことではないのですが・・。

穏やかですね。30mgだと危なっかしい感じは全くありません。
ところが、認知症の中核症状が進行している感じがあります。
直前の言動が思い出せません。あまりにも、今のことが。

よしおさんは在宅ですし、誰に気兼ねなく、パンドラ責任で試してみることは可能ですから、できることは何でもやってみようと思っています。
本当は、アルツハイマーなのにアリセプトを全然入れてないのですから、少量アリセプトにトライした方がいいのかもしれないのですが、何せ、過敏な人なので、また、胸がドキドキなんて言われると辛いし、まずはGA増量で行きましょう。それもほんの少々。

と言うことで、現在フェルガード100Mハーフタイプ3包/日ですが、このうち1包を100Mに変更してみます。それでフェルラ酸は300mgのままで、GAだけ40mgです。

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みつこさん今日は良好

今日も午後にみつこさんを訪問しました。
今日もまた、カウンターで伏せていましたが・・・
今日はいつもと違って、ちょっと揺すると「なんねっ」と怖い顔で目を開いて、私の顔を怪訝そうにみて、それから笑顔になって、それから、ずっと目を開いていてくれました。
何だかとってもよく話して、話の内容は子供の頃のことらしい。みつこさん自体が子供の頃の世界にいるのです。一体、私は誰なのでしょう?
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せっかく目を開いていてくれるので、喫茶室へ繰り出しました。車イスへの移動もスムースにできました。持参したお菓子も「甘いね。」「美味しいね。」と口に運んでくれました。
手と手
おやつを食べた後に、こおろぎの絵本があったので、それを一緒にパラパラと最後まで読みました。最後のページになると、どこからか携帯の着信音が聞こえてきました。
えっ、何だろう、私の携帯とは違うわ。」なんて、思っていたら、それは・・・絵本から流れるコオロギの鳴き声でした!みつこさんも一緒に耳を澄ましていましたよ。

さて、おやつの時間なので、ユニットに戻ると、みつこさんの隣に座っていた9○才のいつものおばあさまが、何やらおやつの説明をしています。
外側はパリパリだけど、中は柔らかくて美味しいよ。」と最初はよかったのですが、どんどんしゃべって、どんどんエスカレートする感じで、面白く受け答えていたら、突然「あなた、いい加減なことを言ってはいけませんよ!」と叱られてしまいました。

すると、カウンター前で洗い物をしていた介護士さんが、「みつこさんの顔が険しくなってきた・・」と、さっとそのおばあさまを別席へ誘導していって下さいました。件のおばあさまは、やはり陽性症状があるようで、夜になるとせん妄が出て、別人とのことでした。

みつこさんは今でも、攻撃的な人と目があうと、やはりダメなようです。(自分も攻撃的になる)
介護士さんたちの配慮があって、成り立っているのが、よくわかりました。

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「ドクターコウノ認知症勉強会in名古屋」での報告(1/3)

【ドクターコウノ認知症勉強会in名古屋】での報告(1/3)


平成21年6月27日(土)
ピック病と認知症専門クリニックの未来」と題する、河野先生のセミナーが名古屋で開かれました。

このセミナーの最後に、タイトルと同じピック病の患者を抱える家族として、
管理人パンドラは両親の「改善報告」をさせて頂く機会を頂きました。(主治医の先生の解説も頂きました)
そして、「改善報告」だけでなく、更に、両親を看てきてパンドラが今一番感じていること、皆さんにお伝えしたいことも述べさせて頂く事ができました。

  《改善報告》
  経過報告とCT画像の解説
  《改善の後の介護者である私の心の変化》

という流れでした。

こういう機会を与えて下さった河野先生と、快くご協力下さった岩田先生に感謝し、ここに全文を掲載させて頂きます。ひとりでも多くの方の目に触れ、何かのお役に立つことを願っています。
たいへん長くなりますので、の2回に分けて掲載させて頂きます。


尚、原文は「ドクターコウノ認知症勉強会in京都(2009年5月31日)」の為に用意した元原稿をもとに、kuririnさん他の皆さんで原稿を推敲して下さいました。それに、更に加筆訂正を加えたものです。

京都セミナーにおきましては、
はセミナーを企画された「薔薇と宝塚とキラキラが好き」の管理人kuririnさんのご報告。は河野先生が解説して下さいました。

名古屋セミナーにおきましては、
は患者家族パンドラの報告、は主治医の岩田先生が解説して下さいました。

パンドラは皆さまの前で報告するのは素人ですので、ドキドキでしたが、kuririnさんが優しくフォローして下さって、何とか想いが伝えられたように思いました。

では、
 改善報告
 改善して後の介護者である私の心の変化
を、2回に分けて掲載させて頂きます。

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